「パラノーマル・アクティビティ」シリーズ第4作。 向かいの家の少年を預かることになった家族が体験する恐怖を描く、製作総指揮アキヴァ・ゴールズマン、監督ヘンリー・ジュースト、アリエル・シュルマン、出演ケイティー・フェザーストン、キャスリン・ニュートン、マット・シヴリー、スティーヴン・ダンハム、アレクソンドラ・リー他共演のホラー。 |
■ スタッフ キャスト ■
監督
ヘンリー・ジュースト
アリエル・シュルマン
製作
オーレン・ペリ
ジェイソン・ブラム
製作総指揮
アキヴァ・ゴールズマン
スティーヴン・シュナイダー
クリストファー・B・ランドン
原作:オーレン・ペリ”パラノーマル・アクティビティ”
原案:チャド・フィーハン
脚本:クリストファー・B・ランドン
撮影:ダグラス・エメット
編集:グレゴリー・プロトキン
出演
ケイティ・フェザーストン:ケイティー・フェザーストン
アレックス・ネルソン:キャスリン・ニュートン
ベン:マット・シヴリー
ワイアット・ネルソン/ハンター・レイ:エイデン・ラヴカンプ
ロビー:ブラディ・アレン
ダグ・ネルソン:スティーヴン・ダンハム
ホリー・ネルソン:アレクソンドラ・リー
タラ:アリシャ・ボー
クリスティ・レイ:スプレイグ・グレイデン
ダニエル・レイ:ブライアン・ボーランド
音声効果:フランク・ウェルカー
アメリカ 映画
配給 パラマウント・ピクチャーズ
2012年製作 87分
公開
北米:2012年10月19日
日本:2012年11月1日
製作費 $5,000,000
北米興行収入 $53,900,340
世界 $142,817,990
*詳細な内容、結末が記載されています。
■ ストーリー ■
2006年9月、カリフォルニア州、カールズバッド。
妹のクリスティ・レイ(スプレイグ・グレイデン)を訪ねたケイティ(ケイティー・フェザーストン)は、甥のハンターにネックレスをプレゼントする。
2009年10月9日、ハンターは誘拐された。
クリスティの夫ダニエル(ブライアン・ボーランド)を殺害したケイティは、クリスティも殺してハンターを連れ去る。
ケイティとハンターの行方は現在も不明である。
2011年11月1日、ネバダ州、ヘンダーソン。 遊びに来ていたボーイフレンドのベン(マット・シヴリー)と庭に出たアレックスは、庭にある子供用のハウスに、向かいの家に住む少年ロビー(ブラディ・アレン)がいたために驚き、彼を送って行く。 ビデオ撮影が趣味のベンは、その様子を撮る。 その後、母子家庭のロビーのことなどをベンに話していたアレックスは、ロビーの家に救急車が来たことに気づく。 翌日、訪ねて来たロビーを歓迎したホリーは、彼をワイアットに紹介して遊ばせる。 救急車で運ばれたロビーの母親が数日、入院することになったことをホリーから知らされたアレックスは、身寄りのない彼を預かると言われる。 アレックスは、枕なども持参したロビーが、未来が分かる特別なフォークも持っていることを知る。 その後、ベンとビデオチャットをしていたアレックスは、おかしな行動ばかりするロビーが変な子だと伝える。 翌日、チャットを録画していたことをベンから知らされたアレックスは驚き、自分が眠っているベッドにロビーが入ったことを知る。 それをホリーに話したアレックスは、ベンとビデオを撮りながら、ワイアットとロビーが遊んでいる庭のハウスに向かう。 ロビーの友達がいると言われたアレックスはジョークだと思い、見えると言って彼はその場を去る。 夜になり、居間で子供達だけで楽しんだアレックスとベンは、それを撮影した映像をチェックして、ソファーに座っているロビーの横で何かが動いていることに気づく。 驚いたベンは、それを動画サイトにアップしようとする。 第1夜 2011年11月6日 午前3時。 その映像をベンに見せたアレックスは、部屋に現れた父ダグに、ロビーが何かと話していたことを伝えて映像を見せる。 ダグは、アレックスとベンが作った映像だと思い、現実に起きたとは信じない。 家の中で超常現象が起きていると考えたアレックスとベンは、パソコンのウェブカメラや隠しカメラを利用して、各部屋の映像を録画しようとする。 第3夜 年11月8日 午前3時半にベッドから出たロビーとワイアットは家の中を走り回り、それに気づいたホリーから、部屋に戻るようにと言われる。 学校から戻ったアレックスは、誰もいないはずなのに異変を感じ、物音が聴こえたために驚く。 床に落ちている無数のおもちゃがワイアットの部屋の物置まで続き、模型の電車が動き始める。 一階の様子を見に行ったアレックスは、ダイニングのシャンデリアが揺れていることに気づく。 アレックスの目の前のシャンデリアが落下し、二階にいたロビーは、”彼が撮るな”と言っていると彼女に伝える。 ロビーに誰がやったのか尋ねたアレックスだったが、彼は何も話そうとしない。 帰宅したダグは修理業者に連絡し、アレックスは、事故ではなくロビーがこの家に誰かを連れて来たとホリーに伝える。 ロビーが来て以来、おかしなことが続くとダグに話すアレックスは、電車が動き物音がしたことも伝えるが、今はそれどころではないと言われる。 第6夜 年11月11日 午前2時。 家の中に入っていく人々を確認したアレックスは、現れた女性に話しかけられ、家を間違えたと言ってその場を去る。 家の中で遊んでいたロビーの周囲の物が、勝手に動き始める。 アレックスは、ロビーの家に人が集まっていたことと、それを撮影した映像をベンに見せる。 ワイアットと話していたロビーは”彼”に会いたいかを尋ね、部屋のドアが自然に閉まる。 二階の物音が気になったアレックスはワイアットの様子を見に行き、ロビーが”彼”が見えるようにしてくれたと言われる。 上半身に絵を描かれたワイアットを連れてバスルームに向かったアレックスは、それを拭き取る。 ベンから”彼”のことを訊かれたロビーは、”彼は君を嫌っている”と答えただけだった。 第7夜 年11月12日 午前3時。 ロビーと遊んでいるワイアットに話しかけても何も答えないため、アレックスは、ハウスで撮った映像をベンに見せる。 砂場に描かれた三角の中の丸の印とワイアットの背中に描かれたものが同じであることを指摘したアレックスは、ネットでそれを調べる。 その印から、”ハットゥシャ”の豊饟の印、悪魔が男児を手に入れる聖なる儀式などを知ったアレックスは、ヒッタイトが悪魔を体内に呼び寄せた3つの行為が、ロビーがしていたことと同じだと気づく。 自分が生贄に捧げられる可能性を知ったアレックスは、それを気にする。 食事の支度をしていたホリーは、ワイアットに二階から声をかけられた後で、ナイフが見当たらなくなったために不思議に思う。 食事に現れない最近おかしいロビーのことを話し合おうとしたアレックスだったが、ホリーは、ワイアットの前では話すべきではないと伝える。 翌日、ホリーが出かけたため、ロビーはワイアットを連れて自分の家に向かう。 それに気づいたアレックスは向かいの家に行き、ワイアットとロビーを捜す。 二人を見つけたアレックスは帰ろうとするが、そこにロビーの母親(ケイティ)が現れる。 アレックスはワイアットを連れて帰り、ホリーにロビーの母親のことなどを話し、病気ではなかったようだと伝えるものの、ロビーがいなくいなってよかったという結論になる。 第9夜 年11月14日 居間でテレビを見ていたダグは、キッチンから音がすることに気づき、その場にあったパソコンを操作するが、天井からナイフが落ちてきたために驚く。 起きて来たホリーにそれを伝えたダグだったが、気にしない彼女は寝室に戻る。 向かいの家に行った理由をワイアットに尋ねたアレックスは、ロビーの母に会うためで、ロビーも自分も同じ養子だと言われたと伝える。 ロビーも養子だと知ったアレックスは、なぜ母親がワイアットが養子であることを知っていたのか疑問に思う。 もう一つの家族に戻れと言われたと話すワイアットに、アレックスは、自分達以外の家族はないと伝える。 第10夜 年11月15日 午前3時過ぎ。 二階から下りて来たダグは、ワイアットが怖い夢を見たのだと思う。 庭のハウスにロビーがいたために上ってみたアレックスは、一人でいたワイアットから、準備ができて自分の番だと言われたことを知らされる。 入浴したワイアットは、お湯の中に引きずり込まれ、暫くして出てくるが、ホリーには何も言わない。 第11夜 年11月16日 12時。 目覚めたワイアットはアレックスの部屋に向かい、彼女の体は空中に浮かぶ。 翌朝、ホリーに起こされたアレックスは、ワイアットの部屋に”ハンター”と書かれていることに気づく。 自分の昔の名前だと言うワイアットは、映像のデータにアクセスできないために苛立つ。 第12夜 年11月17日 午前1時前。 パソコンを持ってキッチンに向かったアレックスは、ソファーから立ち上がった女性(ケイティ)に気づかない。 物音に気づいたアレックスは、出かけていた両親はまだ戻らないはずだと思いガレージを見に行く。 何も異常がないことを確かめたアレックスはチャットを切るが、激しい音がして取り乱し助けを求める。 ガレージに閉じ込められたアレックスは、車のエンジンがかかって排気ガスが充満し始めたために焦る。 何かに気づいたワイアットは部屋の物置に隠れ、現れたケイティは伯母だと言って”ハンター”に話しかけ、準備が整いそうだと伝える。 排気ガスで息ができなくなり、車の窓を割ったアレックスは社内に入り、運転してガレージのシャッターを破り外に出る。 帰宅した両親に、車のエンジンが勝手にかかり死にかけたと興奮して話すアレックスは、自分はキーを持っていないことを伝える。 ベンを呼んでくれれば証拠を見せられると言うアレックスは、取り乱す。 落ち着いたアレックスは、昨夜のことチャットでベンに話し、両親が自分のことを信じていないと伝える。 ダグから食事に誘われたアレックスは、真面目に話を聞くと言われたために出かける。 キッチンで電話をしているホリーを確認したケイティは、二階に向かう。 居間の異変に気づいたホリーは、体が天井に引き上げられ、激しくて落下して死亡する。 居間に向かったケイティは、ホリーの死体を片付ける。 現れたベンは、三角形の印の件を調べたデータをパソコンに送ったことを、アレックスの電話にメッセージで残す。 物音がしたためにアレックスの部屋に向かったベンは、彼女のパソコンをチェックするものの、背後に現れたケイティが彼の首をへし折り、死体を隠す。 家に着いたアレックスは、ワイアットがロビーの母親に連れられて行くことに気づき、ダグが見に行く。 自分の部屋に向かいベンに電話をかけたアレックスは、ベンの死体を見つけて、何かに襲われる。 家を出たアレックスはロビーの家に向かい、ダグが襲われていつことに気づく。 ワイアットを捜したアレックスは、彼に助けを求められる。 ケイティに襲われたアレックスはその場から逃れ、外にいたワイアットを見つけて家に戻ろうとする。 動こうとしないワイアットに話しかけるアレックスは、現れた多くの魔女達に迫られて襲われる。
15歳のアレックス・ネルソン(キャスリン・ニュートン)は、両親のダグ(スティーヴン・ダンハム)とホリー(アレクソンドラ・リー)、幼い弟ワイアット(エイデン・ラヴカンプ)と共に富裕層が暮らす郊外に住んでいた。
...全てを見る(結末あり)
眠らずに起きて居間にいたロビーに話しかけたアレックスは、眠れないと言われ、何かを感じて驚く。
目覚めたアレックスは、ロビーの家の前にたくさんの車が来ていることに気づき、その様子を見に行く。
ベッドから出て居間に向かったロビーは、誰かと話す。
部屋のドアが開き、ベッドから出たワイアットは居間に向かい、話している誰かに自分はハンターではないと伝える。
アレックスがぐっすり眠っていることを知ったダグは、彼女が不眠症気味だったので、ホリーが自分の睡眠薬を飲ませたことを知り驚き批判する。
ベンとビデオチャットをしたアレックスは、ワイアットの産みの親のことなどは両親から何も聞いていないことを伝える。
参考:
・「パラノーマル・アクティビティ」(2007)
・「パラノーマル・アクティビティ2」(2010)
・「パラノーマル・アクティビティ3」(2011)
・「パラノーマル・アクティビティ4」(2012)
・「パラノーマル・アクティビティ/呪いの印」(2014)
・「パラノーマル・アクティビティ5」(2015)
・「パラノーマル・アクティビティ7」(2021)
*(簡略ストー リー)
2011年11月、ネバダ州、ヘンダーソン。
15歳のアレックス・ネルソンは、両親のダグとホリー、幼い弟ワイアットと共に暮らしていた。
向かいの家の少年ドビーの母親が救急車で病院に運ばれたため、アレックスの家族が彼を預かることになる。
ワイアットとは仲良く遊ぶロビーだったが、彼の様子がおかしいことに気づいたアレックスは、ボーイフレンドのベンと共に、パソコンのウェブカメラなどで家の中を監視するのだが・・・。
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衝撃的な映像手法で世界中で話題になったファウンド・フッテージ・ホラー「パラノーマル・アクティビティ」シリーズの第4作。
第二作「パラノーマル・アクティビティ2」(2010)で、妹夫婦を殺害して甥の”ハンター”を連れ去った悪霊にとり憑かれた”ケイティ”が、再び引き起こす怪事件を描くホラー。
平穏に暮らす少女と家族が、母親と向かいに住む少年を預かったことから超常現象が起き、霊と話すその少年の母親が”ケイティ”であることから、冒頭から彼が”ハンター”であることを暗示させながら展開する物語なのだが、実は一連の事件に少女の家族が関係していたことが分かる展開で終盤を迎える。
第一作目以後はやや評価が低いシリーズであり、本作は北米興行収入が約5400万ドルと前作に比べて半減するものの、全世界では約1億4300万ドルのヒットとなった。
製作費は500万ドルなので、商業的には成功した作品と言える。
甥のハンターを利用して向かいに住む家族に襲い掛かる悪霊にとり憑かれた女性ケイティー・フェザーストン、そのターゲットとなる家族の娘キャスリン・ニュートン、そのボーイフレンドのマット・シヴリー、”ハンター”だった家族の養子エイデン・ラヴカンプ、ケイティの養子ブラディ・アレン、襲われる家族の夫婦スティーヴン・ダンハムとアレクソンドラ・リー、アレックス(キャスリン・ニュートン)の友人アリシャ・ボー、冒頭、第二作の映像で登場するケイティの妹スプレイグ・グレイデンと夫のブライアン・ボーランド、音声効果のフランク・ウェルカーなどが共演している。
尚、スティーヴン・ダンハムは本作公開の1か月前に心臓発作で亡くなり、エンドロールで彼の追悼メッセージが表記される。