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ライブ・ワイヤー Live Wire (1992)

新開発された液体爆弾を使うテロリストに立ち向かうFBI捜査官の戦いを描く、監督クリスチャン・デュゲイ、主演ピアース・ブロスナンロン・シルヴァーベン・クロスリサ・アイルバッハー他共演の犯罪サスペンス。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ドラマ(サスペンス/犯罪)


スタッフ キャスト ■
監督:クリスチャン・デュゲイ

製作
スザンヌ・トッド

デヴィッド・ウィリス
製作総指揮
バート・ベイカー
シンディ・ホーニッケル
マージョリー・ルイス
脚本:バート・ベイカー
撮影:ジェフリー・ジャー

編集:クリストファー・グリーンバリー
音楽:クレイグ・セイファン

出演
ダニー・オニール:ピアース・ブロスナン

フランク・トラヴェレス:ロン・シルヴァー
ミケール・ラシッド:ベン・クロス
テリー・オニール:リサ・アイルバッハー
ジェームズ・ガーヴィー:アル・ワックスマン
シェーン・ロジャース:ブレント・ジェニングス
サイム上院議員:フィリップ・ベイカー・ホール
アル=リド:トニー・プラナ

アメリカ 映画
配給 ニュ ー・ライ ン・シネマ

1992年製作 85分
公開
北米:1992年9月3日
日本:1993年1月23日
製作費 $11,000,000


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
ワシントンD.C.
あるレストランで食事をしていた上院議員が突然、発作を起こし、その場にいた客のミケール・ラシッド(ベン・クロス)とアル=リド(トニー・プラナ)が店を出た直後に爆発が起き死者が出る。

爆発物処理専門のFBI捜査官ダニー・オニール(ピアース・ブロスナン)は、ハイウェイを走行中の女性の車に仕掛けられた爆弾を処理する。

レストラン爆破事件の現場に向かうよう指示されたオニールは、起爆装置などが見つからないまま、議員が発作を起こして爆破したと言われる。

フランク・トラヴェレス上院議員(ロン・シルヴァー)の秘書で夫のオニールに彼との浮気を疑われ離婚調停中のテリー(リサ・アイルバッハー)は、一人娘のプールでの事故死もあり夫婦間の亀裂は埋まりそうもなかった。
...全てを見る(結末あり)


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)
ワシントンD.C.
爆発物処理専門のFBI捜査官ダニー・オニールは、上院議員爆死事件の現場を調べ、起爆装置が見つからないことを疑問に思う。
娘をプールの事故で亡くし心に傷を負っていたオニールは、テロの調査委員長であるトラヴェレス上院議員との浮気が疑われる、妻テリーと離婚調停中だった。
その後、武器輸出禁止法に賛成するサイス上院議員は、爆破犯のテロリスト、ラシッドに現金1000万ドルを要求され、それを拒んだために殺害される。
その現場にも起爆装置がないことに気づいたオニールは、捕えられた犯人の裁判でも起きた爆破事件で、液体を使った新開発の爆薬の存在を知る。
ラシッドは。武器輸出禁止法に賛成した議員を脅して殺害していたため、それによる裏金を手に入れたはずのトラヴェレスの命も狙うと言って脅迫するのだが・・・。
__________

手段を選ばない冷酷無比なテロリストが使用する武器が新開発の液体爆薬であり、それが体内の胃酸に反応して人間爆弾になるという設定は、残酷ではあるが実に興味深い。

機械的な証拠が一切残らないわけなので、理想のテロ兵器と言える物質を使う犯行を描くドラマは、厳重なチェック機能があったアメリカ社会では、この種の事件は抑制されていると紹介されて始まる。
しかし、その後のアメリカ社会や世界の情勢は一変し、それを考えながら観ると一層恐ろしく思える作品でもある。

「スキャナーズ」シリーズの2、3作目などを監督したクリスチャン・デュゲイだけあり、液体爆薬で爆死する瞬間の人間の描写はホラー映画のようだ。

娘の死という心の傷を負いながら、爆弾処理という危険な任務を果たすFBI捜査官を熱演する、”ジェームズ・ボンド”役に抜擢される直前のピアース・ブロスナン、結局は汚職議員ということが分かる上院議員ロン・シルヴァー、冷酷なテロリストのベン・クロス、トラヴェレス(ロン・シルヴァー)の秘書である主人公の妻リサ・アイルバッハー、主人公の上司アル・ワックスマン、同僚ブレント・ジェニングス、殺害される上院議員フィリップ・ベイカー・ホール、テロリストのトニー・プラナなどが共演している。


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