2007年に公開された、超常現象を描くホラー「パラノーマル・アクティビティ」の続編。 新居に引っ越した家族に襲い掛かる恐怖を描く、製作総指揮アキヴァ・ゴールズマン、監督トッド・ウィリアムズ、出演スプレイグ・グレイデン、ブライアン・ボーランド、モリー・イフラム、ケイティー・フェザーストン他共演のホラー。 |
■ スタッフ キャスト ■
監督:トッド・ウィリアムズ
製作
オーレン・ペリ
ジェイソン・ブラム
製作総指揮
スティーヴン・シュナイダー
アキヴァ・ゴールズマン
原案:マイケル・R・ペリー
脚本
マイケル・R・ペリー
クリストファー・B・ランドン
トム・パブスト
撮影:マイケル・シモンズ
編集:グレゴリー・プロトキン
出演
クリスティ・レイ:スプレイグ・グレイデン
ダニエル・レイ:ブライアン・ボーランド
アリ・レイ:モリー・イフラム
ケイティ・レイ:ケイティー・フェザーストン
ミカ・スロート:ミカ・スロート
ブラッド:セス・ギンズバーグ
マティーン:ヴィヴィス・コロンベッティ
アメリカ 映画
配給 パラマウント・ピクチャーズ
2010年製作 91分
公開
北米:2010年10月22日
日本:2011年2月11日
製作費 $3,000,000
北米興行収入 $84,752,910
世界 $177,512,030
*詳細な内容、結末が記載されています。
■ ストーリー ■
2006年、カリフォルニア州、カールズバッド。
新居に引っ越したクリスティ・レイ(スプレイグ・グレイデン)と夫のダニエル(ブライアン・ボーランド)は、娘のアリ(モリー・イフラム)と生まれたばかりの息子ハンターと共に新生活を始める。
クリスティとダニエルは、家政婦兼ナニーのマティーン(ヴィヴィス・コロンベッティ)を雇う。
訪ねてきた姉のケイティ(ケイティー・フェザーストン)を歓迎したクリスティは、家族で午後のひと時を楽しむ。
その後、家に空き巣が入り、部屋は荒らされていたものの、クリスティがケイティからもらったネックレス以外は盗まれていなかった。
1週間後、ダニエルは、セキュリティ用の監視カメラを家の中や外に6台設置する。
第1夜 2006年8月7日
ダニエルは、戸締りを確認して眠る。 第2夜 8月8日 クリスティが、夜泣きするハンターの様子を見に行く以外には何も起きない。 8月9日 ミカ・スロートの死の60日前 恋人のミカ・スロート(ミカ・スロート)と共にクリスティを訪ねたケイティは、楽しい時間を過ごす。 ハンターと家にいたクリスティは、二階の物音が気になり見に行くものの、異常はなかった。 第3夜 8月9日 夜中に、ハンターは目覚める。 第5夜 8月11日 家族が出かけたために家の中を見回っていたマティーンは、ハンターの泣き声がしたために二階に向かう。 愛犬のアビーが吠えていたので、ハンターを抱いて1階に下りた霊を信じるマティーンは、それを追い払う呪文を唱える。 帰宅したダニエルは、マティーンがお清めだと言って香を焚いていたために、ハンターが煙を吸うと言って止めさせる。 翌日、解雇されることになったマティーンは、この家は危険でありハンターが危ないと言ってダニエルに警告する。 それを信じないダニエルは、家族に尽くしてくれたマティーンに感謝して見送る。 ハンターをビデオで撮影していたクリスティは、名前を呼んでも何かを見ているような彼の様子が気になり、それをダニエルに話す。 アリと話したダニエルは、マティーンは家族のためにしたのだろうと言われる。 第8夜 8月9日 夜中に泣いているハンターの様子を見に行ったクリスティは、庭に何かがいることに気づく。 翌朝、ダニエルはネズミの死骸を見つけて処分する。 第10夜 8月16日 3時過ぎにハンターの様子を見に行ったクリスティは、キッチンの物音に気づき、鍋が落ちたことに気づく。 それを戻したにも拘らず再び落ちたために驚いたクリスティは、二階に戻る。 翌日、プール掃除機が勝手に外に出ていたこに気づいたダニエルは、クリスティが霊がいると思っていると、ケイティとミカに大袈裟に話す。 納得しないクリスティから、監視カメラの映像をチェックするようにと言われたダニエルは、プール掃除機が水から出たために驚く。 アリと話したダニエルは、霊のせいだという考えにはなれず、霊が何かを伝えたいだけかもしれないとも言われる。 第12夜 8月18日 アビーは、眠らないハンターの部屋で何かに向かって吠える。 翌日ダニエルは、プール掃除機が水から飛び出す様子をクリスティとアリに見せる。 気晴らしにダニエルと食事に出かけることにしたクリスティは、アリにハンターを任せて家を出る。 ブラッドを家に呼んで楽しんだアリは、彼が帰った後でソファーに寝てしまう。 アリに何かが近づき、それに気づいた彼女は飛び起きる。 ハンターの様子を見に行こうとしたアリは、開いていた玄関のドアを閉めて二階に向かう。 玄関で音がしたために外に出たアリは、ドアが閉まり中に入れなくなる。 体が自然に動き宙に浮くハンターは泣き出してしまい、ベビーベッドから離れて部屋の外に出る。 一階に向かったハンターは部屋に戻り、帰宅したダニエルとクリスティは、アリがいないことに気づく。 外にいたアリを家に入れたダニエルは、不用意に玄関を開けたことを非難する。 ドアが勝手に閉まったと言うアリは、うたた寝をしていたら名前を呼ばれた気がしたと話してもダニエルには信じてもらえない。 鍋が落ちたことと同じかもしれないとクリスティに話したアリは、休むようにと言われる。 翌朝、ダニエルに声をかけられても無視したアリは、ブラッドと共に霊や怪奇現象についてネットで調べて、”富や権力を得るために悪魔と契約した者は第一男子を生贄に捧げるという”話を知る。 その夜、昨夜の映像をチェックしたアリは、玄関のドアが閉まるのをダニエルに見せるものの、風が吹いただけだと言われる。 アリは、マティーンが話していた悪霊がいると考える。 第17夜 8月23日 目覚めたアリは、1階から何かが来る音がしたため、様子を見に行き、その場にあったハンターのおもちゃが動き出す。 翌朝、それをクリスティに話したアリは、マティーンが話していたことを思い出し、霊でなければ説明がつかないと考える。 子供時代の怖い体験と同じことが起きているとアリに伝え、それをケイティにも話したクリスティは、思い出したくないと言われる。 午後3時過ぎに一人でキッチンにいたクリスティは、突然、その場の全ての棚と扉が開いたために驚く。 二階に向かったクリスティは、お湯が沸いた音がしたためにキッチンに戻り、棚の扉を閉める。 アビーの散歩から戻ったアリは、動揺しているクリスティに何が起きたのかを尋ねる。 話してはダメだとケイティから言われていたクリスティは、何でもないと答える。 富や権力を得るために悪魔と契約した者の件を電話でブラッドと話したアリは、クリスティの曾祖母が契約したのかもしれないと伝える。 家系図を調べたアリは、1930年代以降のクリスティの家系では、ハンターが最初の男児だということもブラッドに話す。 第19夜 8月25日 ハンターを寝かせたダニエルは、アビーをその場で見張らせる。 一階の地下室のドアが開き、アビーがその場に向かい吠えるものの、何かに襲われる。 それに気づいたアリはダニエルを起こし、二人は倒れていたアビーを獣医の元に連れて行く。 午前1時過ぎ。 見えない何かに掴まれて一階に引きずられたクリスティは、地下室に閉じ込められる。 午前3時前に地下室から出てきたクリスティは、二階に戻る。 翌日、会議のために出社しなくてはならないダニエルは、アリにハンターを任せて家を出る。 発作だったアビーのことを電話でブラッドに話したアリは、クリスティが起きないために来てほしいと伝える。 地下室のドアを開けたアリは、内側の傷と血のようなものに気づき、眠っているクリスティが太腿を怪我をしていることを確認する。 目覚めたクリスティの様子がおかしいために怖くなったアリは、ダニエルの携帯電話に早く帰ってきてほしいというメッセージを入れる。 監視カメラの映像をチェックしたアリは、クリスティが襲われたことを知り、帰宅したダニエルにそれを伝えて映像を見せる。 マティーンの警告を聞くべきだったと言いながら、彼女に連絡して呼んだダニエルは、ケイティに悪霊をとり憑かせるしか方法はないと言われる。 それに反対するアリは別の人にすることを提案するが、血縁関係がなければ無理だと言って説得したダニエルは、クリスティの様子を見に行く。 ダニエルに襲い掛かったクリスティは、ハンターを連れ去って姿を消し、家の中は停電になる。 ハンターとクリスティを見つけたダニエルは、彼女をベッドに眠らせる。 マティーンは、ケイティの子供時代の写真を燃やす。 3週間後 回復したクリスティの様子を見に行き家に戻ったケイティは、ミカから、高性能カメラを買ったことを知らされる。 ミカは、2006年10月8日に殺された。 2006年10月9日 ダニエルは居間のソファーでテレビを見ていた。 クリスティは、ハンターが泣いていたのであやす。 現れたケイティはダニエルに近づき、彼の首を折って殺害する。 二階に向かったケイティは、クリスティに襲い掛かって殺し、泣き始めたハンターを抱いて連れ去る。 10月12日に学校の旅行から帰ったアリは、ダニエルとクリスティの遺体を発見する。 ケイティとハンターの行方は現在も不明である。
...全てを見る(結末あり)
1時間以上経っても何も連絡がないために不安が募るクリスティは、キッチンに吊るしてある鍋が揺れているのを気にしながらハンターの様子を見に行く。
参考:
・「パラノーマル・アクティビティ」(2007)
・「パラノーマル・アクティビティ2」(2010)
・「パラノーマル・アクティビティ3」(2011)
・「パラノーマル・アクティビティ4」(2012)
・「パラノーマル・アクティビティ/呪いの印」(2014)
・「パラノーマル・アクティビティ5」(2015)
・「パラノーマル・アクティビティ7」(2021)
*(簡略ストー リー)
2006年、カリフォルニア州、カールズバッド。
新居に引っ越したクリスティ・レイと夫のダニエル、娘のアリと生まれたばかりの息子ハンターは新生活を始める。
度々訪ねて来る姉のケイティと共に楽しい日々を送るクリスティだったが、空き巣が入ったため、ダニエルは家の中と外に監視カメラを設置する。
その後クリスティは、原因不明の現象に悩まされて怯え始める。
霊を信じる家政婦兼ナニーのマティーンから、この家は危険でハンターは狙われていると言われたダニエルだったが、それを信じようとしない・・・。
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前作「パラノーマル・アクティビティ」(2007)は、わずか15000ドルの製作費ながら、北米のみで1億ドルを突破し、全世界では2億ドルに迫る驚異的なヒットとなった。
本作はその前日談であり、新居の空き巣被害により設置した、監視カメラ映像が伝える超常現象のリアルさなど、ファウンド・フッテージ・ホラーとして大いに楽しめるが、一作目のような高評価は得られなかった。
製作費は増えたと言え300万ドルで、前作には及ばなかったものの、北米興行収入は約8500万ドル、全世界では約1億7800万ドルのヒットとなった。
息子の出産と新居での生活を楽しむ間もなく、得体のしれないものの恐怖に怯える女性スプレイグ・グレイデン、その夫で、現象が霊によるものと信じなかったために最悪の事態を招くブライアン・ボーランド、その娘モリー・イフラム、子供時代に妹(スプレイグ・グレイデン)と恐怖体験をしたことを隠そうとするケイティー・フェザーストン、その恋人ミカ・スロート、アリ(モリー・イフラム)のボーイフレンドのセス・ギンズバーグ、現象が霊によるものであると家族に警告する、家政婦兼ナニーのヴィヴィス・コロンベッティなどが共演している。