第二次大戦下、帰国を夢みる分隊兵士たちの勇気ある戦いを描く、監督ドン・シーゲル、スティーヴ・マックィーン、ボビー・ダーリン、ジェームズ・コバーン共演の戦争ドラマ。 |
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■ スタッフ キャスト ■
監督:ドン・シーゲル
製作:ヘンリー・ブランク
原作:ロバート・ピロッシュ
脚本
ロバート・ピロッシュ
リチャード・カー
撮影:ハロルド・リップスタイン
編集:ハワード・A・スミス
音楽:レナード・ローゼンマン
出演
スティーヴ・マックィーン:ジョン・リース二等兵
ボビー・ダーリン:デイヴ・コービー二等兵
フェス・パーカー:ビル・パイク曹長
ジェームズ・コバーン:フランク・ヘンショー伍長
ハリー・ガーディノ:ジム・ラーキン軍曹
ニック・アダムス:ホーマー・ジャネチェック
ボブ・ニューハート:ジェームズ・E・ドリスコール二等兵
マイク・ケリン:スタン・コリンスキー二等兵
ジョセフ・フーヴァー:ロジャー・ルーミス大尉
ビル・ムリキン:ジョー・カンバリー二等兵
L・Q・ジョーンズ:フレイザー軍曹
アメリカ 映画
配給 パラマウント・ピクチャーズ
1962年製作 89分
公開
北米:1962年6月26日
日本:1962年8月18日
製作費 $2,500,000
*詳細な内容、結末が記載されています。
■ ストーリー ■
1944年の秋、第二次大戦下。
ジーグフリード線の手前で激戦を戦った、アメリカ軍の分隊がいた。
勲章を受けながら問題を起こし、降格したジョン・リース二等兵(スティーヴ・マックィーン)が、その分隊に配属される。
何か内に秘めているようなリースは、他の兵士を避けていた。
帰還が近いと思っていた兵士の期待は裏切られ、中隊に前線への出動命令が出る。
彼らはジーグフリード線を閉鎖し、後続部隊到着までの間、ドイツ軍の前進を阻止する指令を受ける。
しかし、ビル・パイク曹長(フェス・パーカー)は、1個小隊のみ前線に残し、中隊は移動することをロジャー・ルーミス大尉(ジョセフ・フーヴァー)から知らされる。
残された分隊兵は、リース、ジム・ラーキン軍曹(ハリー・ガーディノ)、デイヴ・コービー二(ボビー・ダーリン)、スタン・コリンスキー(マイク・ケリン)、フランク・ヘンショー(ジェームズ・コバーン)、ジョー・カンバリー(ビル・ムリキン)だった。
...全てを見る(結末あり)
*(簡略ストー リー)
1944年の秋、第二次大戦下。
ジーグフリード線の手前で激戦を戦ったアメリカ軍の中隊に、勲章を受けながら問題を起こし降格したジョン・リース二等兵が配属されるが、彼は他の兵士を避ける。
やがて、帰還が近いと思っていた兵士の期待は裏切られ、中隊は、後続部隊の到着までの間、ドイツ軍の前進を阻止するため、前線への出動命令が出る。
しかし、パイク曹長は、1個小隊のみ前線に残し、中隊は移動することを大尉から知らされ、リース、ラーキン軍曹、コービーら6人が最前線に残ることになる。
パイクらはジープに改良を加え、戦車だと思わせるなど、複数部隊が待機しているように見せかけて、敵を牽制するのだが・・・。
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ロバート・ピロッシュの原作を基にして、製作された作品。
同年スタートする、TVドラマ「コンバット!」(1962-1967)を思わせる作品で、事実、音楽は両方を手がけたレナード・ローゼンマンであり、ほぼ同じ雰囲気の音楽が流れる。
また、「コンバット!」のエピソードの一つに、”Hills are For Heroes”という、本作の原題とやや内容も似た物語もある。
一分隊の寄せ集め兵士の物語ではあるが、主演のスティーヴ・マックィーン以外は、人物像に深みがないように見えるのは、マックィーンの個性が突出し、強烈なインパクトを与えているからだろう。
その人物描写よりも、小道具などに趣向を凝らし、迫力ある戦闘場面などを見せ、ドン・シーゲルらしい演出が見ものだ。
実生活でも、必要以上のことはあまり話さなかったとい、若き日のスティーヴ・マックィーンは、反骨の寡黙なヒーローが実によく似合い、ニコリと笑うと、その表情がまた際立つという、特異な才能の持ち主は一味違うという、他とは異質な魅力を感じる。
戦利品収集家ボビー・ダーリン、思慮深く頼れる曹長フェス・パーカー、マックィーンと対立しながら死んでいく軍曹ハリー・ガーディノ、機械屋のジェームズ・コバーン、寂しがり屋のポーランド人役ニック・アダムス、補充要員にされてしまうボブ・ニューハート、気のいいマイク・ケリン、大尉のジョセフ・フーヴァー、そしてL・Q・ジョーンズが端役で登場する。