2002年に発表された、ジェニファー・ウェイナーのベストセラー同名小説の映画化。 母の死の真相を知る姉と奔放に生きる妹が絆を取り戻すまでを描く、製作リドリー・スコット、製作総指揮トニー・スコット、製作、監督カーティス・ハンソン、主演キャメロン・ディアス、トニ・コレット、シャーリー・マクレーン他共演による感動のヒューマン・ドラマ。 |
・シャーリー・マクレーン / Shirley MacLaine / Pinterest
■ スタッフ キャスト ■
監督:カーティス・ハンソン
製作総指揮:トニー・スコット
製作
リサ・エルジー
キャロル・フェネロン
カーティス・ハンソン
リドリー・スコット
原作:ジェニファー・ウェイナー
脚本:スザンナ・グラント
撮影:テリー・ステイシー
編集
リサ・ゼノ・チャージン
クレイグ・キットソン
音楽:マーク・アイシャム
出演
キャメロン・ディアス:マギー・フェラー
トニ・コレット:ローズ・フェラー
シャーリー・マクレーン:エラ・ハーシュ
マーク・フォイアスタイン:サイモン・スタイン
ケン・ハワード:マイケル・フェラー
リチャード・バージ:ジム・ダンヴァース
ブルック・スミス:エイミー
フランシーン・ビアーズ:レフコウィッツ夫人
ノーマン・ロイド:”教授”
アンソン・マウント:トッド
キャンディス・アザラ:シデル・フェラー
エリック・バルフォー:グラント
アメリカ 映画
配給 20世紀FOX
2005年製作 130分
公開
北米:2005年9月24日
日本:2005年11月12日
北米興行収入 $32,880,590
世界 $83,073,880
*詳細な内容、結末が記載されています。
■ ストーリー ■
フィラデルフィアの弁護士ローズ・フェラー(トニ・コレット)は、同窓会で酔いつぶれてしまった妹マギー(キャメロン・ディアス)を迎えに行き自宅に送る。
しかし、マギーは義母シデル(キャンディス・アザラ)に追い出されてしまい、仕方なくローズは自分のアパートに彼女を連れて行く。
同僚のジム・ダンヴァース(リチャード・バージ)との一夜を、ローズはマギーに台無しにされる。
翌日、友人のエイミー(ブルック・スミス)に、ジムとのことを自慢したローズは、彼に出張に同行するよう言われ上機嫌でいた。
マギーは独断でMTVの司会のオーディションを受けるが、失読症のためにそれに失敗する。
...全てを見る(結末あり)
*(簡略ストー リー)
仲が良いと認めながらも、ふしだらな生活を続ける妹マギーを突き放してしまう姉ローズは、失読症でもある妹のことを恋人にも隠し、愛を失いかける。
一方、亡くなったはずの祖母エラの存在を知ったマギーは、ローズとのトラブルが原因で、祖母が生存いることを知りフロリダに向かう。
その後マギーは、エラとの生活や老人施設で働くことで、人生を見つめ直すきっかけを掴むのだが・・・。
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サスペンス作品を得意とするカーティス・ハンソンは、しみじみとした姉妹の愛情を繊細に描いている。
主人公の姉妹のみならず、祖母、父、恋人など、それぞれの人間模様や、それらがうまく絡み合い、人生の転機となって行く様が実にうまく描かれていて、家族愛を押し付けがましくなく表現しているところなども興味深い。
ロマンチック・コメディの女王とも言えるキャメロン・ディアスは、冒頭ではそのような雰囲気で登場するが、学習障害を抱えながら、祖母や老人達との交流で成長していく女性を爽やかに演じている。
彼女とは同じ年齢ながら、実は3ヶ月遅生まれのトニ・コレットの、実力派らしい、喜怒哀楽全てを表現し切った演技も素晴らしい。
重厚な演技でドラマを引き締める、シャーリー・マクレーンの貫禄と存在感は、他を圧倒している。
主人公の姉の恋人のマーク・フォイアスタイン、父ケン・ハワード、元同僚のリチャード・バージ、友人ブルック・スミス、祖母の友人フランシーン・ビアーズ、盲目の教授ノーマン・ロイド、義母キャンディス・アザラなどが共演している。