伝説の秘宝に魅せられた青年とその元妻に巻き起こる騒動を描く、監督アンディ・テナント、主演マシュー・マコノヒー、ケイト・ハドソン、ドナルド・サザーランド他共演のロマンチック・コメディ。 |
■ スタッフ キャスト ■
監督:アンディ・テナント
製作
ドナルド・デ・ライン
バーニー・ゴールドマン
ジョン・クレーン
製作総指揮
ウィンク・モードーント
ジェームズ・R・ダイヤー
原案
ジョン・クラフリン
ダニエル・ゼルマン
脚本
ジョン・クラフリン
ダニエル・ゼルマン
アンディ・テナント
撮影:ドン・ バージェス
編集
トロイ・タカキ
トレイシー・ワドモア=スミス
音楽:ジョージ・ フェントン
出演
マシュー・マコノヒー:ベンジャミン“フィン”フィネガン
ケイト・ハドソン:テス・フィネガン
ドナルド・サザーランド:ナイジェル・ハニーカット
ユエン・ブレムナー:アルフォンズ
アレクシス・ジーナ:ジェマ・ハニーカット
ケヴィン・ハート:ビッグ・バニー
レイ・ウィンストン:モー・フィッチ
ブライアン・フックス:カーティス
マイケル・マルヘレン:エディ
アダム・ルフェーヴル:ゲリー
マルコム=ジャマル・ワーナー:コーデル
アメリカ 映画
配給 ワーナー・ブラザーズ
2008年製作 112分
公開
北米:2008年2月8日
日本:2008年5月31日
製作費 $70,000,000
北米興行収入 $70,224,200
世界 $111,231,040
*詳細な内容、結末が記載されています。
■ ストーリー ■
トレジャー・ハンターのベンジャミン“フィン”フィネガン(マシュー・マコノヒー)は、1715年に沈没したスペイン艦隊の秘宝を、相棒アルフォンズ(ユエン・ブレムナー)と、フロリダのキーウェスト沖の海底で探していた。
ふとしたことから、船が火事になり沈没してしまうが、フィンらは、そのおかげで宝の手がかりを見つける。
しかい、ビッグ・バニー(ケヴィン・ハート)への借金を返せないフィンは、海底に沈められそうになるものの、間一髪でそれを逃れる。
漂流していたフィンは、モーターボートに助けられて港に着き、妻テス(ケイト・ハドソン)との離婚調停に向かう。
...全てを見る(結末あり)
*(簡略ストー リー)
フロリダのキーウェスト。
トレジャー・ハンターのベンジャミン“フィン”フィネガンは、1715年に沈没したスペイン艦隊の秘宝を、相棒のアルフォンズと共に海底で探していた。
フィンは、ハプニングで船が火事になり沈没してしまうが、宝の手がかりを見つける。
妻テスト離婚することになっていたフィンは、財産も彼女に没収されてしまう。
秘宝の手がかりを見つけたという、フィンの話を信じないテスは、船まで沈めた彼を見限る。
ショックを受けたフィンだったが、資産7億ドルの大富豪ハニーカットの豪華ヨットが港に停泊中だということを知る。
実はテスはその船の乗務員で、フィンが言っていた手がかりを調べた彼女は、それに真実味があることに気づくのだが・・・。
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7000万ドルの製作費をかけているだけあり、伝説の秘宝探しとして、貧弱にならない舞台設定や、歴史的な解説も詳細に語られる凝った仕上がりになっている。
秘宝探しがテーマのように思えるが、メインは主人公の夫婦の”仲直り劇”で、いかにしてそれに達するかを絡めたストーリーと言える。
無駄のないアンディ・テナントの演出は、驚きは少ないが、観客の予想するシーンがテンポよく登場する、痛快な展開が心地よい。
物語の舞台はフロリダなのだが、実際のロケはオーストラリア、クイーンズランド各地の海岸などで行われた。
全世界で、約1億1100万ドルの興行収入となり、まずまずヒットした。
*北米興行収入 $70,224,196
主演のマシュー・マコノヒーは、海の男らしく、見事にシェイプアップされた体と健康的なイメージだが、世渡りが下手なダメ男でもあり、そんな、人間味のある愛すべきキャラクターを好演している。
海上や海中でかなり活躍し、それほど悪いとは思えないが、同年、本作と”My Best Friend’s Girl”でラジー賞にダブルノミネートされてしまったケイト・ハドソンも、熱演はしている。
70歳を過ぎ、画面に登場するだけで存在感がある、というか、”嬉しくなる”ベテラン、富豪役のドナルド・サザーランド、主人公の相棒ユエン・ブレムナー、おとぼけキャラもはまっているアレクシス・ジーナ、秘宝横取りを狙うケヴィン・ハート、主人公のアドバイザー兼、頼もしい相棒レイ・ウィンストンなどが共演している。