往年のハリウッドの冒険活劇を彷彿させる、監督ジョン・タートルトーブ、ニコラス・ケイジ、ダイアン・クルーガー、ジャスティン・バーサ、ショーン・ビーン、ジョン・ヴォイト、ハーヴェイ・カイテル、クリストファー・プラマー共演の謎解きトレジャー・ハンティング・アクション大作。 |
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■ スタッフ キャスト ■
監督:ジョン・タートルトーブ
製作
ジェリー・ブラッカイマー
ジョン・タートルトーブ
脚本
コーマック・ウィバーリー
マリアンヌ・ウィバーリー
ジム・カウフ
撮影:キャレブ・デシャネル
編集:ウィリアム・ゴールデンバーグ
音楽:トレヴァー・ラビン
出演
ニコラス・ケイジ:ベンジャミン/ベン・ゲイツ
ダイアン・クルーガー:アビゲイル・チェイス
ジャスティン・バーサ:ライリー・プール
ショーン・ビーン:イアン・ハウ
ジョン・ヴォイト:パトリック・ゲイツ
ハーヴェイ・カイテル:ピーター・セダスキー
クリストファー・プラマー:ジョン・アダムス・ゲイツ
アメリカ 映画
配給 ウォルト・ディズニー・ピクチャーズ
2000年製作 131分
公開
北米:2004年11月19日
日本:2005年3月19日
製作費 $100,000,000
北米興行収入 $173,008,890
世界 $347,451,890
*詳細な内容、結末が記載されています。
■ ストーリー ■
1974年、ワシントンD.C.。
ゲイツ家に伝わる秘宝に興味を持つ少年ベンは、祖父のジョン(クリストファー・プラマー)から、その秘密を聞かされながら育つ。
__________
1832年。
アメリカ独立宣言書に署名した男達の中の、最後の生き残りチャールズ・キャロルは、秘密結社フリーメイソンのメンバーで、自分の死期が近いことを悟っていた。
キャロルは真夜中にホワイトハウスに向かい、アンドリュー・ジャクソン大統領に会いに行くが大統領は留守だった。
そこでキャロルは、信頼できる一人の人物にある秘密を打ち明けるが、それがゲイツの先祖トーマス・ゲイツだった。
その秘密とは、人々の想像を超えた宝物で、何世紀もの間、そのために争った人々、暴君、ファラオ、皇帝、武将達によって宝が渡るうちに増え続けた。
...全てを見る(結末あり)
参考:
・「ナショナル・トレジャー」(2004)
・「ナショナル・トレジャー/リンカーン暗殺者の日記」(2007)
*(簡略ストー リー)
歴史学者で冒険家のベン・ゲイツは、一家に伝えられる、世紀の秘宝を探すための手掛かりを、北極圏で発見する。
更にアメリカ独立宣言書にも秘密が隠されていることに気づいたベンは、協力者だったイアンが、その国家の財産を私利私欲で盗み出そうとしたため、先手を打ってそれを手に入れてしまう。
ベンは、相棒のライリーや国立公文書館のチェイス博士、更には父親パトリックらの協力を得ながら、イアンよりも先に秘宝を探し出そうとするのだが・・・。
__________
製作費1億ドルをかけた大作で、北米のみで約1億7300万ドル強、全世界では約3億4800万ドルの大ヒットとなった。
実在の人物や歴史事実に架空の説を加え、現代の冒険家が、秘宝を追って繰り広げるエピソードの組み立てが実に巧妙で楽しく、ロマンを感じさせる作品に仕上がっている。
古代の秘宝を追う現代人が、ハイテクなどを利用して謎を解いていくところは、「インディアナ・ジョーンズ」シリーズなどとは一味違った感覚で楽しめる。
(時代背景の設定が違うが)
フリーメイソンとのテンプル騎士団の関係や、アメリカ・ドルがフリーメイソンに支配されているなどの都市伝説を巧みに使ったストーリーも実に興味深い。
批評家の評価はかなり低かったが、 ジョン・タートルトーブの、理路整然と展開する細かい演出、ゲームのような感覚が大いに受けた作品でもある。
トレヴァー・ラビンの、ドラマを盛り上げる音楽も印象に残る。
冒険家の家系に誇りを持ち、秘宝に敬意を表しながら行動する主人公を、主演ニコラス・ケイジは好演し、スマートで痛快な演技を見せてくれる。
学者には見えないが、作品に彩りを添えるダイアン・クルーガー、主人公の相棒で、頼りになるハッカー、ジャスティン・バーサ、私利私欲のために秘宝を追うショーン・ビーン、 家系に伝わる秘密を隠そうとするが、最後には息子に協力する主人公の父親ジョン・ヴォイト、主人公を追う人情味のあるFBI捜査官ハーヴェイ・カイテル、そして主人公に、家系の秘密を教える祖父でクリストファー・プラマーなどが共演している。