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荒野に生きる Man in the Wilderness (1971)

負傷して大自然の中に置き去りにされた男の生命力を描く、監督リチャード・C・サラフィアン、主演リチャード・ハリスジョン・ヒューストンヘンリー・ウィルコクソン他共演のアドベンチャー。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


アクション/アドベンチャー


スタッフ キャスト
監督:リチャード・C・サラフィアン
製作:サンディ・ハワード
脚本:ジャック・デウィット
撮影:ジェリー・フィッシャー
編集:ジェフリー・フット
音楽:ジョニー・ハリス

出演
ザッカリー・バス:リチャード・ハリス
ヘンリー隊長:ジョン・ヒューストン
酋長:ヘンリー・ウィルコクソン
グレース:プルネラ・ランサム
フォガティ:パーシー・ハーバート
ローリー:デニス・ウォーターマン
フェリス:ノーマン・ロッシントン
ブノワ:ジェームズ・ドゥーアン
ポッツ:ブライアン・マーシャル
ロングボウ:ベン・カラザーズ
コールター:ジョン・ビンドン
スミス:ロバート・ラッセル
グレースの母:シーラ・レイナー
看護師:ジュディス・ファース

アメリカ 映画
配給 ワーナー・ブラザーズ
1971年製作 104分
公開
北米:1971年11月24日
日本:1972年7月1日


ストーリー
1820年。
毛皮商のヘンリー(ジョン・ヒューストン)率いる探検隊は、北西部で2年間の毛皮猟を終えた。
ヘンリーらは、冬になる前にミズーリ川に到達し、南下して交易所で毛皮を売ろうと考える。
探検隊の猟師ザッカリー・バス(リチャード・ハリス)は、若くて未熟なローリー(デニス・ウォーターマン)と鹿を狩っていた。
ザッカリーはヒグマに襲われ、それを知ったローリーは、何もできずにヘンリーらを呼ぶ。
ヒグマを殺したヘンリーは、医師のフェリス(ノーマン・ロッシントン)にザッカリーの容態を診させる。
ザッカリーが助からないと判断したフェリスは、ヘンリーの指示で一応、傷の手当てをする。
ヘンリーは、自分の責任だと言うローリーとフォガティ(パーシー・ハーバート)をその場に残し、ザカリーが朝までに死ななければ殺して埋葬し、ローリーに弔辞を述べるよう命ずる。
ザッカリーは、意識の中で、少年時代に母親をコレラで亡くしたことを思い出し、探検隊は出発する。
翌朝、数人の先住民アリカラ族が現れ、フォガティは、意識があるザッカリーを置き去りにしてその場から逃れる。
ローリーも、ザッカリーに謝罪し、聖書を置いてフォガティを追う。
ザッカリーに気づいたアリカラ族の酋長(ヘンリー・ウィルコクソン)は、呪いを唱えてその場を去る。
意識が朦朧とするザッカリーは、妊娠中だった妻グレース(プルネラ・ランサム)のことを思い出す。
ローリーとフォガティが探検隊に戻り、先住民が現れたために、意識があったザッカリーを置き去りにしてきたことをヘンリーに伝える。
ヘンリーは、息子のように思うザッカリーが探検の継続を望むだろうと考え、彼を救いに行かないことに決める。
一方、何とか体を動かして移動できたザッカリーは、川の水を飲み、ザリガニや木の身、バイソンの生肉を食べて体力をつける。
そしてザッカリーは、出産で亡くなったグレースや別れた息子のことを考えながら、生き抜こうとするのだが・・・。


解説 評価 感想
バニシング・ポイント」(1971)などのリチャード・C・サラフィアンが監督し、主演はリチャード・ハリスジョン・ヒューストンヘンリー・ウィルコクソンなどが共演した作品。

負傷して大自然の中に置き去りにされた男の生命力を描くアドベンチャー。

実在の罠猟師ヒュー・グラスをモデルにした内容であり、レオナルド・ディカプリオ主演の「レヴェナント:蘇えりし者」は、ヒュー・グラスの体験を基にした原作の映画化。

置き去りにされた主人公の復讐劇でもあるが、厳しい大自然の中で、瀕死の状況から復活する男の生命力が力強く描かれている。

探検隊の苦難の旅を表現する、船を運びながら移動を続ける様子が興味深い。

主演のリチャード・ハリスは、仲間に見捨てられながら、生き抜こうとする執念の男を熱演している。

主人公に敬意を払う探検隊の隊長ジョン・ヒューストン、原住民の酋長ヘンリー・ウィルコクソン、主人公の妻プルネラ・ランサム、主人公を見捨てる猟師のパーシー・ハーバートデニス・ウォーターマン、探検隊の医師ノーマン・ロッシントン、隊員のジェームズ・ドゥーアンブライアン・マーシャルベン・カラザーズジョン・ビンドンロバート・ラッセル、グレース(プルネラ・ランサム)の母親シーラ・レイナー、看護師のジュディス・ファースなどが共演している。


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