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レディース・オブ・ザ・コーラス Ladies of the Chorus (1948)

バーレスクの女王になった恋する娘のことを心配する母親の心情を描く、監督フィル・カールソン、主演アデル・ジャーゲンズマリリン・モンローランド・ブルックス他共演のミュージカル・ラブ・ロマンス。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ドラマ(ロマンス)

マリリン・モンロー / Marilyn Monro / Pinterest


スタッフ キャスト
監督:フィル・カールソン
製作:ハリー・A・ロム
脚本
ジョセフ・カロール
ハリー・ソーバー
撮影:フランク・レッドマン
編集:リチャード・ファントル
音楽:ジョージ・ダニング

出演
メイ・マーティン:アデル・ジャーゲンズ
ペギー・マーティン:マリリン・モンロー
ランディ・キャロル:ランド・ブルックス
アデル・キャロル:ナナ・ブライアント
ビリー・マッケイ:エディ・ガー
ソールズベリー:スティーヴン・ジェレイ
トリオミュージシャン:ボビー・トゥルー・トリオ
ニタ:キャスリーン・オマリー
バブルス・ラルー:マージョリー・ホシェル
リップル・ザ・デコレーター:デイヴ・バリー(クレジットなし)

アメリカ 映画
配給 コロンビア・ピクチャーズ
1948年製作 61分
公開
北米:1949年2月10日
日本:未公開


ストーリー
メイ・マーティン(アデル・ジャーゲンズ)と娘のペギー(マリリン・モンロー)は、バーレスクのコーラスガールとしてステージに立っていた。
ペギーは、いつまでも自分を子ども扱いするメイに不満を抱いていた。
バーレスクの女王バブルス・ラルー(マージョリー・ホシェル)は、メイに嫌味を言ってトラブルを起こし辞めてしまう。
ステージマネージャーのジョーは、かつては主役を演じていたメイにバブルスの代役を任せようとする。
メイは、ペギーにチャンスを与えて、バブルスの代役としてステージに上がらせる。
ペギーは見事に演じ、ジョーも満足して主役の座が与えられる。
ある夜、社交界の名士ランディ・キャロル(ランド・ブルックス)は、友人に連れられペギーのステージを観て、その魅力に心を奪われる。
その後、ランディは毎日ペギーに蘭を送るが、カードには名前を書かなかった。
ペギーは、誰か分からない送り主に憧れ、花屋を訪ねてみる。
店員から、予約した蘭の送り主の男性がもうすぐ来店すると聞いたペギーは、現れたランディに話しかける。
ランディに食事に誘われたペギーは、そのためにステージに遅れそうになる。
ペギーは、蘭の送り主だったランディのことをメイに話し、彼の魅力を伝える。
メイは、会いたがっていると言うランディの話をペギーから聞きながら、自分も同じ経験をしているために娘のことを心配するのだが・・・。


解説 評価 感想

フィルム・ノワール作品を得意とするフィル・カールソンが監督し、主演はアデル・ジャーゲンズマリリン・モンローランド・ブルックスなどが共演した作品。

バーレスクの女王になった恋する娘のことを心配する母親の心情を描くミュージカル・ラブ・ロマンス。

マリリン・モンローが初めて主役級の役を演じたことで知られる作品ではあるが、公開当時はB級作品と見なされ、彼女とコロンビアの延長契約はされなかった。

ファーストクレジットは、かつてのスターでコーラスガールを続けるアデル・ジャーゲンズではあるが、その後マリリン・モンローがスターとなったために、後年は彼女の主演作のように宣伝された。

そのため、今観ると、バーレスクの女王となり富豪と恋するマリリン・モンローの魅力が際立つように思えるものの、やはり、本作はアデル・ジャーゲンズの母親として娘を思う気持ちを描いた作品と言える。

ペギー(マリリン・モンロー)に心を奪われる富豪のランド・ブルックス、その母親ナナ・ブライアント、主人公の友人である芸人エディ・ガー、キャロル家の執事スティーヴン・ジェレイ、婚約パーティーのトリオミュージシャン、ボビー・トゥルー・トリオ、コーラスガールのキャスリーン・オマリー、主人公とトラブり辞めてしまうバーレスクの女王マージョリー・ホシェル、婚約パーティーの準備のために呼ばれるデイヴ・バリーなどが共演している。


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