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未亡人の母を心配する娘と友人が巻き起こす騒動を描く、監督エドウィン・L・マリン、主演ジュディ・ガーランド、フレディ・バーソロミュー、メアリー・アスター、ウォルター・ピジョン、アラン・ヘイル他共演のミュージカル・コメディ。 |
・ジュディ・ガーランド / Judy Garland / Pinterest
■ スタッフ キャスト ■
監督:エドウィン・L・マリン
製作:ジャック・カミングス
原案:キャサリン・ブラッシュ
脚本
アン・モリソン・チャピン
エレイン・ライアン
ノエル・ラングレー(クレジットなし)
撮影
チャールズ・ロートンJr.
レスター・ホワイト
編集:ブランチ・シューエル
音楽:ウィリアム・アックスト
出演
ピンキー・ウィンゲート:ジュディ・ガーランド
ハーバート“バズ”ミッチェル:フレディ・バーソロミュー
ドロシー”ドッティ”ウィンゲート:メアリー・アスター
リチャード・サーロウ:ウォルター・ピジョン
J・J・スラッテリー:アラン・ヘイル
ビリー・ウィンゲート:スコッティ・ベケット
アバクロンビー:バーネット・パーカー
アーサー・ドラブス:ジーン・ロックハート
ジョー・ヒギンズ:チャーリー・グレープウィン
アメリカ 映画
配給 MGM
1938年製作 75分
公開
北米:1938年10月21日
日本:未公開
製作費 $566,000
■ ストーリー ■
マンソン。
ピンキー・ウィンゲート(ジュディ・ガーランド)は、町の催しで、未亡人の母ドロシー”ドッティ”(メアリー・アスター)らの前で美しい歌声を披露する(”Zing! Went the Strings of My Heart“)。
ピンキーは、うまく演説ができなかった友人ハーバート“バズ”ミッチェル(フレディ・バーソロミュー)を慰めながら、銀行家のアーサー・ドラブス(ジーン・ロックハート)と愛のない関係を続けている母ドッティのことを心配する。
バズは、その件で悩み悲しむピンキーに協力しようと思い、興味がある法律書を参考にして、あることを考える。
バズは、嫌な人間から救うと解釈して、ドッティを誘拐する計画をおじのジョー・ヒギンズ(チャーリー・グレープウィン)に話し、トレーラーと資金を借りて旅立つ準備をする。
適当な理由をつけてトレーラーにドッティと息子のビリー(スコッティ・ベケット)を乗せたピンキーとバズは、急いで町を出る。
途中でバズに車を止めてもらったピンキーは、無理矢理連れて来られて苛立つドッティに、結婚しないで逃げてほしかったと説明する。
事情を知ったドッティは納得し、このまま旅を続けることも考えるが、町に戻り問題と向き合おうとする。
バズは、ドッティが子供たちのことを考え、援助してくれるアーサーとの生活も考えていることを知り、それをピンキーに話す。
2人は、アーサー以上の男性も世の中にいるかもしれないと考える。
翌朝バズとドッティは、夜の間に付近に止まっていたトレーラーの持ち主リチャード・サーロウ(ウォルター・ピジョン)と知り合う。
バズは、独身で写真が趣味の弁護士だったリチャードが、ドッティに相応しい男性だと考える。
ところが、リチャードは去ってしまい、バズはドッティを説得して彼を追う。
バズは、理想の男性を見つけたことをピンキーに話し、リチャードを追うのだが・・・。
■ 解説 評価 感想 ■
様々なジャンルの作品を手がけるエドウィン・L・マリンが監督し、主演はジュディ・ガーランド、フレディ・バーソロミュー、メアリー・アスター、ウォルター・ピジョン、アラン・ヘイルなどが共演した作品。
未亡人の母を心配する娘と友人が巻き起こす騒動を描くミュージカル・コメディ。
本作の公開時には、次回作「オズの魔法使」(1939)の撮影が始まっていたジュディ・ガーランドの愛らしい演技が印象的で、後に彼女の代表曲ともなる、”Zing! Went the Strings of My Heart“を冒頭で歌う姿も注目だ。
主演のジュディ・ガーランドは、自分たちのために、愛のない結婚を考える母を心配しながら、様々のことを経験する少女を好演している。
主人公の友人フレディ・バーソロミュー、主人公の母親メアリー・アスター、主人公が母の夫になってもらおうとする男性ウォルター・ピジョン、もう一人の候補者アラン・ヘイル、その知人バーネット・パーカー、主人公の弟スコッティ・ベケット、ドッティ(メアリー・アスター)が望まないまま関係を続ける銀行家のジーン・ロックハート、バズ(フレディ・バーソロミュー)のおじチャーリー・グレープウィンなどが共演している。