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人々を恐怖に陥れる”切り裂きジャック”連続殺人事件を描く、監督ヒューゴー・フレゴネーズ、主演ジャック・パランス、コンスタンス・スミス、バイロン・パーマー他共演のサスペンス・ホラー。 |
■ スタッフ キャスト ■
監督:ヒューゴー・フレゴネーズ
製作:ロバート・L・ジャックス
脚本
バレ・リンドン
ロバート・プレスネルJr.
原作:マリー・ベロック・ロウンズ”The Lodger”
撮影:レオ・トーヴァー
編集:マージョリー・ファウラー
音楽:ヒューゴー・フリードホーファー
出演
スレイド:ジャック・パランス
リリー・ボナー:コンスタンス・スミス
ポール・ワーウィック警部:バイロン・パーマー
ヘレン・ハーレー:フランシス・ベイヴィア
ウィリアム・ハーレー:リス・ウィリアムズ
巡査:ショーン・マクローリー
巡査:レスリー・ブラッドリー
デイジー:ティタ・フィリップス
メルヴィル主任警部:レスター・マシューズ
ベイツ刑事:ハリー・コーディング
メアリー・レニハン:リサ・ダニエルズ
アニー・ロウリー:リリアン・ボンド
ケイティ:イザベル・ジュエル
劇場のパトロン:ノーブル・チッセル(クレジットなし)
劇場のボックス席の探偵:ベン・ライト
レラ:ラマ・バイ(クレジットなし)
アメリカ 映画
配給 20世紀FOX
1953年製作 82分
公開
北米:1953年12月31日
日本:未公開
製作費 $500,000
■ ストーリー ■
1888年、ロンドン。
3人の犠牲者を出す”切り裂きジャック”事件が起きていた。
その夜、パブで酔った女性ケイティ(イザベル・ジュエル)が殺害される。
アルスターコートを着た病理学者スレイド(ジャック・パランス)は、広告で見た部屋を借りるために、ウィリアム・ハーレー(リス・ウィリアムズ)と妻ヘレン(フランシス・ベイヴィア)の家を訪ねる。
スレイドは、研究のために必要だと言って、屋根裏部屋も貸りる。
街では、切り裂きジャックによる4人目の犠牲者が出たことが知らされる。
ヘレンは、壁に掛けてある女優の写真の視線が気になり裏返しにして隠す、スレイドの行動を奇妙に思うが、女優である姪のリリー・ボナー(コンスタンス・スミス)の公演があることを話す。
訪ねて来たリリーは滞在することになり、ヘレンとウィリアムは、公演を控えるリリーと共に劇場に向かう。
リリーは、パリでの公演の成功から戻ってきたばかりだった。
アルスターコートを着て小さな黒いバッグを持ち外出しようとしたスレイドは、初演を前にした美しいリリーに挨拶する。
その後、劇場の楽屋で準備をするリリーは、訪ねて来た旧友アニー・ロウリー(リリアン・ボンド)と話す。
リリーは、生活に困っている様子のアニーを気の毒に思い手を貸そうとするが、彼女は姿を消してしまう。
リリーの公演は成功し、同じ頃、切り裂きジャックによる5人目の犠牲者が発見される。
劇場に向かった殺人事件の捜査を担当するポール・ワーウィック警部(バイロン・パーマー)は、リリーと話し、アニーが切り裂きジャックに殺されたことを知らせる。
ワーウィックは、容疑者と思われる男が目撃され、小さな黒いバッグを持ちアルスターコートを着ていたことをリリーに話すのだが、彼女は心当たりがないと彼に伝える・・・。
■ 解説 評価 感想 ■
19世紀末のロンドンで実際に起きた”切り裂きジャック”連続殺人事件を題材にした、1913年に発表された、マリー・ベロック・ロウンズの小説”The Lodger”を基に製作された作品。
西部劇や犯罪ドラマを得意としたアルゼンチン出身のヒューゴー・フレゴネーズが監督し、、主演はジャック・パランス、コンスタンス・スミス、バイロン・パーマーなどが共演した作品。
人々を恐怖に陥れる”切り裂きジャック”連続殺人事件を描くホラー。
19世紀末のロンドンの様子を伝える雰囲気あるセットなどは注目で、悪役としてスターとなった主演のジャック・パランスの鬼気迫る演技は見ものだ。
主人公と関わる舞台女優である歌手を魅力的に演ずるコンスタンス・スミス、連続殺人事件を捜査する警部のバイロン・パーマー、主人公が下宿する家の夫妻フランシス・ベイヴィアとリス・ウィリアムズ、殺人事件に遭遇する巡査のショーン・マクローリーとレスリー・ブラッドリー、ハーレー家(下宿)のメイド、ティタ・フィリップス、主任警部のレスター・マシューズ、刑事のハリー・コーディング、被害者の女性リサ・ダニエルズ、リリー(コンスタンス・スミス)の旧友で殺害されるリリアン・ボンド、殺害される酔った女性イザベル・ジュエル、劇場のパトロン、ノーブル・チッセル、劇場のボックス席の探偵ベン・ライト、リリーのメイド、レラ:ラマ・バイなどが共演している。