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絢爛たる殺人 Murder at the Vanities (1934)

ミュージカル・ショーの初日の混乱とその裏で起きる殺人事件を描く、監督ミッチェル・ライゼン、主演カール・ブリッソンヴィクター・マクラグレンジャック・オーキーキティ・カーライル他共演のミュージカル・ドラマ。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ドラマ(ミュージカル)


スタッフ キャスト
監督:ミッチェル・ライゼン

製作:E・ロイド・シェルドン(クレジットなし)
原作
アール・キャロル

ルーファス・キング
脚本
ケイリー・ウィルソン

ジョセフ・コロンボ
撮影:レオ・トーヴァー

編集:ウィリアム・シェイ
音楽
ハワード・ジャクソン(クレジットなし)
ウィリアム・E・リンチ(クレジットなし)
ミラノ・ロダー(クレジットなし)

出演
エリック・ランダー:カール・ブリッソン
ビル・マードック:ヴィクター・マクラグレン
ジャック・エラリー:ジャック・オーキー
アン・ウェア:キティ・カーライル
ノーマ・ワトソン:ドロシー・スティックニー
リタ・ロス:ガートルード・マイケル
ヘレン・スミス:ジェシー・ラルフ
ホーマー・ブースビー:チャールズ・B・ミドルトン
セイディー・エヴァンス:ゲイル・パトリック
サンダース検死官:ドナルド・ミーク
ナンシー:トビー・ウィング
本人:デューク・エリントン

アメリカ 映画
配給 パラマウント・ピクチャーズ

1934年製作 89分
公開
北米:1934年5月18日
日本:1934年9月


ストーリー
舞台監督のジャック・エラリー(ジャック・オーキー)は、ショーの初日を迎え、主演のエリック・ランダー(カール・ブリッソン)とアン・ウェア(キティ・カーライル)が現れないために焦る。
警部補ビル・マードック(ヴィクター・マクラグレン)が劇場に現れ、ショーのチケットを求められたエラリーは、それどころではなく彼の相手をしていられない。
ようやく到着したランダーとアンは、ショーの準備を始める。
ショーの後で結婚すること決めた2人の噂は広がり、ランダーの秘密を知り、かつて関係していたことがあるリタ・ロス(ガートルード・マイケル)は嫉妬し、小間使いのノーマ・ワトソン(ドロシー・スティックニー)に八つ当たりをする。
衣裳係のヘレン・スミス(ジェシー・ラルフ)は実はランダーの母親で、30年前にウィーンで女優をしていた際に事件を起こし、アメリカに逃れたのだった。
その後、何者かがアンに危害を加えようとする。
エラリーは、マードックを呼び寄せて調べさせる。
リタと話をしたランダーは、彼女を牽制して、母のことを話したら痛い目に遭わせると言って脅す。
ショーは始まり、ランダーが雇っていた探偵セイディー・エヴァンス(ゲイル・パトリック)が死亡する事件が起き、駆け付けたマードックは捜査を始めるのだが・・・。


解説 評価 感想

アール・キャロルブロードウェイ・ミュージカル”The Earl Carroll Vanities”を基に製作された作品。

ミュージカル・ショーの初日の混乱と、その裏で起きる殺人事件を描くミュージカル・ドラマ。

美術監督や衣裳デザイナーとして活躍し、1930年代に監督となったミッチェル・ライゼンの軽快な演出、ミュージカルではあるが、カール・ブリッソンヴィクター・マクラグレンの”ヘビー級”の演技も注目の作品。

舞台裏で起きる殺人事件とその捜査が、初日を迎え慌ただしい中で、華々しいショーと共に同時進行するという、珍しい内容のミュージカル。

多くの美しい女優が登場し、当時としては驚きとも言える露出度が話題にもなった、プレコード作品でもある。

上記のように、ショーの主演男優を演じて見事なパフォーマンスを見せるカール・ブリッソンの存在感、荒っぽい警部を演ずるヴィクター・マクラグレンの迫力に圧倒される。

ショーの初日を迎えて、慌ただしく指揮を執る舞台監督を愉快に演ずるジャック・オーキー、ショーの主演女優キティ・カーライル、彼女と主人公の関係に嫉妬する女優ガートルード・マイケル、その小間使いドロシー・スティックニー、過去がある主人公の母親で衣裳係のジェシー・ラルフ、役者のチャールズ・B・ミドルトン、主人公が雇う探偵ゲイル・パトリック、検死官のドナルド・ミーク、女優のトビー・ウィング、そしてデューク・エリントンが本人役で登場する。


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