レディ・プレイヤー1 Ready Player One (2018)

2040年1月7日にハリデーは亡くなり、彼は生前にメッセージを残した。

発見者に特別なパワーを与える隠しアイテム”イースター・エッグ”を最初に見つけた者がグレガリアスの株5000億ドルを相続し、オアシスを運営する権利も得られるという内容だった。

ハリデーは、アバターのアノラックとして3つの鍵を作った。

3つの試練を乗り越えた者だけが、3つの門に通じる3つの鍵を手に入れることができ、宝を得ることができると語るアノラックは鍵を放つ。

鍵は迷路の中にある秘密の部屋に隠され、ハリデーのイースター・エッグ探しは開始された。

その後5年間、鍵は1つも見つからず、そのランキングは空白のままだった。

第1の試練は見つかり通路が現れ、その試練であるレースを完走できるものは誰もいなかったが、”ガンター”（エッグ・ハンター）として、パーシヴァル、ショウ（フィリップ・チャオ）、ダイトウ（森崎ウィン）、エイチ（リナ・ウェイス）、そして、世界一の企業の座を狙う”IOI”の職員シクサーズらが挑戦を続けた。

IOIには、ハリデーが愛したポップ・カルチャーを研究するチームもあり、シクサーズを指揮するのはCEOのノーラン・ソレント（ベン・メンデルソーン）だった。

”バック・トゥ・ザ・フューチャー”の”デロリアン”に乗ったパーシヴァルはレースに参加し、”AKIRA　金田バイク”のアルテミス（オリヴィア・クック）が気になる。

爆走するパーシヴァルは、ゴール寸前で”キングコング”に進路を塞がれ、それに突っ込もうとしたアルテミスを助ける。

アルテミスのバイクはキングコングに破壊され、パーシヴァルは、友人のハイチが修理できると彼女に伝る。

パーシヴァルとアルテミスは、改造のプロであるハイチの作業場に向かう。

その場にハイチが作った”アイアン・ジャイアント”があったためにアルテミスは驚き、バイクを修理してもらっている間、パーシヴァルと様々な話をする。

修理を終えてバイクを受け取ったアルテミスは、自分はゴールするとパーシヴァルに伝えて姿を消す。

アルテミスに惹かれたことをエイチにからかわれたパーシヴァルは、アリスに呼ばれて帰宅し、勝手にグローブを使ったことを非難される。

翌日、ハリデーのすべてが記録され、考えが探れる”ハリデー・ジャーナルズ（年鑑）”に向かったパーシヴァルは、キュレーターと共に過去の会話を聞き、モローと話すハリデーの言葉をヒントにして、再びレースに挑む。

スタート直後にバックしたパーシヴァルは、妨害されるコースを避けて激走し、見事にゴールする。

アノラックから第1の鍵を受け取ったパーシヴァルは、ヒントも得て1位にランクされる。

今回の件を話し合ったソレントは、債務取締局職員のフナーレ・ザンドー（ハナ・ジョン＝カーメン）に、ガンターの強制徴収任務を任せる。

アバターを全滅させられる爆弾”カタクリスト”や”聖なる手榴弾”などを見て回ったパーシヴァルは、”X1”のブートスーツを手に入れる。

ソレントのアバター、IOI-655321は、ガンターを狙う殺し屋アイロック（T・J・ミラー）に呼ばれ、無敵のシールドを生む天球”オジュウォックの天球”を見せられる。

アイロックを雇ったIOI-655321は、パーシヴァルの抹殺を命ずる。

その後、アルテミスがランキングの2位になり、エイチが3位、ダイトウ、ショウが続き”ハイ5”と呼ばれる。

”作品を嫌う作者　跳ばなかったジャンプ　過去から逃れろ　それで翡翠の鍵られる”というヒントを得たパーシヴァルとアルテミスは、その意味を考える。

ハリデー・ジャーナルズ。
パーシヴァルはアルテミスと共に、オアシス発表前の2025年のハリデーとモローの会話に注目する。

パーシヴァルとアルテミスは、そこにインターンのソレントがいることを知る。

アルテミスは、モローの妻カレン・アンダーウッド（パーディタ・ウィークス）とハリデーがデートしたことを知り驚く。

結婚の何年も前のことであり、その後、カレンが亡くなり、館内のデータの中に二度と名前が出てこないと、パーシヴァルはアルテミスに伝える。

それを否定するキュレーターは、パーシヴァルと賭けをして検索を始めて”カレン”のデータを捜す。

その結果カレンのアバターが”キーラ”だと分かり、パーシヴァルは、辛い思いをしたハリデーが、彼女に関連する会話をこの場以外では消したと考える。

キーラこそ”バラのつぼみ”であり、最大の謎だと考えたパーシヴァルは、賭けに負けたキュレーターから25セントコインを受け取る。

アルテミスから”魅惑の星”に誘われたパーシヴァルは、デートの約束をする。

パーシヴァルは、アルテミスに利用されていると言うエイチの忠告も聞かずに、”バカルー・バンザイ”のコスチュームで魅惑の星に向かう。

その場にいたアイロックは、パーシヴァルとアルテミスを監視する。

ハリデーがキーラを誘うためにオアシスに作った最初のクラブで、パーシヴァルとアルテミスは楽しい時間を過ごす。

パーシヴァルは、現実でアルテミスと会いたいと思うものの幻滅すると言われ、自分の名前を教える。

その会話をアイロックに盗聴されていることも知らずに、パーシヴァルは、本名を口にするべきではないと言うアルテミスに好意を伝える。

そこにIOIシクサーズが乱入し、パーシヴァルとアルテミスは立ち向かう。

時間を30秒前に戻すことができる”ゼメキスのキューブ”を使ったパーシヴァルは、その場から逃げる。

楽しんでいるだけのパーシヴァルを批判したアルテミスは、現実で人々を苦しめているIOIを潰すと言って、父親が徴収センターで死んだことを彼に伝る。

付き合いきれないと言うアルテミスはその場を去り、パーシヴァルは動揺する。

パーシヴァルを逃がしたことをソレントに非難されたアイロックは、IOIの部隊に邪魔されたと反論する。

X1スーツの購入者リストからウェイドの名を検索したアイロックは、正体が分かったことをソレントに伝える。

ソレントは、フレーナにさらなる任務を与える。

ホログラムのパーシヴァルを呼んだソレントは、彼に高額報酬を提示してスカウトしようとする。

それを断られたソレントは、ウェイドの生年月日や住所の情報を伝え、貧しい住民が吹き飛ぶと警告する。

アリスの危険に気づき電話をして家に戻ったウェイドは、目の前でスタックを爆破される。

ハイ5（エイチ、ダイトウ、ショウ、アルテミス）に連絡したウェイドは、何者かに襲われる。

アルテミスだったサマンサ・クックの元に連れて行かれたパーシヴァルは、反乱軍に歓迎される。

顔に大きなアザがあるサマンサに、自分は気にしないと伝えてウェイドは、ヒントが思い浮んだと言って彼女が興奮し始めたために驚く。

”跳ばなかったジャンプ”とはキーラのことで、彼女が原因でハリデーはモローと仲違いし、キスするチャンスも逃したことに気づいたサマンサは、ウェイドと共にオアシスに向かう。

パーシヴァルや仲間たちと共にハリデー・ジャーナルズに向かったアルテミスは、ここが第2の試練だったとキュレーターに伝える。

2025年11月23日から27日に、ハリデーがキーラと観た映画を調べたパーシヴァルは、”作品を嫌う作者”というヒントから”シャイニング”に注目する。

原作者”スティーヴン・キング”が作品を嫌っていたために、それを確信したパーシヴァルは、アルテミスらと共に”シャイニング”の世界に入る。

パーシヴァルらは、いくつもの鍵が登場する映画の舞台”オーバールック・ホテル”でそれを探そうとする。

エイチが、壁にかけられた写真にハリデーと写るキーラを見つけていたため、アルテミスはそれを確認する。

アルテミスは、ハリデーが怖がっていたのは”シャイニング”ではなく、キーラにキスすることで勇気がなかったことだと考える。

ゾンビのパーティーに向かったアルテミスは、キーラと踊ることができる。

現れたアノラックから翡翠の鍵を渡されたアルテミスは、それを使いヒントを得る。

ランキングの1位はアルテミスになり、パーシヴァルが2位だと知ったソレントは、彼がまだ生きていることを知り、フレーナに対処させる。

フレーナは、反乱軍の男を尾行してアジトを突き止める。

ヒントを基に、エッグ探しのポイントは”絆”だと気づいたサマンサは、ハリデーが、オアシスと世界をつないでくれる、後継者を求めていたのではないかと考える。

IOIシクサーズの襲撃を受けたサマンサは、ウェイドを逃がしてオアシスのこと任せ、フレーナに捕らえられる。

徴収センターに拘留し、滞納額と延滞料を完済するまで労働させることを、フレーナはサマンサに伝える。

隠れていたウェイドは、その場に現れたヘレン・ハリスがエイチだと気づき、彼女の郵便車両に向かう。

その中から現れたダイトウだったトシロウが、IOIのドローンを壊す。

”悲劇の扉”は不明だと言うヘレンは車両を出し、ショウだったゾウが現れる。

最後の試練は”Atari 2600”用のゲームで、それをクリアできるものはいなかった。

アイロックが手に入れた”オジュヴォックスの天球”を手にしたIOI-655321は、呪文を唱えることで、強力なシールドを張ることができることを確認する。

現実に戻ったソレントは、ウェイドとトシロウに銃を向けられ、サマンサの居場所とアクセス・コードを教えてしまう。

パーシヴァルは、実はオアシス内だということをソレントに知られないまま、システムにハッキングしポッド内のサマンサを脱出させて、惑星ドゥームに向かおうとする。

トシロウを買収しようとしたソレントは現実でないことに気づき、現実に戻り徴収センターに向かう。

フレーナと共にポッドに向かったソレントは、サマンサがいないことを知り、彼女を捜し出すよう指示する。

ソレントのギアを操作したサマンサは、”オジュヴォックスの天球”のことを知る。

シールドに覆われた最後の試練を前に、パーシヴァルはライブ中継でオアシスを守ることを誓う。

エイチはアイアン・ジャイアントを起動させ、パーシヴァルは、惑星ドゥームに集結するよう皆に伝える。

パーシヴァルの言葉に賛同したアバターは大挙して現れ、IOI-655321は驚く。

アバターの攻撃は始まり、IOIシクサーズに扮したアルテミスがシールドを解除し、激しい戦いが始まる。

パーシヴァルのデロリアンに乗り込んだアルテミスは、1979年に発表された”Atari 2600”のゲーム”アドベンチャー”に、作者ウォーレン・ロビネットがイースター・エッグを初めて隠したことを伝える。

フレーナは、エイチの郵便車両を捜索させる。

”メカゴジラ”を登場させたIOI-655321はそれを操縦し、アイアン・ジャイアントを叩きのめし、ダイトウがガンダムに変身して立ち向かう。

30秒しか戦えないガンダムはダイトウに戻り、メカゴジラに焼き殺される。

アイアン・ジャイアントと共に戦ったアルテミスは、メカゴジラに爆弾を投げ込み爆破する。

現実に戻ったソレントは、サマンサが内部に入り込んでいると考え彼女を捜す。

城に向かう橋が破壊され、アイアン・ジャイアントがその代わりになる。

アイロックに攻撃されたアイアン・ジャイアントは、耐えきれなくなり溶岩に落下する。

様子がおかしいアルテミスに愛を告げたパーシヴァルは。IOIから脱出するよう指示し、リバーサウスで会う約束をして彼女を銃撃する。

サマンサはIOIのビルから脱出し、敵陣を突破したパーシヴァルは試練の場に向かう。

ゲームに勝つのが目的でないことに気づいたパーシヴァルは、”鍵は見えぬよう　迷路の中の秘密の部屋に・・・”というハリデーの言葉を思い出し、部屋を歩き回り見えないドットを探そうとする。

そこにアイロックと共にIOI-655321が現れ、5000万ドルを提示されたパーシヴァルはそれを断る。

IOI-655321は、アイロックの腕に装着されていた”カタクリスト”を起動させようとする。

パーシヴァルと格闘になったIOI-655321はカタクリストを起動させてしまい、アバターは全滅する。

ランキングが消えていることを確認したソレントだったが、パーシヴァルは、ハリデー・ジャーナルズのキュレーターに賭けで勝ち受け取ったエクストラ・ライフ・コインを使って生き延びる。

ランキングの1位に、再びパーシヴァルが表示される。

エイチらは、通りを歩くサマンサを見つけて車両に乗せる。

ウェイドは、撃ったことをサマンサに謝罪する。

フレーナがドローンで車両を尾行していることを知ったソレントは、それを追う。

パーシヴァルの最後の試練の様子が、ライブ配信される。

パーシヴァルは、ゲームに勝つのではなく、うろついて見えないドットを探し、それを拾いイースター・エッグが現れるのを待つ。

ゲームは終了し、現れたアノラックから水晶の鍵を受け取ったパーシヴァルは、3つの鍵を使い宝の部屋に入る。

アノラックから、あとはサインするだけだと言われたパーシヴァルは、現実でフレーナに襲われる。

抵抗したサマンサらは、フレーナを叩きのめして車両から突き落とす。

サインしようとしたパーシヴァルは、モローに株を放棄させたシーンと同じだと気づき、過ちだと思ったハリデーが、それを後悔したことを思い出す。

まだ終わりではなく試されていると考えたパーシヴァルはペンを置き、自分は同じ過ちをしないとアノラックに伝える。

確かめたかっただけだと言うアノラックはハリデーに姿を変え、子供時代の自分と部屋をパーシヴァルに見せる。

押せばオアシスが停止するボタンの説明を始めたハリデーは、ワームソフトがバックアップ・データを消去するとパーシヴァルに伝える。

車両に追いついたソレントは、スタックに追い詰める。

ハリデーは、3つの鍵を集めた褒美として、パーシヴァルにエッグを渡そうとする。

スタックの住人に囲まれたソレントは、何もできなかった。

人生で後悔したことを語ったハリデーは、現実だけがリアルだと言いながら、パーシヴァルにエッグを渡す。

オアシスでエッグを受け取った様子のウェイドに銃を向けたソレントは、駆け付けた警官に逮捕される。

ハリデーに、アバターではなく死んだことを確認したパーシヴァルは、彼から、ゲームで遊んでくれたことを感謝される。

パーシヴァルに別れを告げたハリデーは、少年時代の自分と共にその場を去る。

ゴーグルを外したウェイドはサマンサと見つめ合い、そこにモローが現れる。

モローに待ってもらったウェイドは、自分はハリデーとは違い勇気があると言ってサマンサにキスする。

ウェイドは警官に呼ばれるが、気を利かせたヘレンが対応する。

モローと話したウェイドは、グレガリアスの弁護士を紹介され、サインを求められる。

受け取れる5000億ドルは仲間と分けるつもりのウェイドは、自分たちで運営することをモローに伝える。

パトカーに乗せられたソレントは、フレーナに指示を与えようとするものの殴られる。

モローからコインを渡されたウェイドは、彼がキュレーターだったことを知り、最大の謎はキーラではなく、あなたが”バラのつぼみ”だと伝える。

ウェイドから、ハリデーの最大の後悔は親友と別れたことだと言われたモローは、サマンサらハイ5に挨拶する。

オアシスを受け継いだウェイドは、最初にモローとコンサルタント契約をする。

モローの希望で、報酬は25セントコイン1枚ということにする。

ウェイドは、モローの助言で徴収センターをオアシスから排除し、IOIは全センターを閉鎖した。

少々、不評だったものの、人々が現実の世界を過ごせるように、ウェイドは火曜日と木曜日はオアシスを停止する。

ウェイドはサマンサと暮らし始め、ハリデーが話していたように、リアルな現実を楽しむ。