幼馴染みの2人のパイロットが運命的な出来事により同じ女性を愛してしまうラブ・ストーリーと日本軍による真珠湾攻撃を劇的に描く、製作、監督マイケル・ベイ、ベン・アフレック、ジョシュ・ハートネット、ケイト・ベッキンセイル他豪華スター競演の戦争スペクタクル超大作。 |
■ スタッフ キャスト ■
監督:マイケル・ベイ
製作総指揮
マイク・ステンソン
バリー・ウォルドマン
ランダル・ウォレス
チャド・オーマン
ブルース・ヘンドリックス
製作
ジェリー・ブラッカイマー
マイケル・ベイ
脚本:ランダル・ウォレス
撮影:ジョン・シュワルツマン
編集
クリス・レベンゾン
スティーヴン・ローゼンブラム
マーク・ゴールドブラット
音楽:ハンス・ジマー
出演
レイフ・マコーレー:ベン・アフレック
ダニー・ウォーカー:ジョシュ・ハートネット
イヴリン・ジョンソン:ケイト・ベッキンセイル
ドリス”ドリー”ミラー:キューバ・グッディングJr.
ジミー・ドゥーリトル:アレック・ボールドウィン
フランクリン・D・ルーズベルト大統領:ジョン・ヴォイト
ハズバンド・エドワード・キンメル提督:コルム・フィオール
サーマン大尉:ダン・エイクロイド
アール・シスターン:トム・サイズモア
ベティ・ベイヤー:ジェイミー・キング
ジャクソン少佐:リーランド・オーサー
レッド・ウィンクル:ユエン・ブレムナー
ビリー・トンプソン:ウィリアム・リー・スコット
グーズ・ウッド:マイケル・シャノン
サンドラ:ジェニファー・ガーナー
山本五十六:マコ岩松
源田実:ケイリー=ヒロユキ・タガワ
ジョージ・C・マーシャル:スコット・ウィルソン
チェスター・ウィリアム・ニミッツ提督:グラハム・ベッケル
フランク・ジャック・フレッチャー提督:トーマス・アラナ
マーサ:サラ・ルー
バーバラ:キャサリン・ケルナー
ダニーの父:ウィリアム・フィクトナー
アメリカ 映画
配給 タッチストーン・ピクチャーズ / ブエナビスタ
2001年製作 182分
公開
北米:2001年5月25日
日本:2001年7月14日
製作費 $140,000,000
北米興行収入 $198,539,860
世界 $449,220,950
■ アカデミー賞 ■
第74回アカデミー賞
・受賞
音響編集賞
・ノミネート
録音・視覚効果・歌曲賞
*詳細な内容、結末が記載されています。
■ ストーリー ■
1923年。
テネシーの片田舎で育った幼馴染みのレイフ・マコーレー(ベン・アフレック)と親友ダニー・ウォーカー(ジョシュ・ハートネット)は、いつか大空を飛ぶことを夢見ていた。
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1940年。
第二次大戦下のヨーロッパでは、ヒトラー率いるナチス・ドイツの攻勢が続いていたが、依然アメリカは参戦を拒み続けていた。
1941年1月。
レイフとダニーはアメリカ陸軍航空隊に入隊 し、無謀だが優秀なパイロットとなっていた。
危険な訓練飛行を上官ジミー・ドゥーリトル少佐(アレック・ボールドウィン)から戒められたレイフだったが、飛行技術は買われ、イギリス空軍の” イーグル飛行中隊”の一員として戦地イギリスへ向かうことになる。
レイフやダニーらは、軍のメディカルチェックの際、看護兵イヴリン・ジョンソン(ケイト・ベッキンセイル)に出会う。
...全てを見る(結末あり)
*(簡略ストー リー)
幼馴染みのレイフ・マコーレーとダニー・ウォーカーは、大空を飛ぶことを夢見て成長する。
1940年、第二次大戦下。
ヒトラーのナチス・ドイツの攻勢が続くヨーロッパだったが、アメリカは参戦を拒み続けていた。
共に優秀なパイロットとなっていたレイフとダニーはアメリカ陸軍航空隊に入隊する。
上官ドゥーリトル少佐に、レイフは飛行技術は買われ、イギリス空軍の”イーグル飛行中隊”の一員として戦地イギリスへ向かうことになる。
レイフは、軍のメディカルチェックの際に、看護兵のイヴリンと出い、二人は恋に落ちる。
そしてレイフは、イヴリンに戦地に向かうことを伝え彼女に別れを告げる。
ルーズベルト大統領は、イギリスやソ連からの参戦への圧力が日に日に増していることを閣僚に伝える。
一方、日本海軍・連合艦隊司令長官の山本五十六は、もはや戦争は避けられぬ状況下で、奇襲攻撃を仕掛ける計画を立案する。
ダニーは、日本軍の脅威が迫る、ハワイのパール・ハーバーに赴任し、そこにはイヴリンも転任して来ていた。
同じ頃、激戦が続くヨーロッパ戦線で、イヴリンを想いながら戦っていたレイフは、撃墜されて消息を絶って しまう・・・。
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製作費1億4000万ドルをかけ、北米で2億ドルに迫る興行収入を記録し、全世界では約4億5000万ドルの大ヒットとなった。
第74回アカデミー賞では音響編集賞を受賞し、録音、視覚効果、歌曲賞にノミネートされた。
ストーリーは、真珠湾攻撃で一方的なダメージを受けたアメリカが、反撃に出る”ドゥーリットル空襲”までが描かれているところがポイントで、偏見とも言える日本人や日本軍の描写、パール・ハーバーで、日本関係者を排除してまで行われたプレミアなども批判を浴び、話題に事欠かない作品でもあった。
しかし、巨額の製作費を使い、当時としては最先端の、CGを駆使した特撮による、戦闘場面などはかなりリアルで迫力十分。
真珠湾攻撃が、大きな比重を占めることに違いはないが、ラブ・ストーリーに、とてつもないスペクタクルが合体された作品と考えた方が良い。
大空を飛ぶ主人公達の、爽快な気持が伝わってくるハンス・ジマーの音楽も実に心地よい。
真珠湾攻撃に至るまでの、日米の駆け引きや経緯は、「トラ・トラ・トラ!」(1970)の方が詳細、且つ丁寧に描かれ、奇襲攻撃の場面も30年の時の差を考えると、本物の迫力で「トラ・トラ・トラ!」が上回っているようにも思える。
参考までに、真珠湾攻撃場面は両作ともに約30分とほぼ同じ時間を費やしている。
主演のベン・アフレックとジョシュ・ハートネットは、運命のいたずらで恋敵となるが、誰も責められない状況下で、変わらぬ友情を取り戻す、幼馴染みの二人を生き生きと演じている。
再び訪れる悲劇と、それを支えに新たな希望に向かい生きようとする若者達の姿は実に逞しい。
ヒロインのケイト・ベッキンセイルも、美しさだけでなく、二人の若者との恋の狭間で揺れ動く女心と、気丈に仕事をこなす看護兵を見事に演じている。
航空隊指揮官として、主人公二人を鍛えあげる、伝説の航空士官ジミー・ドゥーリトル演ずるアレック・ボールドウィン、不可能に挑み確固たる意思を国民に示すルーズベルト大統領のジョン・ヴォイト、アフリカ系初の”海軍殊勲十字章”を受けるドリー・ミラー役のキューバ・グッディングJr.、真珠湾攻撃を予測する情報局員のダン・エイクロイド、航空整備士トム・サイズモア、山本五十六のマコ岩松、源田実役ケイリー=ヒロユキ・タガワ、主人公の同僚ユエン・ブレムナー、マイケル・シャノン、看護兵ジェイミー・キングとジェニファー・ガーナー、奇襲の際、イヴリン(K・ベッキンセイル)に命を救われる少佐リーランド・オーサー、マーシャル参謀総長役のスコット・ウィルソン、キンメル提督役コルムフィオール、ダニー(J・ハートネット)の父ウィリアム・フィクトナーなどが共演している。