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ローズ・オブ・アトラクション Laws of Attraction (2004)

法廷で戦う離婚弁護士同士の恋を描く、監督ピーター・ハウイット、主演ピアース・ブロスナンジュリアン・ムーアパーカー・ポージーマイケル・シーンフランシス・フィッシャー他共演のロマンチック・コメディ。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ロマンチック・コメディ

ジュリアン・ムーア / Julianne Moore / Pinterest


スタッフ キャスト
監督:ピーター・ハウイット

製作
デビッド・バーグスタイン
ジュリー・ダーク
デビッド・T・ フレンドリー
マーク・タートルタウブ
ボー・セントクレア
脚本
ロバート・ハーリング
アリーン・ブローシュ・マッケンナ
原案:アリーン・ブローシュ・マッケンナ
撮影:エイドリアン・ビドル
編集:トニー・ローソン
音楽:エドワード・シェアマー

出演
ダニエル・ラファティ:ピアース・ブロスナン
オードリー・ウッズ:ジュリアン・ムーア
セリーナ・ジェイミソン:パーカー・ポージー
ソーン・ジェイミソン:マイケル・シーン
サラ・ミラー:フランシス・フィッシャー
ステイシー・アブラモヴィッツ判事:ノーラ・ダン
マイケル・ローソン:マイク・ドイル
アダモ・シャンデラ:アラン・ヒューストン
アシュトン・フェルプス:ジョニー・マイヤーズ
レスリー:ヘザー・アン・ナーンバーグ
メアリー・ハリソン:ブレット・テイラー
ゲイリー・ガジェットのアシスタント:サラ・ギルバート

アイルランド/イギリス/ドイツ 映画
配給 ニュ ー・ライン・シネマ
2004年製作 90分
公開
アイルランド/イギリス:2004年5月7日
北米:2004年4月30日
日本:未公開
製作費 $32,000,000
北米興行収入 $17,871,260
世界 $30,031,870


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー
ニューヨーク
離婚弁護士のオードリー・ウッズ(ジュリアン・ムーア)は、母サラ・ミラー(フランシス・フィッシャー)とある物件を見に行き食事をする。

その後オードリーは、クライアントのメアリー・ハリソン(ブレット・テイラー)と共に法廷に向かう。

メアリーの夫ゲイリーの弁護士ダニエル・ラファティ(ピアース・ブロスナン)と話したオードリーは、ステイシー・アブラモヴィッツ判事(ノーラ・ダン)の下で始まった裁判で冒頭陳述する。

法外な財産分与を要求されているゲイリーが、美術品を手放し、メアリーがセックス依存症だということなどが分かったオードリーは、ダニエルが裁判の延期を申し立てて了承されたために法廷を去る。

その件をサラに電話で話したオードリーは、テレビのインタビューを受けるダニエルが、自分を挑発していることを知る。
...全てを見る(結末あり)

チャイナタウン
ダニエルのオフィスに向かったオードリーは、留守だった部屋に入り、彼が帰って来たために焦りその場から逃げる。

その後、離婚弁護士会の会合でパネリストとして招待されたオードリーは、ダニエルが現われたために驚く。

オードリーの後にスピーチしたダニエルは、監視用の最先端の小型カメラを紹介し、本人の顔を隠したオードリーの侵入映像を見せる。

動揺するオードリーはその場から姿を消し、サラの元に向かう。

サラからダニエルに惹かれていると言われたオードリーはそれを否定し、あることが思いつき彼に会いに行く。

二人はクラブに向かい、話をしながら酔い、店を出て雨の中タクシーを拾う。

キスした二人はダニエルのアパートに向かい、愛し合う。

翌朝、二人は法廷に向かい、正当な財産分与の権利を求めるオードリーの主張が通り、アブラモヴィッツ判事はダニエル側の訴えを却下する。

法廷で卑劣な手を使おうとしたダニエルを批判したオードリーは、その場を去る。

ブティックでサラにその件を話したオードリーは、人に魅力を感じたことを認めない性格を批判される。

その場にあったデザイナー、セリーナ(パーカー・ポージー)の新作に気づいたサラは、彼女を知らないオードリーに、ロックバンド”ニードルズ”のボーカル、ソーン・ジェイミソン(マイケル・シーン)の妻だと伝える。

その夜オードリーは、テレビ番組に出演したダニエルが、自分のことを褒めている話を聞く。

その後、バスケットボール選手のアダモ・シャンデラ(アラン・ヒューストン)と妻アイリーンの離婚裁判で、オードリーとダニエルが再び争うことが話題になる。

サラに誘われてニードルズのライブに向かったオードリーは、騒音としか思えない会場から出る。

ソーンを非難している酔った女性と話したオードリーは、彼女がセリーナだと気づき名刺を渡す。

セリーナがクライアントになる可能性が出てきたため、同僚と共に祝杯を挙げていたオードリーだったが、ダニエルがセリーナに接近していることに気づく。

ダニエルのテーブルに向かったオードリーは、セリーナが彼のクライアントになったことを知る。

トイレに向かったダニエルを追い批判したオードリーは、ソーンに会い名刺を渡す。

両者の協議は始まるものの、話は平行線のまま進展せず、セリーナは、ソーンの財産には興味がなく、アイルランドの城”ケイズリン・クロイック”だけだとダニエルに伝える。

ダニエルとオードリーは、ソーンとセリーナが”キャスロン・クレア/ケイズリン・クロイック”を求めていることを知り、現地に向かう。

アイルランド
村に着いたオードリーは、レンタカーが借りれないために歩いて城に向かう。

車を止めたオードリーは、ダニエルが運転していたために驚き、それに乗せてもらう。

途中で休み景色を眺めていた二人は、車が坂道を下り土手を滑り落ちたために歩くことにする。

日が暮れて、古いトレーラーハウスを見つけた二人は、そこで一夜を過ごす。

翌朝、目覚めた二人は、目の前が城だったことに気づき、その場に向かう。

早速、調査を始めた二人は、使用人から話を聞く。

その夜、村の記念祭が開かれ、それに参加した二人は楽しい時間を過ごし、村が誕生した際の恋の物語の寸劇も上演される。

城に戻り眠ったオードリーは、ダニエルと結婚した夢を見てしまい、驚いて目覚める。

ビーズの指輪に気づいたオードリーは驚き、横で眠るダニエルも同じ指輪をしていたために動揺する。

ダニエルを起こしてそれを知らせたオードリーは、帰国する機内で、いい思い出もあったと言う冷静な彼の話を聞く。

ニューヨークに戻り、現地での出来事をサラに話したオードリーは、離婚する方法を考える。

翌朝、サラの電話で目覚めたオードリーは、離婚する前に新聞を見るようにと言われて焦る。

新聞を買いに行こうとしたオードリーは、その場に現れたダニエルから、自分たちが結婚した記事を見せられる。

自分が新聞社に話したと思われたダニエルは気分を害し、謝罪するオードリーは、裁判のこともあるため、現状の解決策として同居することになる。

オードリーに指輪を渡し自分もはめたダニエルは、彼女と共に法廷に向かう。

裁判が続く中、オードリーと夫婦らしくなったダニエルは、ゴミ出し中に偶然に見つけたメモで、ソーンの秘密情報を知る。

法廷でダニエルは、ソーンが愛人のために、アスペンに400万ドルの豪邸を購入したことを暴露する。

秘密を知られたソーンは、憤慨して退廷してしまう。

勝訴するために卑怯な手を使ったダニエルを批判するオードリーは、離婚することを伝える。

ゴミの中から偶然にメモを見つけたと話すダニエルを信じないオードリーは、離婚する気はないが、愛する大切な人が望むならそうすると言われて戸惑う。

気分が沈むオードリーはサラに会い、慰めてくれた彼女が新聞社に記事を提供したことを知る。

アブラモヴィッツ判事に呼ばれたオードリーは、城に向かったソーンとセリーナが、48時間以内に戻らなければ裁判は打ち切ると言われ、アイルランドに旅立つ。

城に着いたオードリーは、ソーンとセリーナが寄りを戻したことを知り、その場に現れたダニエルからは、何とかして解決したいと言われて戸惑う。

食事にすると言うソーンは執事のマイケルを呼び、おーどりーは、結婚式を行ってくれた司祭が彼だったことを思いだす。

マイケルから、あれは遊びだったと言われたダニエルとオードリーは驚く。

ダニエルは夕食を遠慮してその場を去り、動揺するオードリーは、励ましてくれたソーンとセリーナに空港まで送ってもらう。

ダニエルを乗せたニューヨーク便が立ったことを知ったオードリーは、次の便で帰国する。

チャイナタウン
オフィスの階下の食品店に向かったダニエルは、声をかけてきたオードリーから、関係を保つために戦うつもりがあるか訊かれる。

アブラモヴィッツ判事の元に向かったダニエルとオードリーは、立ち会い人のサラの前で永遠の愛を誓う。

そしてダニエルとオードリーは、リムジンでハネムーンに旅立つ。


解説 評価 感想

*(簡略ストー リー)
ニューヨーク
離婚弁護士のオードリー・ウッズは、クライアントの夫の弁護士ダニエル・ラファティと対決することになる。
オードリーに惹かれたダニエルだったが、彼女に相手にされず、その後も二人の法廷での戦いが注目された。
酔った拍子に一夜を共にしたりもした二人は、デザイナーのセリーナが、ロック歌手のソーンと離婚訴訟起こそうとしてダニエルを雇ったために、対抗するオードリーは、ソーンの弁護を引き受けるのだが・・・。
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俳優、脚本家としても知られる「スライディング・ドア」(1998)などのピーター・ハウイットの監督作品。

法廷で戦う離婚弁護士同士の恋を描く、ロマンチック・コメディ。

ダイ・アナザー・デイ」(2002)を最後にジェームズ・ボンド役を降りたピアース・ブロスナンは、引き続き同役を継続する希望もあった時期であり、当時はそのイメージを払拭できないという感じはあるものの、今観ると、なかなか味のある演技で弁護士役柄を演じている。

演技派のジュリアン・ムーアも、その実力を発揮し始めた時期で、有能な弁護士でありながら揺れ動く女心を見事に演じている。

二人の演技を活かしきれないピーター・ハウイットの演出は平凡であり、批評家から好評価は得られなかった。

主人公のクライアントであるデザイナーのパーカー・ポージー、その夫で彼女と法廷で戦うロック歌手のマイケル・シーン、オードリー(ジュリアン・ムーア)の友人のような母親を印象的に演ずるフランシス・フィッシャー、主人公らの裁判を担当する判事ノーラ・ダン、不動産業者のマイク・ドイル、離婚訴訟を起こすバスケットボール選手アラン・ヒューストン、オードリーのクライアント、ブレット・テイラーサラ・ギルバートなどが共演している。


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