マイケル・ボンドの児童文学”くまのパディントン”を基に製作されシリーズ第3作。 故郷のペルーに家族と共に向かったパディントンが失踪した育ての親を捜そうとする冒険を描く、監督ドゥーガル・ウィルソン、主演ヒュー・ボネヴィル、エミリー・モーティマー、ジュリー・ウォルターズ、ジム・ブロードベント、イメルダ・スタウントン、オリヴィア・コールマン、アントニオ・バンデラス、ベン・ウィショー他共演のアドベンチャー・コメディ。 |
・コメディ
■ スタッフ キャスト ■
監督:ドゥーガル・ウィルソン
製作:ロージー・アリソン
製作総指揮
アナ・マーシュ
ロン・ハルパーン
ダン・マクレイ
ポール・キング
ジェフリー・クリフォード
ロブ・シルヴァ
ティム・ウェルスプリング
原作:マイケル・ボンド”くまのパディントン”(キャラクター)
原案
ポール・キング
サイモン・ファーナビー
マーク・バートン
脚本
マーク・バートン
ジョン・フォスター
ジェームズ・ラモント
撮影:エリック・A・ウィルソン
編集:ウナ・ニ・ドンガイル
音楽:ダリオ・マリアネッリ
出演
ヘンリー・ブラウン:ヒュー・ボネヴィル
メアリー・ブラウン:エミリー・モーティマー
バード夫人:ジュリー・ウォルターズ
サミュエル・グルーバー:ジム・ブロードベント
ジュディ・ブラウン:マデリン・ハリス
ジョナサン・ブラウン:サミュエル・ジョスリン
ルーシーおばさん:イメルダ・スタウントン
ジーナ・キャボット:カーラ・タウス
老ぐまホームの院長/クラリッサ・キャボット:オリヴィア・コールマン
ハンター・キャボット:アントニオ・バンデラス
パディントン・ブラウン:ベン・ウィショー
ジョー:ジョエル・フライ
バーンズ:ロビー・ジー
ジャフリー博士:サンジーヴ・バスカー
ランカスター大佐:ベン・ミラー
ミス・キッツ:ジェシカ・ハインズ
マディソン:ヘイリー・アトウェル
マディソンのアシスタント:アロレイア・スペンサー
バリー:サイモン・ファーナビー
ロジータ:エラ・ブルッコレリ
フェニックス・ブキャナン:ヒュー・グラント
イギリス/フランス/アメリカ 映画
配給
スタジオカナル(イギリス/フランス)
Sony Pictures Releasing(北米)
2024年製作 106分
公開
イギリス:2024年11月8日
北米:2025年2月14日
日本:2025年5月9日
製作費 $90,000,000
北米興行収入 $45,770,310
世界 $170,816,740
■ ストーリー ■
ペルー。
クマ歴で数年前。
川に落ちて溺れかけた子グマ(パディントン)は、ルーシーおばさん(イメルダ・スタウントン)に助けられる。
__________
ロンドン。
ヘンリー・ブラウン(ヒュー・ボネヴィル)と妻メアリー(エミリー・モーティマー)、娘のジュディ(マデリン・ハリス)、息子のジョナサン(サミュエル・ジョスリン)と共に家族の一員として暮らすパディントン(ベン・ウィショー)は、イギリス国民として認められて、パスポートが発行される。
ある日パディントンは、故郷ペルーの老グマホームの院長(オリヴィア・コールマン)からの手紙を受け取る。
パディントンは、育ての親であるルーシーおばさんが、自分を恋しがり様子がおかしいということを知る。
最近、家族で過ごす時間がほとんどないことで悩んでいたメアリーは、パディントンと共にペルーに行くことを皆に提案して、一家で向かうことになる。
骨董品店のサミュエル・グルーバー(ジム・ブロードベント)を訪ねたパディントンは、ペルー行きのことを話し、彼からガイドブックを受け取り、その場にあったクマの人形が気になる。
その頃、ルーシーおばさんはパディントンが来ることを知り、院長らと共に喜ぶ。
現地のホームに着いたパディントンと家族は、院長から、ルーシーおばさんが、眼鏡とブレスレットを残して行方不明になったことを知る。
心配するパディントンは、ルーシーおばさんの小屋で、ルミ・ロックという、インカ帝国時代の石場から捜索を始めるようにと指示する地図を見つける。
ブラウン家の家政婦バード夫人(ジュリー・ウォルターズ)はホームに残り、院長は、メアリーに幸運のペンダントを渡す。
アマゾンに向かう家族は、川下りをするためにボートを借りようとする。
川船の船長ハンター・キャボット(アントニオ・バンデラス)と娘のジーナ(カーラ・タウス)に出会った家族は、彼らのボートを貸し切り旅立とうとする。
ハンターとジーナは、目的地がルミ・ロックだと知り躊躇するが、困ってる様子のパディントンのためにそれを承諾する。
出発したハンターは、パディントンのブレスレットに気づき、ルーシーおばさんがルミ・ロックに向かった理由を知ろうとしながら、失われたエルドラド/黄金郷のことを家族に話す。
パディントンのブレスレットが、その場所を見つけるカギとなると話すハンターは、それを借りて謎を解こうとする。
しかし、その場を探す者は、生きては帰ってこないということだった・・・。
■ 解説 評価 感想 ■
参考:
・「パディントン」(2014)
・「パディントン2」(2017)
・「パディントン 消えた黄金郷の秘密」(2024)
マイケル・ボンドの児童文学”くまのパディントン”を基に製作されシリーズ第3作。
短編やミュージック・ビデオを手がけていたドゥーガル・ウィルソンの長編初監督作品で、主演はヒュー・ボネヴィル、エミリー・モーティマー、ジュリー・ウォルターズ、ジム・ブロードベント、イメルダ・スタウントン、オリヴィア・コールマン、アントニオ・バンデラス、ベン・ウィショーなどが共演している。
豪華キャストは注目で、前2作でブラウン家の母親メアリー役だったサリー・ホーキンスの降板は残念だが、エミリー・モーティマーが見事にその代役を演じている。
故郷のペルーに家族と共に向かったパディントンが、失踪した育ての親を捜そうとする冒険を描くアドベンチャー・コメディ。
前2作とはまったく雰囲気の違う内容が興味深く、舞台をパディントンの故郷ペルーに移した冒険映画として、十分に楽しめる作品に仕上がっている。
特殊効果による見事な映像や、大自然を映し出すペルーの美しい風景、神秘的な神話などもユーモアと共に描かれ、あらゆる世代が楽しめる内容となっている。
北米興行収入は約4600万ドル、全世界では約1億7100万ドルのヒットとなった。
パディントン(ベン・ウィショー)と共に家族として暮らすブラウン家の家長ヒュー・ボネヴィル、その妻エミリー・モーティマー、一家の家政婦ジュリー・ウォルターズ、骨董品店の主人ジム・ブロードベント、ブラウン家の子供たちマデリン・ハリスとサミュエル・ジョスリン、行方不明になるパディントンの育ての親イメルダ・スタウントン、家族に協力する川船の船長で、実はエルドラドの黄金を探していたアントニオ・バンデラス、その娘カーラ・タウス、2人の親戚だった老グマホームの院長で、やはり黄金を狙っていたオリヴィア・コールマン、郵便配達員のジョエル・フライ、ブラウン家の隣人ロビー・ジー、サンジーヴ・バスカー、ベン・ミラー、ジェシカ・ハインズ、ヘンリー(ヒュー・ボネヴィル)の上司ヘイリー・アトウェル、そのアシスタント、アロレイア・スペンサー、客室乗務員のサイモン・ファーナビー、ホームのシスター、エラ・ブルッコレリ、家族の隣人である収監中の芸人ヒュー・グラントなどが共演している。