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幼馴染の男女3人の恋の三角関係を描く、監督W・S・ヴァン・ダイク、主演ロバート・モンゴメリー、ジョーン・クロフォード、クラーク・ゲーブル他共演のロマンチック・コメディ。 |
・クラーク・ゲーブル / Clark Gable / Pinterest
■ スタッフ キャスト ■
監督:W・S・ヴァン・ダイク
製作:バーナード・H・ハイマン
脚本:ジョセフ・L・マンキーウィッツ
原作(戯曲)
”Forsaking All Others”
エドワード・バリー・ロバーツ
フランク・キャヴェット
撮影
グレッグ・トーランド
ジョージ・J・フォルシー
編集:トム・ヘルド
音楽:ウィリアム・アクスト
出演
ディロン”ディル”トッド:ロバート・モンゴメリー
メアリー・クレイ:ジョーン・クロフォード
ジェフ・ウィリアムズ:クラーク・ゲーブル
シェップ:チャールズ・バターワース
ポーラ:ビリー・バーク
コニー・バーンズ・トッド:フランシス・ドレイク
エレノア:ロザリンド・ラッセル
アメリカ 映画
配給 MGM
1934年製作 83分
公開
北米:1934年12月23日
日本:不明
製作費 $420,070
■ ストーリー ■
ニューヨーク。
気ままに生きるディロン”ディル”トッド(ロバート・モンゴメリー)は、幼馴染のメアリー・クレイ(ジョーン・クロフォード)との結婚式を翌日に控えていた。
式の準備をしていたメアリーは、幼馴染のジェフ・ウィリアムズ(クラーク・ゲーブル)からの電話を受け、話したいことがあると言って彼を呼ぶ。
スペインのマドリードから帰国したジェフは、メアリーにプロポーズするつもりだった。
ジェフは、迎えに来た友人のシェップ(チャールズ・バターワース)との再会を喜び、メアリーにプロポーズすることを伝える。
戸惑うシェップと共にメアリーに会いに行ったジェフは、パーティーが開かれているその場でディルと再会する。
現れたメアリーから、ディルと結婚することを知らされたジェフは驚く。
プロポーズを諦めたジェフは、ディルとメアリーの幸せを祈るのしかなかった。
パーティーを終えて帰宅したディルは、数ヶ月前にヨーロッパで関係があったコニー・バーンズ(フランシス・ドレイク)が現れたために驚く。
ディルが明日、結婚することを知ったコニーだったが、彼と楽しい思い出話に花を咲かせる。
翌日、メアリーは、おばのポーラ(ビリー・バーク)と友人のエレノア(ロザリンド・ラッセル)と共に結婚式の準備を整えるが、ディルが現れないことを気にする。
ディルからの電報を受け取ったジェフは驚き、メアリーの元に向かい、ディルがコニーと結婚したことを知らせる。
ジェフは、ショックを受けながら気丈に振る舞うメアリーを気遣う。
その後、ジェフとシェップは、すべてを忘れるためにポーラと山小屋で暮らし始めたメアリーを訪ね、彼女を励まそうとするのだが・・・。
■ 解説 評価 感想 ■
1933年に上演された、エドワード・バリー・ロバーツとフランク・キャヴェットの戯曲”Forsaking All Others”を基に製作された作品。
同年「影なき男」(1934)も手がけたW・S・ヴァン・ダイクが監督し、主演はロバート・モンゴメリー、ジョーン・クロフォード、クラーク・ゲーブルなどが共演した作品。
幼馴染の男女3人の恋の三角関係を描くロマンチック・コメディ。
ジョーン・クロフォードとクラーク・ゲーブルの6度目の共演作(8作で共演)
W・S・ヴァン・ダイクの軽快な演出と、息の合った主人公3人の演技など、ユーモアあふれるコメディとして十分に楽しめる作品。
クレジットでは3番目だが、友人2人の世話役的存在である、クラーク・ゲーブルの軽妙な演技は見ものであり、同年に2月公開された「或る夜の出来事」(1934)でオスカーを受賞する事になる。
気ままに生きるお騒がせ男を愉快に演ずるロバート・モンゴメリー、彼に裏切られる幼馴染の婚約者ジョーン・クロフォード、幼馴染の彼女に惹かれながら気遣うクラーク・ゲーブル、その友人チャールズ・バターワース、メアリー(ジョーン・クロフォード)のおばビリー・バーク、ディル(ロバート・モンゴメリー)と結婚する女性フランシス・ドレイク、主人公3人の友人ロザリンド・ラッセルなどが共演している。