戦争孤児を養子にして帰国した記者と婚約者らが巻き起こす騒動と恋を描く、製作、監督フランク・キャプラ、主演ビング・クロスビー、ジェーン・ワイマン、アレクシス・スミス、フランチョット・トーン他共演のミュージカル・ロマンチック・コメディ。 |
■ スタッフ キャスト ■
監督:フランク・キャプラ
製作:フランク・キャプラ
原案
リーアム・オブライエン
ロバート・リスキン
脚本
リーアム・オブライエン
ヴァージニア・ヴァン・アップ
マイルズ・コノリー
撮影:ジョージ・バーンズ
編集者:エルズワース・ホグランド
音楽:ジョセフ・J・リリー
出演
ピート・ガーヴィ:ビング・クロスビー
エマデル・ジョーンズ:ジェーン・ワイマン
ウィニフレッド・スタンリー:アレクシス・スミス
ウィルバー・スタンリー:フランチョット・トーン
ウィリアム・ジョーンズ:ジェームズ・バートン
ジョーンズ夫人:コニー・ギルクリスト
マクゴニグルズ:ウォルター・キャトレット
マクゴニグルズ夫人:エレン・コービー
ジョージ・デグナン:ロバート・キース
ウォルター・ゴッドフリー:アラン・リード
ゴッドフリー夫人:ミンナ・ゴンベル
エリヒューおじさん:H・B・ワーナー
アダムおじさん:イアン・ウルフ
プレンティスおじさん:ニコラス・ジョイ
アビーおばさん:メイデル・ターナー
エイミーおばさん:アデライン・デ・ウォルト・レイノルズ
ボビー:ジャック・ジャンセル
スージー:ビバリー・ウォッシュバーン
テレサ:アンナ・マリア・アルベルゲッティ
本人:ルイ・アームストロング
本人:キャス・デイリー
本人:フィル・ハリス
本人:ドロシー・ラムーア
飛行機の乗客:フランク・ハグニー(クレジットなし)
飛行機の乗客:J・ファレル・マクドナルド(クレジットなし)
アメリカ 映画
配給 パラマウント・ピクチャーズ
1951年製作 113分
公開
北米:1951年9月20日
日本:年月日 未公開
製作費 $2,117,000
■ アカデミー賞 ■
第24回アカデミー賞
・受賞
歌曲賞
・ノミネート
原案賞
■ ストーリー ■
パリ。
アメリカ人新聞記者のピート・ガーヴィ(ビング・クロスビー)は、国際難民機関児童センターから本国に記事を発信していた。
ピートは、戦争孤児たちを可愛がり、どんな問題を抱えた子供にも、引き取ってくれる家を見つけた。
そんなピートは、編集長のジョージ・デグナン(ロバート・キース)からの電話を受け、孤児の記事が飽きられたために、帰国するか極東に向かうよう指示される。
センターを訪ねたアメリカ人のウォルター・ゴッドフリー(アラン・リード)と妻(ミンナ・ゴンベル)は、ピートの記事を見て少年ボビー(ジャック・ジャンセル)を養子に迎えようとする。
ピートからボビーを紹介されたウォルターは、彼が問題児だったためにその場を去ろうとする。
ウォルターがボストン交響楽団の所有者だと知ったピートは、盲目の少女である美声の持ち主のテレサ(アンナ・マリア・アルベルゲッティ)を紹介して歌わせる。
ウォルターと妻はテレサの歌声に感激し、彼女を養女にすることを決める。
その後、出発の準備をしていたピートは、婚約者エマデル・ジョーンズ(ジェーン・ワイマン)から送られてきた、メッセージが録音されているレコードを聴く。
エマデルは、皮肉たっぷりに、3年も待たされていることや子供もいたかもしれないことなどを語り、痛烈にピートを批判して別れを告げる。
困ったピートは、ボビーといつも一緒にいるスージー(ビバリー・ウォッシュバーン)を養子にして帰国し、エマデルと結婚する計画を立てるのだが・・・。
フランク・キャプラが製作を兼ねて監督し、主演はビング・クロスビー、ジェーン・ワイマン、アレクシス・スミス、フランチョット・トーンなどが共演した作品。
戦争孤児を養子にして帰国した記者と婚約者らが巻き起こす騒動と恋を描くミュージカル・ロマンチック・コメディ。
人情味あふれるフランク・キャプラの演出と、屈託がなく常に前向きで明るい新聞記者を演ずるビング・クロスビーの好演、そして、主人公に翻弄される婚約者を演ずるジェーン・ワイマンの魅力により、誰もが楽しめる快作に仕上がっている。
第24回アカデミー賞では歌曲賞を受賞し、原案賞にノミネートされた。
エマデル(ジェーン・ワイマン)の花嫁介添人であり、彼女の上司である婚約者で第ぐ号のフランチョット・トーンに惹かれる従妹を愉快に演ずるアレクシス・スミス、エマデルの父親でアルコール依存症のジェームズ・バートン、その妻コニー・ギルクリスト、主人公が利用するある家の住人夫妻ウォルター・キャトレットとエレン・コービー、主人公の結婚に協力する上司である編集長ロバート・キース、主人公が世話をする孤児で美声の少女アンナ・マリア・アルベルゲッティ、彼女を養子にする音楽家アラン・リード、その妻ミンナ・ゴンベル、ウィルバー(フランチョット・トーン)のおじ、おばH・B・ワーナー、イアン・ウルフ、ニコラス・ジョイ、メイデル・ターナー、アデライン・デ・ウォルト・レイノルズ、主人公の養子になる少年ジャック・ジャンセル、同じく少女のビバリー・ウォッシュバーン、本人役でルイ・アームストロング、キャス・デイリー、フィル・ハリス、ドロシー・ラムーア、飛行機の乗客フランク・ハグニー、J・ファレル・マクドナルドなどが共演している。