RED/レッド Red (2010)

フランクを調べていた移動中のクーパーは、電話相手のサラの所在を突き止め身柄を確保しようとする。

自力で拘束を逃れたサラは、警察に連行されそうになるが、現れたフランクに再び連れ去られる。

フランクは追ってきたクーパーの車を銃撃し、彼を罠にかけ警察に包囲させる。

ニューヨーク。
自分を襲った相手が、”ニューヨーク・タイムズ”の女性記者を殺したことをマシスンから聞いていたフランクは、サラと共にチャイナタウンに向かう。

記者の母親から手がかりを得たフランクとサラは、大学の図書館で彼を含めた暗殺者リストを見つける。

パイロットのガブリエル・シンガー(ジェームズ・レマー)だけが生きていることを知ったフランクは、マシスンに連絡を入れるが、彼は殺害された後だった。

バージニア州、マクレーン、CIA本部。
クーパーは、フランクがただの分析官でないことを上司のシンシア・ウィルクス(レベッカ・ピジョン)に報告し、彼女は機密資料を確認するよう指示を出す。

資料保管員のヘンリー(アーネスト・ボーグナイン)に会ったクーパーは、フランクが凄腕の工作員で、”RED”(RetiredExtremely Dangerous：引退した超危険人物)と名付けられた男だということを知る。

クーパーは、フランクと共に働いた者達を徹底的に調べ上げようとする。

フロリダ州、ペンサコラ。
フランクは、かつての同僚で因縁のある、陰謀妄想家のマーヴィン・ボッグス(ジョン・マルコヴィッチ)の元に向かう。

アラバマ州、モービル。
三人はシンガーに会い、女性記者に何を話したかを聞き出そうとするが、CIAらしき男を飛行機に乗せたことを語った後、クーパーの指示により彼は狙撃されてしまう。

三人は攻撃してくる敵を撃退して逃亡し、フランクはロシアの秘密工作員イヴァン・シマノフ(ブライアン・コックス)の元に向かう。

フランクは、CIA本部に侵入するためにシマノフの協力を得ようとする。

サラと共に本部に侵入したフランクは、資料保管室にのヘンリーと再会し、グアテマラのファイルを確認する。

ヘンリーからクーパーが来たことを知らされたフランクは、彼とオフィスで格闘になり、傷つきながらサラを連れその場を逃れる。

そしてフランクは、敵の襲撃を逃れたマシスンが、待ち構えていた車から現れたために驚いてしまう。

クーパーは、無様な姿をウィルクスに避難され、フランク抹殺の任務を遂行するよう命ぜられる。

イギリス・MI6の元諜報員ヴィクトリア(ヘレン・ミレン)のペンション”鷲の巣”で、彼女との再会を喜んだフランクは、撃たれた傷の手当てを受ける。

フランクらは、リストの他に軍需企業のCEOアレクサンダー・ダニング(リチャード・ドレイファス)も命を狙われていることを突き止め、彼に会いに行こうとする。

FBIが監視する中、フランクらチームはダニングの屋敷に向かい彼を拘束し、グアテマラの件を吐かせるため拷問にかけようとする。

ダニングは直ぐに口を割り、当時の将校で現在の副大統領ロバート・スタントン(ジュリアン・マクマホン)が、ある村の人々を虐殺したことを話す。

マシスンは、グアテマラにいた者がリストに乗っている秘密を探ろうとするが、外で動きがあることをヴィクトリアから知らされ、クーパーも現場に到着する。

フランクはクーパーからの電話を受け、副大統領が虐殺を隠蔽するために、自分達を抹殺する指令を出したことを伝える。

建物が包囲されているため、年長で病気のあるマシスンが犠牲になることをフランクに伝える。

フランクとマーヴィンは、クーパーに投降することを告げ、マシスンが撃たれた隙に建物から脱出する。

監視役のヴィクトリアは、フランクにサラが捕まったことを伝え、彼らは現れたシマノフに救われ、その後、ジョーの死を悼む。

フランクは、サラを尋問させるクーパーに、彼の自宅から連絡する。

サラの安全をクーパーに保証させたフランクは、副大統領殺害を予告し、グアテマラのファイルを残す。

サラの協力も得られないクーパーは、フランクが必ず副大統領抹殺を実行すると考え、ウィルクスから、その警護の許可を得る。

シカゴ。
ヴィクトリアとシマノフが、スタントンの大統領候補指名のための基金パーティーに侵入し、かつて愛し合ってた二人はダンスを踊る。

その後、シマノフが騒ぎを起こし、ヴィクトリアとマーヴィンが、避難しようとしたスタントンとシークレット・サービスを攻撃する。

銃撃されたヴィクトリアはボッグスを逃がし、シマノフが現れ彼女を救う。

スタントンはリムジンで避難するが、運転していたフランクに捕らえられる。

フランクはクーパーに連絡し、サラを発電所に連れて来るよう指示する。

ウィルクスがサラを取引場所に連れて来るが、実は虐殺の指示を出だしたダニングがスタントンを銃撃する。

クーパーは、フランクに手錠をかけるが彼に鍵を渡し、裏切り者のウィルクスを射殺する。

フランクはダニングを叩きのめし、サラを解放してクーパーに感謝し、彼は後始末を引き受ける。

ボッグス、ヴィクトリア、シマノフも現れ、フランクは、借りのあるシマノフの核問題を解決するため、モルドヴァに行くことを約束しサラと抱き合う。