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魔法の町 Magic Town (1947)

世論調査業を営む男性が小さな町で巻き起こす騒動を描く、製作、監督ウィリアム・A・ウェルマン、主演ジェームズ・スチュワートジェーン・ワイマンケント・スミス他共演のコメディ・ドラマ。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ドラマ(コメディ)

ジェームズ・スチュアート / James Stewart / Pinterest


スタッフ キャスト
監督:ウィリアム・A・ウェルマン
製作
ロバート・リスキン
ウィリアム・A・ウェルマン
原案
ロバート・リスキン
ジョセフ・クラムゴールド
脚本:ロバート・リスキン
撮影:ジョセフ・F・バイロック
編集
シャーマン・トッド
リチャード・G・レイ
音楽:ロイ・ウェッブ

出演
リップ・スミス:ジェームズ・スチュワート
メアリー・ピーターマン:ジェーン・ワイマン
フーペンデッカー:ケント・スミス
アイク:ネッド・スパークス
ルー・ディケッツ:ウォレス・フォード
エド・ウィーバー:レジス・トゥーミー
ウィーバー夫人:アン・ドラン
トゥイドル:ドナルド・ミーク
ピーターマン夫人:アン・シューメーカー
リチャード・ニクルビー:ハワード・フリーマン
ハンク・ニクルビー:ミッキー・クーン
ウィルトン上院議員:ジョージ・アーヴィング
ウィルトン夫人:ジュリア・ディーン
ジョージ・ストリンガー:セルマー・ジャクソン
ホッジス:ポール・スカードン
スティンガーの役員:レイ・ウォーカー
市長:ハリー・ホルマン
ディッキー:ロバート・ダドリー
バス運転手:ジョージ・チャンドラー
グランドビュー市民に質問する男性:エドガー・ディアリング
訪問者:ディック・エリオット
市民:フランクリン・ファーナム
市長秘書:ベス・フラワーズ
ガブリエル・ヒーター:ガブリエル・ヒーター
引っ越し業者:トム・ケネディ
ラジオ放送局員:ノックス・マニング
記者:ケン・ナイルズ
エレベーター係:ヴィック・ペラン
町民:スナブ・ポラード
新聞記者:シリル・リング
引っ越し業者:ディック・ウェッセル
靴磨き:リー”ラセス”ホワイト
ラジオコメディアン:ジョー・ユール

アメリカ 映画
配給 RKO
1947年製作 103分
公開
北米:1947年10月7日
日本:未公開


ストーリー
元バスケットボール選手のリップ・スミス(ジェームズ・スチュワート)は、世論調査や消費者調査を行う会社を経営していたが、廃業することになる。
リップは、完璧な調査を実施するための数学的公式”数学の奇跡”を見つけ出すことに執着し、ライバル社ストリンガーと競い合った。
しかし、資金不足となったリップは、廃業に追い込まれた。
ライバルのストリンガー(セルマー・ジャクソン)は、リップの実績を評価し、彼を雇おうとする。
同僚のアイク(ネッド・スパークス)とトゥイドル(ドナルド・ミーク)とオフィスの整理をしていたリップは、訪ねて来たスティンガーから雇うと言われるものの、気が進まなかった。
その時、あることに気づいたリップは、スティンガーの提案を断り、アイクとトゥイドルに説明を始める。
陸軍の戦友であり部下だったフーペンデッカー(ケント・スミス)が、グランドビューという小さな町で行った調査が、ストリンガーが全国規模で行った調査と完全に一致していることをリップは2人に話す。
グランドビューの人口統計が国全体の人口統計と完全に一致することを確認したリップは、”数学の奇跡”を見つけられると確信し、身分が知られないよう、保険のセールスマンを装い3人でグランドビューに向かう。
町に着いたリップは、学校で教師をしているフーペンデッカーに再会し、目的を承知している彼の協力で行動を開始し、市長(ハリー・ホルマン)に会いに行く。
市長と話したリップは、保険業を始めるために不動産業者を紹介してもらおうとする。
会議でその場に居た不動産業者ルー・ディケッツ(ウォレス・フォード)は、リップに挨拶して協力を約束する。
帰ろうとしたリップは、町の拡張と市民センター建設を市長らに提案するメアリー・ピーターマン(ジェーン・ワイマン)の話が聴こえて、自分たちの計画に悪影響を与えると考える。
会議に割って入ったリップは、町の素晴らしさを語り、現状を変えるべきではないという考えを述べるのだが・・・。


解説 評価 感想
つばさ」(1927)、「民衆の敵」(1931)などのウィリアム・A・ウェルマンが製作を兼ねて監督し、主演はジェームズ・スチュワートジェーン・ワイマンケント・スミスなどが共演した作品。

世論調査業を営む男性が小さな町で巻き起こす騒動を描くコメディ。

前年の「素晴らしき哉、人生!」(1946)に続き、ジェームズ・スチュワートの熱演が見どころの作品ではあるが、同作同様、本作も興行的には失敗した作品。

押し付けがましい内容が前作同様に意外にも受けなかったのは、終戦間もない時期の社会状況が、そんなストーリーを求めていなかったとも言える。

とは言え、今観ると、野心家である主人公をユーモアをまじえて好演するジェームズ・スチュワートの個性を生かした演出や、主人公と共に様々な体験をしながら惹かれ合い、町の発展を願う新聞社社主の娘を演ずるジェーン・ワイマンの魅力も見逃せない。

主人公の戦友で部下だった町の教師ケント・スミス、不動産業者のウォレス・フォード、配管業者のレジス・トゥーミー、その妻アン・ドラン、主人公の同僚ネッド・スパークスドナルド・ミーク(本作が遺作)、ヒロインの母親アン・シューメーカー、市会議員のハワード・フリーマン、その息子ミッキー・クーン、上院議員のジョージ・アーヴィング、その妻ジュリア・ディーン、主人公のライバル社の経営者セルマー・ジャクソン、その会社の役員レイ・ウォーカー、新聞社の社員ポール・スカードンロバート・ダドリー、市長のハリー・ホルマン、バス運転手のジョージ・チャンドラー、グランドビュー市民に質問する男性エドガー・ディアリング、町の訪問者ディック・エリオット、市民のフランクリン・ファーナム、市長秘書のベス・フラワーズ、ラジオ・ニュースキャスターのガブリエル・ヒーター、引っ越し業者のトム・ケネディディック・ウェッセル、ラジオ放送局員のノックス・マニング、記者のケン・ナイルズ、エレベーター係のヴィック・ペラン、町民のスナブ・ポラード、新聞記者のシリル・リング、靴磨きのリー”ラセス”ホワイト、ラジオ・コメディアンのジョー・ユールなどが共演している。


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