金脈を掘りあてた男女と2人と行動を共にすることになった男の関係を描く、製作ハル・B・ウォリス、監督ウィリアム・ディターレ、主演アラン・ラッド、リザベス・スコット、アーサー・ケネディ、ジョン・アイアランド他共演の西部劇。 |
・西部劇
■ スタッフ キャスト ■
監督:ウィリアム・ディターレ
製作:ハル・B・ウォリス
原作
ジョージ・F・スレヴィン
ジョージ・W・ジョージ
脚本
ジョン・メレディス・ルーカス
ジョージ・W・ジョージ
ジョージ・F・スレヴィン
撮影:チャールズ・ラング
編集:ワーレン・ロー
音楽:フランツ・ワックスマン
出演
ブレット・シャーウッド大尉:アラン・ラッド
クリス:リザベス・スコット
レーン・ウォルドロン:アーサー・ケネディ
ウィリアム・クァントリル将軍:ジョン・アイアランド
スキー軍曹:ジェフ・コーリー
テリー医師:ジェームズ・ベル
ランドール軍曹:バート・フリード
ベンジー:ウォルター・サンデ
ディクソン:ネヴィル・ブランド
モーガン:カールトン・ヤング
ロバーツ保安官:フランシス・マクドナルド(クレジットなし)
アメリカ 映画
配給 パラマウント・ピクチャーズ
1951年製作 84分
公開
北米:1951年11月
日本:1954年7月13日
■ ストーリー ■
1865年、南北戦争末期、コロラド準州。
鉱物鑑定人が殺され、現場を調べたロバーツ保安官(フランシス・マクドナルド)は、落ちていた薬莢が南軍のものだということを知る。
その場から逃げたのを目撃された元南軍兵のレーン・ウォルドロン(アーサー・ケネディ)が疑われ、男たちは、彼を捕らえて吊るそうとする。
捕らえられたレーンは、金脈を掘り当てて分析を依頼しただけだと言っても信じてもらえずその場で吊るされる。
その時、山の上にいたブレット・シャーウッド(アラン・ラッド)がロープを撃ち、レーンは馬に乗ったまま逃亡する。
レーンに追いついたブレットは、彼の小屋に向かう。
レーンは、落した金を拾っていたブレットからそれを返してもらい、彼の目的が金だと思う。
レーンは、今は金に興味はないと言うブレットを警戒する。
ブレットが元南軍大尉だと知ったレーンは、鑑定人を殺したと思われるブレットを町に連れて行き、自分の無実を証明することを考え、彼に銃を向ける。
銃に弾が入っていないことを知ったレーンは、銃を向けるブレットに縛られる。
翌朝、ブレットは姿を消し、小屋に着いたレーンの恋人クリス(リザベス・スコット)は、縛られていたレーンを助ける。
捜索隊の動きが気になるレーンは、クリスと共に真犯人のブレットを捕えようとするのだが・・・。
■ 解説 評価 感想 ■
製作ハル・B・ウォリス、「ジェニーの肖像」(1948)のウィリアム・ディターレが監督し、主演はアラン・ラッド、リザベス・スコット、アーサー・ケネディ、ジョン・アイアランドなどが共演した作品。
ウィリアム・ディターレは撮影中に病で倒れ、ジョン・ファローがそれを引き継いだものの、クレジットはされていない。
金脈を掘りあてた男女と、2人と行動を共にすることになった男の関係を描く西部劇。
南北戦争末期を舞台に、ある殺人に関わり行動を共にすることになった主人公の3人と、彼らに遭遇した、南軍ゲリラを率いるウィリアム・クァントリルの行動が複雑に絡み合う内容で展開する。
主人公と男女は反発し合うのだが、共に悪人ではない彼らが、協力し合って事態に対処する姿が、緊迫感溢れる映像と共に描かれ、舞台となる渓谷の岩山での攻防は見応えある。
主演のアラン・ラッドは、自分が恨みを果たしたことで同胞を事件に巻き込んでしまう南軍の元大尉を熱演している。
主人公と行動を共にし惹かれ合うようになるリザベス・スコット、彼女の恋人で、無実を証明するために真犯人の主人公と行動を共にするアーサー・ケネディ、南軍ゲリラを率いるウィリアム・クァントリルのジョン・アイアランド、その部下ジェフ・コーリー、医師のジェームズ・ベル、軍曹のバート・フリード、部下のウォルター・サンデ、ネヴィル・ブランド、カールトン・ヤング、保安官のフランシス・マクドナルドなどが共演している。