”原爆の父”と呼ばれた理論物理学者J・ロバート・オッペンハイマーの苦悩を描く、製作、監督、脚本クリストファー・ノーラン、主演キリアン・マーフィー、エミリー・ブラント、マット・デイモン、ロバート・ダウニーJr.、フローレンス・ピュー、ジョシュ・ハートネット、ケイシー・アフレック、ラミ・マレック、ケネス・ブラナー他共演の伝記ドラマ。 |
・ドラマ
・エミリー・ブラント / Emily Blunt / Pinterest
・マット・デイモン / Matt Damon 作品一覧
・ロバート・ダウニーJr. / Robert Downey Jr. 作品一覧
・ゲイリー・オールドマン / Gary Oldman / Pinterest
■ スタッフ キャスト ■
監督:クリストファー・ノーラン
製作
クリストファー・ノーラン
チャールズ・ローヴェン
エマ・トーマス
製作総指揮
トーマス・ヘイスリップ
J・デヴィッド・ワーゴ
ジェームズ・ウッズ
原作
”オッペンハイマー 「原爆の父」と呼ばれた男の栄光と悲劇”
カイ・バード
マーティン・J・シャーウィン
脚本:クリストファー・ノーラン
撮影:ホイテ・ヴァン・ホイテマ
編集:ジェニファー・レイム
音楽:ルドウィグ・ゴランソン
出演
J・ロバート・オッペンハイマー:キリアン・マーフィー
キャサリン”キティ”オッペンハイマー:エミリー・ブラント
レズリー・グローヴス:マット・デイモン
ルイス・ストローズ:ロバート・ダウニーJr.
ジーン・タトロック:フローレンス・ピュー
アーネスト・ローレンス:ジョシュ・ハートネット
ボリス・パッシュ:ケイシー・アフレック
デヴィッド・L・ヒル:ラミ・マレック
ニールス・ボーア:ケネス・ブラナー
エドワード・テラー:ベニー・サフディ
ロジャー・ロッブ:ジェイソン・クラーク
フランク・オッペンハイマー:ディラン・アーノルド
ジャッキー・オッペンハイマー:エマ・デュモン
アルベルト・アインシュタイン:トム・コンティ
パトリック・ブラケット:ジェームズ・ダーシー
ウィリアム・L・ボーデン:デヴィッド・ダストマルチャン
ケネス・ニコルズ:デイン・デハーン
ストローズの補佐官:オールデン・エアエンライク
ゴードン・グレイ:トニー・ゴールドウィン
ハーコン・シュヴァリエ:ジェファーソン・ホール
イジドール・イザーク・ラビ:デヴィッド・クラムホルツ
ヴァネヴァー・ブッシュ:マシュー・モディーン
公聴会のルイス・ストローズの顧問弁護士:スコット・グライムス
トーマス・A・モーガン:カート・ケーラー
ウォード・V・エヴァンス:ジョン・ゴーワンズ
ロイド・K・ギャリソン:メイコン・ブレア
ウォーレン・マグナソン上院議員:グレゴリー・ジャバラ
ゲイル・W・マギー上院議員:ハリー・グローナー
ジョン・パストーレ:ティム・ディケイ
ヴェルナー・ハイゼンベルク:マティアス・シュヴァイクホファー
ルイス・ウォルター・アルヴァレズ:アレックス・ウルフ
ジョヴァンニ・ロッシ・ロマニッツ:ジョシュ・ザッカーマン
ハートランド・スナイダー:ロリー・キーン
ロバート・サーバー:マイケル・アンガラノ
ジョージ・C・エルテントン:ガイ・バーネット
ルース・トルマン:ルイーズ・ロンバード
リチャード・C・トルマン:トム・ジェンキンス
エドワード・コンドン:オーリー・ハースキヴィ
ドナルド・ホルニグ:デヴィッド・リスダール
ケネス・ベインブリッジ:ジョシュ・ペック
リチャード・P・ファインマン:ジャック・クエイド
ハンス・ベーテ:グスタフ・スカルスガルド
クルト・ゲーデル:ジェームズ・アーバニアク
ジョージ・キスチャコフスキー:トロンド・ファウサ・アウルヴォーグ
セス・ネッダーマイヤー:デヴォン・ボスティック
エンリコ・フェルミ:ダニー・デフェラーリ
クラウス・フックス:クリストファー・デナム
シャーロット・サーバー:ジェシカ・エリン・マーティン
J・アーネスト・ウィルキンスJr.:ロナルド・オーギュスト
レオ・シラード:マテ・ハウマン
オリヴィア・サールビー:リリー・ホーニグ
ライアル・ジョンソン:ジャック・カットモア=スコット
フィリップ・モリソン:ハリソン・ギルバートソン
ヘンリー・スティムソン陸軍長官:ジェームズ・レマー
ジョージ・C・マーシャル陸軍参謀総長:ウィル・ロバーツ
ジェームズ・F・バーンズ:パット・スキッパー
ハリー・S・トルーマン大統領:ゲイリー・オールドマン
リンドン・B・ジョンソン大統領:ハップ・ローレンス
ジョセフ・W・ケネディ:トロイ・ブロンソン
アメリカ 映画
配給 ユニバーサル・ピクチャーズ
2023年製作 180分
公開
北米:2023年7月21日
日本:2024年3月29日
製作費 $100,000,000
北米興行収入 $329,862,540
世界 $975,594,980
■ アカデミー賞 ■
第96回アカデミー賞
・受賞
作品・監督
主演男優(キリアン・マーフィー)
助演男優(ロバート・ダウニーJr.)
撮影・編集・作曲賞
・ノミネート
助演女優(エミリー・ブラント)
脚色・衣裳デザイン・メイクアップ&ヘアスタイリング・美術・録音賞
■ ストーリー ■
1954年。
赤狩りの嵐が吹き荒れる中、ソ連のスパイ疑惑による保安聴聞会で、J・ロバート・オッペンハイマー(キリアン・マーフィー)は、追及を受ける。
1959年。
アメリカ原子力委員会/AECの元委員長ルイス・ストローズ(ロバート・ダウニーJr.)は、オッペンハイマーのことに関する公聴会に出席する。
1926年。
化学を専攻しハーバード大学を首席で卒業したオッペンハイマーは、物理学に興味を持ち、イギリスのケンブリッジ大学に留学するが、環境に馴染めず孤立してホームシックとなる。
デンマークの理論物理学者ニールス・ボーア(ケネス・ブラナー)と出会ったオッペンハイマーは、ドイツのゲッティンゲン大学で学ぶよう助言される。
1959年。
公聴会でオッペンハイマーの件を訊かれたストローズは、彼を研究所に招いた経緯を話す。
__________
オッペンハイマーを迎えたストローズは、敷地内にいるアルベルト・アインシュタイン(トム・コンティ)を窓から2人で見つめながら、彼をマンハッタン計画に呼ばなかった理由を尋ねる。
アインシュタインは量子力学を受け入れないと答えたオッペンハイマーは、紹介すると言うストローズに、何年も前から知っていると伝える。
歩み寄るオッペンハイマーと何かを話したアインシュタインは、怪訝な顔をしてその場を去る。
アインシュタインの態度が気になるストローズは、問題ない、自分の過去について話しておくことがあると言うオッペンハイマーに、所長としては適任者だと伝える。
ストローズは、よく考えてみると言うオッペンハイマーが、所長職の任命に即答しないことを疑問に思う・・・。
2005年に発表された、カイ・バードとマーティン・J・シャーウィンの伝記”オッペンハイマー 「原爆の父」と呼ばれた男の栄光と悲劇”を基に製作された作品。
クリストファー・ノーランが製作と脚本を兼ねて監督し、主演はキリアン・マーフィー、エミリー・ブラント、マット・デイモン、ロバート・ダウニーJr.、フローレンス・ピュー、ジョシュ・ハートネット、ケイシー・アフレック、ラミ・マレック、ケネス・ブラナーなどが共演した作品。
”原爆の父”と呼ばれた理論物理学者J・ロバート・オッペンハイマーの苦悩を描く他共演の伝記ドラマ。
本作は、オッペンハイマーの学生時代から晩年までの人生が時系列を交差して展開し、カラーと白黒のシーンも交互に使用し、主観的視点と客観的視点から物語を描いている。
各方面で絶賛され、多くの映画賞を受賞した本作だが、日本での公開は物議を醸し、世界中の熱狂は無神経だと批判され、それに対してワーナー・ブラザースは謝罪した。
クリストファー・ノーランの卓越した演出と脚本、実力派スターによる演技や撮影技術などは称賛された。
第96回アカデミー賞では、作品賞以下13部門にノミネートされ、監督、主演男優(キリアン・マーフィー)、助演男優(ロバート・ダウニーJr.)、撮影、編集、作曲賞を受賞した。
・ノミネート
助演女優(エミリー・ブラント)
脚色・衣裳デザイン・メイクアップ&ヘアスタイリング・美術・録音賞
第二次大戦をテーマにした作品として最高の興行収入を記録した本作は、北米興行収入約3億3000万ドル、全世界では10億ドルに迫るメガヒットとなった。
主演のキリアン・マーフィーは、天才物理学者にして人間味も感じさせるJ・ロバート・オッペンハイマーを見事に演じ、念願のオスカーを獲得した。
主人公を支えて気丈に振る舞う妻を好演するキャサリン”キティ”オッペンハイマー役エミリー・ブラント、強引な手法でマンハッタン計画の責任者レズリー・グローヴス役マット・デイモン、アメリカ原子力委員会の委員長ルイス・ストローズ役ロバート・ダウニーJr.、主人公と関係する精神科医で共産主義者のジーン・タトロック役フローレンス・ピュー、カリフォルニア大学バークレー校での主人公の同僚で実験物理学者アーネスト・ローレンス役ジョシュ・ハートネット、陸軍の情報将校である防諜部部長ボリス・パッシュのケイシー・アフレック、イタリアの物理学者エンリコ・フェルミの助手でマンハッタン計画のシカゴでの参加者デヴィッド・L・ヒル役ラミ・マレック、デンマークの理論物理学者ニールス・ボーアのケネス・ブラナー、マンハッタン計画の参加者である理論物理学者エドワード・テラーのベニー・サフディ、アメリカ原子力委員会の弁護士ロジャー・ロッブ役ジェイソン・クラーク、主人公の弟フランク・オッペンハイマー役ディラン・アーノルド、その妻ジャッキー・オッペンハイマーのエマ・デュモン、アルベルト・アインシュタインのトム・コンティ、ケンブリッジ大学の実験物理学者パトリック・ブラケットのジェームズ・ダーシー、アメリカ原子力委員会事務局長ウィリアム・L・ボーデンのデヴィッド・ダストマルチャン、レズリー・グローヴスの部下でマンハッタン計画に参加した陸軍技官ケネス・ニコルズのデイン・デハーン、ルイス・ストローズの補佐官オールデン・エアエンライク、聴聞会の参加者ゴードン・グレイのトニー・ゴールドウィン、UCバークレーでの主人公の友人でフランス語の教師ハーコン・シュヴァリエ役ジェファーソン・ホール、留学時代の主人公の友人で物理学者イジドール・イザーク・ラビのデヴィッド・クラムホルツ、科学研究開発局長ヴァネヴァー・ブッシュのマシュー・モディーン、公聴会のルイス・ストローズの顧問弁護士スコット・グライムス、スペリーの元会長トーマス・A・モーガンのカート・ケーラー、機密情報開示聴聞会の委員である化学者ウォード・V・エヴァンスのジョン・ゴーワンズ、主人公の弁護士ロイド・K・ギャリソンのメイコン・ブレア、ウォーレン・マグナソン上院議員のグレゴリー・ジャバラ、ゲイル・W・マギー上院議員のハリー・グローナー、公聴会のメンバー、ジョン・パストーレのティム・ディケイ、ドイツの原子爆弾開発の理論物理学者ヴェルナー・ハイゼンベルクのマティアス・シュヴァイクホファー、マンハッタン計画の参加者ルイス・ウォルター・アルヴァレズのアレックス・ウルフ、ジョヴァンニ・ロッシ・ロマニッツのジョシュ・ザッカーマン、主人公の協力者である物理学者ハートランド・スナイダーのロリー・キーン、UCバークレーの物理学者でマンハッタン計画の参加者ロバート・サーバー役マイケル・アンガラノ、共産主義者ジョージ・C・エルテントンのガイ・バーネット、主人公と親交を深める心理学者ルース・トルマンのルイーズ・ロンバード、その夫であるマンハッタン計画の参加者リチャード・C・トルマンのトム・ジェンキンス、同じくエドワード・コンドンのオーリー・ハースキヴィ、ドナルド・ホルニグのデヴィッド・リスダール、ケネス・ベインブリッジのジョシュ・ペック、リチャード・P・ファインマンのジャック・クエイド、ハンス・ベーテのグスタフ・スカルスガルド、アインシュタインの友人クルト・ゲーデルのジェームズ・アーバニアク、マンハッタン計画の参加者ジョージ・キスチャコフスキーのトロンド・ファウサ・アウルヴォーグ、セス・ネッダーマイヤーのデヴォン・ボスティック、マンハッタン計画のシカゴでの参加者エンリコ・フェルミ役ダニー・デフェラーリ、マンハッタン計画の参加者クラウス・フックスのクリストファー・デナム、ロスアラモスの主任技術図書館員シャーロット・サーバーのジェシカ・エリン・マーティン、マンハッタン計画の参加者J・アーネスト・ウィルキンスJr.のロナルド・オーギュスト、マンハッタン計画のシカゴでの参加者レオ・シラード役マテ・ハウマン、リリー・ホーニグのオリヴィア・サールビー、ライアル・ジョンソンのジャック・カットモア=スコット、フィリップ・モリソンのハリソン・ギルバートソン、ヘンリー・スティムソン陸軍長官のジェームズ・レマー、ジョージ・C・マーシャル陸軍参謀総長のウィル・ロバーツ、ジェームズ・F・バーンズ国務長官パット・スキッパー、ハリー・S・トルーマン大統領のゲイリー・オールドマン、リンドン・B・ジョンソン大統領のハップ・ローレンス、ロスアラモスの化学部門責任者ジョセフ・W・ケネディのトロイ・ブロンソンなどが共演している。