有名な飛行家と瓜二つの芸人が巻き起こす騒動を描く、監督ウォルター・ラング、主演ダニー・ケイ、ジーン・ティアニー、コリンヌ・カルヴェ、マルセル・ダリオ他共演のミュージカル・コメディ。 |
■ スタッフ キャスト ■
監督:ウォルター・ラング
製作:ソル・C・シーゲル
原作
ルドルフ・ルーター
ハンス・アドラー
脚本
ヴァレンタイン・デイヴィス
フィービー・エフロン
ヘンリー・エフロン
撮影:レオン・シャムロイ
編集:J.ワトソン・ウェッブJr.
音楽:アルフレッド・ニューマン
出演
ジャック・マーティン/アンリ・デュラン:ダニー・ケイ
リリ・デュラン:ジーン・ティアニー
コレット:コリンヌ・カルヴェ
フィリップ・レブリックス:マルセル・ダリオ
フェリックス・ペリトン:ジャン・ミュラ
ルイ・フォラル:アンリ・レトンダル
アントワーヌ:クリントン・サンドバーグ
ガポー:シグ・ルーマン
ミミ:ジョイス・マッケンジー
ミネッテ:モニーク・シャンタル
ルイーズ・コルネット:マリーナ・コシェッツ
ペリトン夫人:アン・コディー
ユージェニー:マリ・ブランチャード
ダンサー:グウェン・ヴァードン
アメリカ 映画
配給 20世紀FOX
1951年製作 90分
公開
北米:1951年5月16日
日本:1952年3月21日
■ アカデミー賞 ■
第24回アカデミー賞
・ノミネート
ミュージカル音楽・美術監督賞(カラー)
■ ストーリー ■
リヴィエラ。
アメリカのエンターテイナーであるジャック・マーティン(ダニー・ケイ)は、恋人コレット(コリンヌ・カルヴェ)と共にショーに出演していた。
有名な飛行家であるアンリ・デュラン機長(ダニー・ケイ)は、飛行を終えて着陸する。
ジャックは、アンリが自分と瓜二つであることを知り驚き、彼を真似るショーを考えて大いに受ける。
それを知ったアンリと妻リリ(ジーン・ティアニー)は、ジャックとコレットをパーティーに招待する。
その後、アンリは会社の危機を知り、資金調達のためにロンドンに向かう。
それをライバルのペリトン(ジャン・ミュラ)に知られたくないアンリのパートナーのフィリップ(マルセル・ダリオ)とルイ(アンリ・レトンダル)は、ジャクにをアンリを演じさせてペリトンを混乱させることを考えるのだが・・・。
1934年に上演された、ルドルフ・ルーターとハンス・アドラー演劇”The Red Cat”を基に製作された作品。
この物語は、モーリス・シュヴァリエとマール・オベロンが主演した”シュヴァリエの巴里ッ子/Folies Bergère de Paris”(1935)、ドン・アメチー主演の”That Night in Rio”(1941)でも映画化されている。
*いずれもダリル・F・ザナックが製作。
有名な飛行家と瓜二つの芸人が巻き起こす騒動を描くミュージカル・コメディ。
テクニカラーの美しい映像と、リヴィエラを舞台にした華やかな雰囲気で展開する物語。
主演のダニー・ケイは、持ち味を十分に活かし、主人公の芸人と機長の二役を熱演し、実に愉快な作品に仕上がっている。
ダニー・ケイの妻で作詞家のシルビア・ファインが、4つの曲を作詞している。
ミュージカル・パフォーマンスの数々も見ものであり、第24回アカデミー賞では、ミュージカル音楽と美術監督賞(カラー)にノミネートされた。
クレジットされていないものの、度々登場し見事なダンスを披露するグウェン・ヴァードンにも注目したい。
飛行家の妻を妖艶に演ずるジーン・ティアニー、主人公の恋人コリンヌ・カルヴェ、飛行家のパートナー、マルセル・ダリオとアンリ・レトンダル、飛行家のライバル、ジャン・ミュラ、その妻アン・コディー、飛行家の屋敷の執事クリントン・サンドバーグ、劇場の支配人シグ・ルーマン、他ジョイス・マッケンジー、マリーナ・コシェッツ、マリ・ブランチャードなどが共演している。