「X エックス」(2022)、「Pearl パール」(2022)に続く3部作の完結編である前作の後日譚。 6年前の惨劇を生き延びた女優志願のマキシーンに再び襲いかかる恐怖を描く、製作、監督、脚本タイ・ウェスト、主演ミア・ゴス(製作兼)、エリザベス・デビッキ、モーゼス・サムニー、ミシェル・モナハン、ボビー・カナヴェイル、リリー・コリンズ、ジャンカルロ・エスポジート、ケヴィン・ベーコン他共演のホラー。 |
■ スタッフ キャスト ■
監督:タイ・ウェスト
製作
ジェイコブ・ジャフケ
タイ・ウェスト
ケヴィン・チューレン
ハリソン・クライス
ミア・ゴス
製作総指揮
レン・ブラヴァトニック
ダニー・コーエン
ジェレミー・ライツ
ピーター・ポーク
サム・レヴィンソン
アシュリー・レヴィンソン
脚本:タイ・ウェスト
撮影:エリオット・ロケット
編集:タイ・ウェスト
音楽:タイラー・ベイツ
出演
マキシーン・ミンクス/マキシーン・ミラー:ミア・ゴス
エリザベス・ベンダー:エリザベス・デビッキ
レオン:モーゼス・サムニー
ウィリアムズ刑事:ミシェル・モナハン
トレス刑事:ボビー・カナヴェイル
タビー・マーティン:ホールジー
モリー・ベネット:リリー・コリンズ
テディ・ナイト:ジャンカルロ・エスポジート
ジョン・ラバト:ケヴィン・ベーコン
アーネスト・ミラー牧師:サイモン・プラスト
FXアーティスト:ソフィー・サッチャー
シェパード・トゥレイ:ウリ・ラトゥケフ
アンバー・ジェームズ:クロエ・ファーンワース
エレイン:デボラ・ゲフナー
ニュースキャスター:ネッド・ヴォーン
警備員:ラリー・フェッセンデン
検死官:トビー・ハス
アメリカ 映画
配給 A24
2024年製作 104分
公開
北米:2024年7月5日
日本:2025年6月6日
製作費 $1,000,000
北米興行収入 $15,097,630
世界 $22,057,160
■ ストーリー ■
1985年、ハリウッド。
6年前に起きたテキサスの惨劇の生存者であるマキシーン・ミンクス(ミア・ゴス)は、それまでの出演作がすべてポルノ映画だったにも拘らず、エリザベス・ベンダー(エリザベス・デビッキ)が監督する、新作ホラー映画”ピューリタンII”のオーディションを受ける。
街では、ナイトストーカー殺人事件が世間を騒がせていた。
マキシーンは、友人でストリッパーのアンバー・ジェームズ(クロエ・ファーンワース)から、ハリウッドヒルズのパーティーに誘われるもののそれを断る。
エージェントのテディ・ナイト(ジャンカルロ・エスポジート)からの電話を受けたマキシーンは、ピューリタンIIの主役に決まったことを知る。
マキシーンは、アパートの1階のビデオショップの店長で友人のレオン(モーゼス・サムニー)に、そのことを伝える。
革の服を着た謎の人物は、マキシーンが副業としているのぞき見ショーを、怒りの眼差しで見つめる。
仕事を終えたマキシーンは、アダルトエンターテイナーのタビー・マーティン(ホールジー)から、アンバーが言っていたパーティーに誘われるものの、それも断る。
タビーと別れてアパートに向かうマキシーンは、”バスター・キートン”に扮した男に尾行され、路地で、飛び出しナイフを振りかざす彼に襲われそうになる。
男に銃を向けたマキシーンは、服を脱がせて銃を口に押し込みしゃぶらせて、うつぶせになった彼の睾丸をブーツで踏み潰す。
アパートに戻ったマキシーンは、レオとホラー映画を観ながら眠ってしまい、ドアをノックする音で目覚める。
ドアの外にあった小包を開けたマキシーンは、入っていたビデオテープを再生する。
それは、テキサスの警察の証拠品で、6年前に、マキシーンと仲間たちが撮影したポルノ映画だった。
マキシーンは驚き、混乱する彼女を心配したレオンは、帰ることを彼女に伝えてその場を去る。
私立探偵のジョン・ラバト(ケヴィン・ベーコン)は、指示通りに女(マキシーン)を見つけたことを、依頼人である革の服を着た人物に伝えて、追加料金を請求する。
その頃、ハリウッドヒルズでは、拘束されたアンバーとタビーが殺害される。
翌日、昨夜のことが頭から離れないマキシーンは、6年前のことを思いだしながら、映画の衣装合わせなど、撮影に向けての準備を始めるのだが・・・。
■ 解説 評価 感想 ■
参考:
・「X エックス」(2022)
・「Pearl パール」(2022)
・「MaXXXine マキシーン」(2024)
「X エックス」(2022)、「Pearl パール」(2022)に続く3部作の完結編である前作の後日譚。
前2作に続きタイ・ウェストが製作と脚本を兼ねて監督し、主演はミア・ゴス(製作兼)、エリザベス・デビッキ、モーゼス・サムニー、ミシェル・モナハン、ボビー・カナヴェイル、リリー・コリンズ、ジャンカルロ・エスポジート、ケヴィン・ベーコンなどが共演した作品。
6年前の惨劇を生き延びた女優志願のマキシーンに再び襲いかかる恐怖を描くホラー。
本作は3部作の完結編として公開されたが、タイ・ウェストは、4作目の製作が進行する可能性があることを認めた。
しかし、その後、結局は本作までで満足していることを語り、最後になると述べた。
「X エックス」(2022)をうまく継承している内容ではあるが、謎の人物と殺人事件の犯人が誰かを容易に予想できるストーリーは平凡で(それを意図している感じでもあるが)、恐怖の映像も控えめであり、前2作に比べると評価は低かった。
主演のミア・ゴスは、スターになるチャンスを掴みながら、再び襲いかかる恐怖に対抗するマキシーン・ミンクス/ミラーを好演している。
主人公を採用する映画監督のエリザベス・デビッキ、主人公の友人であるビデオ店の店長モーゼス・サムニー、殺人事件を担当する刑事のミシェル・モナハンとボビー・カナヴェイル、主人公の友人であるアダルトエンターテイナーのホールジー、主人公が出演することになる映画の前作の出演女優で犠牲者となるリリー・コリンズ、主人公の過激なエージェント、ジャンカルロ・エスポジート、主人公を探る私立探偵のケヴィン・ベーコン、主人公を捜す父親で、テレビ伝道師兼カルト信者の牧師サイモン・プラスト、FXアーティストのソフィー・サッチャー、主人公の友人ウリ・ラトゥケフ、クロエ・ファーンワース、キャスティング・ディレクターのデボラ・ゲフナー、ニュースキャスターのネッド・ヴォーン、警備員のラリー・フェッセンデン、検死官のトビー・ハスなどが共演している。