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繋駕速歩競馬に魅せられた少年の成長を描く、 監督ヘンリー・ハサウェイ、主演ウォルター・ブレナン、シャーロット・グリーンウッド、ロン・マカリスター、ジーン・クレイン他共演のドラマ。 |
・ドラマ
■ スタッフ キャスト ■
監督：ヘンリー・ハサウェイ
製作：アンドレ・デーヴン
原作：ジョージ・アグニュー・チャンバーレイン”The Phantom Filly”
脚本：ウィンストン・ミラー
撮影：エドワード・クロンジェイガー
編集：ハーモン・ジョーンズ
音楽：ヒューゴ・フリードホーファー
出演
J・F”サンダー”ボルト：ウォルター・ブレナン
ペニー・ボルト：シャーロット・グリーンウッド
ジェド・ブルース：ウォード・ボンド
ゴダウ・ブール：チャールズ・ディングル
スパーク・ソーントン：ロン・マカリスター
シャーロット“チャー”ブルース：ジーン・クレイン
クリストファー”クリ＝クリ”ブール：ジューン・ヘイヴァー
タッピー：ジョージ・H・リード
アメリカ 映画
配給 20世紀FOX
1944年製作 103分
公開
北米：1944年6月15日
日本：1951年2月14日
■ アカデミー賞 ■
第17回アカデミー賞
・ノミネート
撮影賞（カラー）
■ ストーリー ■
インディアナ州。
J・F”サンダー”ボルト（ウォルター・ブレナン）と妻ペニー（シャーロット・グリーンウッド）は、両親を亡くした甥スパーク・ソーントン（ロン・マカリスター）を引き取り、一緒に暮らすことになる。
反抗的なスパークは、サンダーに案内された部屋を出て家出してしまう。
スパークは、農場に隣接される繋駕速歩競馬に気づき、厩舎の使用人タッピー（ジョージ・H・リード）から、サンダーが、かつては調教師して活躍したという話を聞く。
タッピーは、サンダーは、殆どの馬を馬主のゴダウ・ブール（チャールズ・ディングル）に奪われたことをスパークに話す。
馬好きのスパークは、残された盲目の馬レディに出会い、タッピーから世話を頼まれる。
スパークは家に戻り、サンダーとペニーに馬に対する愛情を語る。
サンダーは、かつてレースに参加したことをスパークに話すが、学校に通い学業に専念するよう指示する。
翌日、学校に向かうスパークは、ブールの厩舎が気になり見に行くが、調教師のジェド・ブルース（ウォード・ボンド）に追い払われそうになる。
スパークが、危険な暴れ馬チーフの小屋に入り手懐けたために、ジェドとブールの娘クリストファー”クリ＝クリ”（ジューン・ヘイヴァー）は驚く。
スパークが気に入ったジェドは、彼を繋駕車に乗せて走らせてみる。
その様子を見ていたジェドの娘シャーロット“チャー”（ジーン・クレイン）は、スパークの進路を遮り、馬車を止めて彼の手綱裁きを非難する。
チャーは、手本を見せると言って馬車に乗り走らせる。
無謀な走り方をしたスパークはジェドに謝罪するが、気にするなと言う彼とクリ＝クリに励まされる。
その後スパークは、学校には行かずに、タッピーと共に馬の操縦法を習得しようとする。
上達したスパークを見て驚いたジェドは、チャーと共に感心する。
スパークは、雇ってくれたジェドから、競技を教えてもらえることになるのだが・・・。
■ 解説 評価 感想 ■
ジョージ・アグニュー・チャンバーレインの小説”The Phantom Filly”を基に製作された作品。
1957年のミュージカル「四月の恋」は本作のリメイク。
「ベンガルの槍騎兵」（1935）、「チャイナガール」（1942）などのヘンリー・ハサウェイが監督し、主演はウォルター・ブレナン、シャーロット・グリーンウッド、ロン・マカリスター、ジーン・クレインなどが共演している。
繋駕速歩競馬に魅せられた少年の成長を描くドラマ。
美しいテクニカラーと共にスピード感のあるレースの映像や、ヘンリー・ハサウェイの丁寧な演出による、人間味あふれるドラマとして楽しめる作品。
第17回アカデミー賞では、撮影賞（カラー）にノミネートされた。
周囲の人々に支えられながら成長する主人公を好演するロン・マカリスターは、「シービスケット物語」（1949）でもジョッキーを演じた。
甥である主人公に様々なことを教える、かつては調教師として活躍したウォルター・ブレナン、その妻シャーロット・グリーンウッド、主人公を気に入る調教師のウォード・ボンド、裕福な馬主のチャールズ・ディングル、ジェド（ウォード・ボンド）の娘で、主人公と親しくなる快活な少女ジーン・クレイン、主人公と親しくなる馬主の娘ジューン・ヘイヴァー、主人公に協力する厩舎の使用人ジョージ・H・リードなどが共演している。
