真珠湾攻撃からわずか半年、太平洋戦争の勝敗の行方を決することになるミッドウェイ海戦を描く、監督ジャック・スマイト、主演チャールトン・ヘストン、ヘンリー・フォンダ、三船敏郎、ジェームズ・コバーン、ロバート・ミッチャム他共演による戦争映画の超大作。 |
■ スタッフ キャスト ■
監督:ジャック・スマイト
製作:ウォルター・ミリッシュ
脚本:ドナルド・S・サンフォード
撮影:ハリー・ストラドリングJr.
編集
フランク・J・ユリオステ
ロバート・スウィンク
音楽:ジョン・ウィリアムズ
出演
チャールトン・ヘストン:マシュー・ガース大佐
ヘンリー・フォンダ:チェスター・ニミッツ提督
三船敏郎:山本五十六海軍大将
ジェームズ・コバーン:ヴィントン・マドックス大佐
ロバート・ミッチャム:ウィリアム・ハルゼー提督
クリフ・ロバートソン:カール・ジョセップ中佐
ハル・ホルブルック:ジョセフ・ロシュフォート中佐
グレン・フォード:レイモンド・スプルーアンス提督
ロバート・ワグナー:アーネスト・L・ブレイク少佐
ロバート・ウェッバー:フランク・フレッチャー提督
クリストファー・ジョージ:クラレンス・マクラスキー少佐
ケヴィン・ドブソン:ジョージ・H・ゲイJr.少尉
エドワード・アルバート:トーマス・ガース少尉
ダブニー・コールマン:マレー・アーノルド
エリック・エストラーダ:ラモス”チリビーン”少尉
ジェームズ繁田:南雲忠一中将
トム・セレック:シリル・サイマード艦長補佐
ノリユキ・パット・モリタ:草鹿龍之介少将
モンテ・マーカム:マックス・レスリー中佐
クライド草津:渡辺安次中佐
アメリカ 映画
配給 ユニバーサル・ピクチャーズ
1976年製作 131分
公開
北米:1976年6月18日
日本:1976年7月
北米興行収入 $43,220,000
*詳細な内容、結末が記載されています。
■ ストーリー ■
1942年4月18日、広島。
大日本帝国海軍・連合艦隊司令長官・山本五十六大将(三船敏郎)は、渡辺安次中佐(クライド草津)から、東京、横浜、川崎などが空襲されたという報告を受ける。
真珠湾。
アメリカ太平洋艦隊マシュー・ガース大佐(チャールトン・ヘストン)は、情報局のジョセフ・ロシュフォート中佐(ハル・ホルブルック)から、日本軍に感する情報を得ようとする。
指令本部に戻ったガースは、3年振りに少尉である息子のトーマス/トム(エドワード・アルバート)と再会するが、彼が日本人女性を愛していると聞き驚いてしまう。
人種偏見などないガースだったが、真珠湾攻撃からまだ半年のこの時期では、いささか問題が大きかった。
...全てを見る(結末あり)
*(簡略ストー リー)
1942年4月。
日本帝国海軍・連合艦隊司令長官・山本五十六大将は、東京、横浜、川崎などが空襲されたという報告を受ける。
真珠湾攻撃から半年、アメリカ太平洋艦隊マシュー・ガース大佐は、日本軍に感する情報を得ようとしていた。
山本大将は、太平洋艦隊をミッドウェイに誘き寄せ、一気に勝負をつけるのことを考える。
一方、解読された日本軍の暗号を基に、太平洋艦隊司令長官のニミッツ提督は、空母ホーネットやエンタープライズなどを、ミッドウェイに向け出撃させる・・・。
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オールスターキャスト、パニック大作花盛りの1970年代に作られた作品で、アメリカ建国200年に合わせて製作された。
大味ながら、歴史を再認識する上ではまずまず面白味のある作品で、史実に加え、人種の壁にぶつかる親子のドラマをまじえた演出もある。
キャスト自体は本作の方が豪華だが、真珠湾攻撃を描いた「トラ・トラ・トラ!」(1970)に比べると、緊迫感や特撮などの迫力もかなり見劣りする。
ジョン・ウィリアムズの音楽も、彼にしては平凡だ。
なんと言っても、日本軍側のセリフが英語であったのが失敗で、演ずる役が山本五十六ということで存在感はあるが、さすがの三船敏郎もやや影が薄い感じがする。
その辺りも、日系人俳優を使わずに日本人が日本語で演ずる「トラ・トラ・トラ!」の方が、よりリアルに描かれている。
無理やり出撃して死なせることもない気がするチャールトン・ヘストンは、作戦よりも息子の問題で苦労するところは、人間味が感じられる。
ニミッツ提督役のヘンリー・フォンダと情報部のロシュフォート中佐役のハル・ホルブルック、日本人女性と恋に落ちる、主人公の息子役のエドワード・アルバート以外は、特別出演又は端役のような感じで、スターが取っ替え引っ替え登場し、さて何人知っていますか?という感じで終わってしまう。