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フィフティ・シェイズ・フリード Fifty Shades Freed (2018)

2012年に発表された、E・L・ジェイムズの小説”Fifty Shades Freed”を基に製作された作品で、”フィフティ・シェイズ”シリーズの最終作。
結婚するものの様々な試練に直面する主人公二人の運命を描く、監督ジェームズ・フォーリー、主演ダコタ・ジョンソンジェイミー・ドーナンエリック・ジョンソンマーシャ・ゲイ・ハーデン他共演の官能ラブロマンス。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ドラマ(ロマンス)

ダコタ・ジョンソン / Dakota Johnson / Pinterest


スタッフ キャスト
監督:ジェームズ・フォーリー

製作
マイケル・デ・ルカ
E・L・ジェイムズ
デイナ・ブルネッティ
マーカス・ヴィシディ
原作:E・L・ジェイムズFifty Shades Freed
脚本:ナイオール・レナード
撮影:ジョン・シュワルツマン
編集:リチャード・フランシス=ブルース
音楽:ダニー・エルフマン

出演
アナスタシア”アナ”グレイ:ダコタ・ジョンソン
クリスチャン・グレイ:ジェイミー・ドーナン
ジャック・ハイド:エリック・ジョンソン
キャサリン”ケイト”キャヴァナー:エロイーズ・マンフォード
ミア・グレイ:リタ・オラ
エリオット・グレイ:ルーク・グライムス
ホセ・ロドリゲス:ヴィクター・ラサック
ジェイソン・テイラー:マックス・マーティーニ
カーラ・メイ・ウィルクス:ジェニファー・イーリー
エレナ・リンカーン:キム・ベイシンガー
Dr.グレース・トレヴェリアン・グレイ:マーシャ・ゲイ・ハーデン
ジーア・マテオ:アリエル・ケベル
ルーク・ソーヤー:ブラント・ドーハティ
リズ・モーガン:エイミー・プライス=フランシス
ボイス・フォックス:タイラー・ホークリン
ゲイル・ジョーンズ:フェイ・マスターソン
レイ:カラム・キース・レニー
クラーク刑事:ヒロ・カナガワ
ジェリー・ローチ:ブルース・アルトマン
ロス・ベイリー:ロビン・リー

アメリカ 映画
配給 ユニバーサル・ピクチャーズ
2018年製作 110分
公開
北米:2018年2月9日
日本:2018年10月5日
製作費 $55,000,000
北米興行収入 $100,407,800
世界 $371,909,450


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー
様々な苦難を乗り越えて結婚式の日を迎えたアナスタシア”アナ”グレイ(ダコタ・ジョンソン)と巨大企業”グレイ・エンタープライズ・ホールディングス”のCEOクリスチャン(ジェイミー・ドーナン)は、ハネムーンに旅立ち、プライベートジェットでパリに向かう。

ロクブリュヌ=カップ=マルタン
海辺で楽しむ二人は、いつものように激しく愛し合う。

部下ロス・ベイリー(ロビン・リー)からの報告で、何者かが社内のサーバールームに侵入し、出火したことを知ったクリスチャンは、アナと共に監視映像の犯人を見せられる。

自分の個人データが盗まれたことも知ったクリスチャンは、映像を確認したアナから、ジャック・ハイド(エリック・ジョンソン)だと言われる。

シアトル
クリスチャンと共に帰国したアナは、メイドのゲイル・ジョーンズ(フェイ・マスターソン)に迎えられ、ボディガードのルーク・ソーヤー(ブラント・ドーハティ)とプレスコットがアナの警護することになる。

予定を変えて自分で食事を作ったアナは、子供が欲しいかクリスチャンに尋ねる。

当然だと答えたクリスチャンは、今は君を独占したいとアナに伝える。
...全てを見る(結末あり)

ソーヤーと共に出版社”シアトル・インディペンデント・パブリッシング”(SIP)に向かったアナは、同僚のリズ・モーガン(エイミー・プライス=フランシス)から自分が編集長に昇進したことを知らされる。

秘書のハンナから、作家のボイス・フォックス(タイラー・ホークリン)との面会があると言われたアナは、その後彼に会い、現れたクリスチャンから二人で話したいと言われる。

気を利かせたボイスは席を外し、クリスチャンから、メールしたがエラーになり、SIPに”グレイ”はいないと言われたアナは、ここでは”スティール”でいたいと伝える。

主婦になる気はなく、昇進も自分の実力でないと噂されていると不満を訴えるアナは、純粋に仕事をしたいことをクリスチャンに伝えて理解してもらう。

仕事を終えたアナを迎えに行ったクリスチャンは、ある屋敷に向かい購入したことを伝える。

義兄エリオット(ルーク・グライムス)の友人で建築士のジーア・マテオ(アリエル・ケベル)をアナに紹介したクリスチャンは、屋敷の中に案内されて新築計画案の説明を受ける。

古風な屋敷が気に入ったアナは壊すことに反対し、クリスチャンは彼女の考えに任せるとジーアに伝える。

電話に出たクリスチャンは席を外し、アナは、自分の存在を無視して夫と話さないようにと言ってジーアに警告する。

設計し直すことを約束したジーアは、クリスチャンとアナに丁寧に挨拶してその場を去る。

帰りはアナに運転させたクリスチャンは、ソーヤーとジェイソン・テイラー(マックス・マーティーニ)が乗る護衛の車が見えなくなったことに気づく。

SUVが尾行してきたため、クリスチャンはテイラーに連絡し、アナに振り切るよう指示する。

市街に入り、テイラーからの連絡でまだ尾行されていることを知ったクリスチャンは、相手は不明だと言われる。

駐車場に車を止めて、まいたことをテイラーに伝えたクリスチャンは、彼らに後を任せる。

興奮するクリスチャンとアナは、その場で愛し合う。

その後、ソーヤーから車を見失ったと言われたクリスチャンはジャックだと思うが、警察からの写真を確認したアナから違うと言われる。

女性みたいだとも言われたクリスチャンは、サブミッシブ/従属者のレイラ・ウィリアムズではないかと考えるものの、彼女がコネチカットにいることを知る。

共犯者がいると考えたクリスチャンは、ジャックの情報を入手するようテイラーらに指示する。

ニューヨークの会合に向かうクリスチャンは、アナも同行させようとするものの、仕事があると言う彼女はそれを断る。

その後、クリスチャンの髪の毛をカットしようとしたアナは、ハサミが入っている引き出しに銃が隠してあったために、そのことを彼に尋ねる。

レイラの銃だと答えたクリスチャンは、警察に渡すことを提案されるが、彼女が重罪に問われると言って、処分することをアナに約束する。

翌朝、眠っていたアナに声をかけたクリスチャンは出かける。

社長のジェリー・ローチ(ブルース・アルトマン)から、ボイスの新刊の予約数が20万部だと知らされたアナは驚く。

親友のキャサリン”ケイト”キャヴァナー(エロイーズ・マンフォード)からのメールでバーに誘われたアナは、クリスチャンが家族にもボディーガードをつけたことを知らされる。

ジャックのパソコンにグレイ家の個人情報が入っていたことなども知らされたアナは、ケイトの恋人のエリオットのことを尋ね、彼はジーアを気に入っているらしいと言われる。

ケイトと盛り上がったアナは、クリスチャンからの着信が6件あったことに気づく。

帰宅するアナは、クリスチャンに連絡がつかないために、ソーヤーに余計は事は話さないようにと伝える。

自分で話すと伝えたアナだったが、既に報告済みだと言われる。

部屋に戻ったアナは、忍び込んでいたジャックに襲われるが、ソーヤーとプレスコットが取り押さえる。

駆け付けたクラーク刑事(ヒロ・カナガワ)と話をしたアナは、エレベーターのメンテナンス車にあった”お前は自分の人生に貸しがある”というメモを見せられるものの、心当たりはないと伝える。

引き揚げるクラークは、ジャックは拘留するので心配しないようにとアナに伝える。

翌朝、帰宅していたクリスチャンは、目覚めたアナと話す気になれずシャワーを浴びる。

クリスチャンに迫るアナだったが、彼に拒まれる。

昨夜の誘拐未遂事件が既に報道されていることをリズから知らされたアナは、犯人がジャックだと気づいていた彼女に、この件は話したくないと伝える。

帰宅したアナは、クリスチャンに迫られプレイルームに向かうものの、愛情ではなく復讐だと言って彼を責める。

寄り道してバーに行ったことを責められたアナは、クリスチャンと口論になる。

ジャックがグレイ家の情報を持っていた件を黙っていたことをアナから追及されたクリスチャンは、狙われる理由が分からないと伝える。

クリスチャンは、理由はあり関連があるはずだと考えるアナと冷静に話す。

翌日、出かけることをクリスチャンから知らされたアナは、目的地はアスペンだと言われ、彼と共にプライベートジェットに向かう。

エリオットとケイト、クリスチャンの義妹ミア(リタ・オラ)とホセ・ロドリゲス(ヴィクター・ラサック)が機内で待っていたため、驚いたアナは喜ぶ。

テイラーも同行して一行は現地に着き、アナはリラックスして楽しみ、ジーアとかつて付き合っていたエリオットは、今は彼女とは無関係だとクリスチャンから知らされる。

その夜、ジャックに襲われる夢を見たアナは動揺し、キッチンでアイスクリーム食べていたところにクリスチャンが現れ、彼と激しく愛し合う。

翌日、仕事があるクリスチャンを残して、アナらはハイキングに向かう。

エリオットからクリスチャンの子供時代の話を聞いたアナは、勇敢な男だと言われる。

テイラーから、優秀だったジャックの経歴などを知らされたクリスチャンは、元助手と寝た映像を使い彼が脅迫していたことを知る。

ジャックが複数の里親の家を転々としたことも知ったクリスチャンは、調査は続けるがアナには秘密にするようにとテイラーに伝える。

町に向かいドレスを選んでいたアナは、エリオットがジーアと親しげにしているところを目撃してしまい、それをケイトに知られないようにする。

その夜、クラブで楽しむエリオットは、ミアからジーアを見たと言われ、この付近に家があると答える。

それを気にするケイトだったが、エリオットにプロポーズされて驚き感激する。

二人に刺激されたクリスチャンとアナは、シアトルに戻り愛し合う。

翌日、職場に訪ねて来たクラーク刑事と話したアナは、ジャックが自分と関係し、別れ話でウソをつかれて解雇されたと話していると言われる。

その件で話し合いに行き、ボディガードに捕らえられたとジャックが供述しているとも言われたアナは、それを否定し、襲われて拉致されそうになったとクラークに伝える。

保釈のためにジャックはウソをつくだろうと言うクラークは、昼に裁判があることをアナに知らせる。

50万ドルで保釈されたジャックは、法廷にアナがいることに気づく。

トイレで嘔吐してしまったアナは、避妊の相談のために産婦人科に向かい、妊娠していることを知らされる。

指示されていた注射を打っていれば、100%避妊できたと医師から言われたアナは動揺する。

夕食の際、アナから妊娠していることを知らされたクリスチャンは驚き、世界を見せる計画をダメにした彼女を責める。

今の自分は父親になれないと言って憤慨するクリスチャンは、席を外して外出する。

夜中に酔って戻ったクリスチャンをベッドに寝かせたアナは、彼の携帯電話に届いたエレナ・リンカーン(キム・ベイシンガー)からのメールを見てしまい、二人が会っていたことを知る。

動揺するアナは、プレイルームに向かい一夜を過ごす。

翌朝、自分を捜していたクリスチャンと話す気になれないアナは、未だにエレナに頼る彼を批判する。

いざとなれば子供を選ぶと言うアナは、一人で産むとクリスチャンに伝える。

エレナとは話をしただけだと弁解するクリスチャンに、自分を置き去りにしたと伝えたアナは、謝罪する彼に、昨日そうしてほしかったと言ってその場を去る。

職場に電話をかけてきたケイトと話したアナは、心配してくれる彼女にかけ直すと伝える。

ミアからの電話に出たアナは、相手がジャックだったために驚く。

保釈されたことをアナに伝えたジャックは、誘拐したミアの写真を見せる。

自分もクリスチャンになれた、人生を返せと言うジャックの話を、アナは理解できない。

ミアを助けたければ1時までに500万ドル用意するようにと指示するジャックは、クリスチャンには話すなと言って電話を切り池に捨てる。

帰宅してバッグなどを用意し拳銃を持ち出したアナは、ソーヤーの目を盗み車で銀行に向かう。

支店長と話したアナは急いでいることを伝えて、身分証の提示を求められて小切手を切る。

クリスチャンからの電話に出たアナは何も話すことができず、支店長に代わる。

支店長に、すべてアナの指示通りにするようにと伝えたクリスチャンは、彼女に何かあったと考えて銀行に向かう。

テイラーは、ミアが行方不明になったことをクリスチャンに知らせる。

クリスチャンが来たことに気づいたアナは、ジャックに電話をして、そのことを知っている彼から、用意してある車に乗り運転手に携帯電話を渡すよう指示される。

携帯電話をバッグに入れたアナは、支店長の携帯電話を借りてその場を去る。

ジャックが保釈されたことを知ったクリスチャンは、ミアが姿を消し、アナが500万ドルを用意したことが偶然だと思えない。

運転手がリズだったために驚いたアナは、彼女に携帯電話を渡し捨てられる。

車が走り去ったことをソーヤーから知らされたクリスチャンは、尾行された車だと言われる。

ソーヤーから携帯電話を拾ったことを知らされたクリスチャンは、それはアナのものではなく、彼女を追跡中だと伝える。

警察にもそれは知らされ、追跡は始まる。

現場に着いたアナは、拘束されているミアを心配する。

ジャックは、携帯電話を捨てたことをリズに確認する。

場所が特定できたクリスチャンは、パトカーにそれを伝える。

アナを殴ったジャックは、彼女を痛めつけるものの、リズに制止される。

隠し持っていた銃を手にしたアナはジャックを銃撃し、パトカーとクリスチャンが到着する。

クリスチャンはアナに駆け寄り、ジャックとリズは逮捕される。

アナは病院に運ばれ、クリスチャンは、養母グレース(マーシャ・ゲイ・ハーデン)と共にアナの回復を願う。

酷いことを言ったと悔やむクリスチャンに、グレースは、失敗は誰にでもあり、心から謝罪すれば理解してもらえると伝える。

愛があれば大丈夫だと言うグレースは、クリスチャンを抱きしめる。

目覚めたアナは子供のことを心配し、クリスチャンから無事だと言われる。

ミアも無事だったことを知ったアナは安心し、子供を二人で育てたいと考えるクリスチャンから、自分だけを愛してもらいたくて怖かったと言われる。

愛している、私の人生そのものだと言われたクリスチャンは、アナに寄り添う。

誘拐のことを黙っていたのは、ジャックに脅されたからだと話すアナは、脚を撃たれたジャックは生きていることをクリスチャンから知らされる。

リズが共犯者だったことに驚くアナは、他のアシスタントと共にレイプされた映像を録画され、ジャックに脅されていたことを知る。

父親になることを恐れているように思えるクリスチャンに、アナは、あなたが母親を愛するように、子供は無条件で父親を愛するので、母親を許してあげるようにと伝える。

その後、退院したアナは、クリスチャンが食事を作ってくれることに驚きながら、ジャックの資料を確認する。

子供時代の写真があり、自分とジャックが同じ里親だったことを知ったクリスチャンは、養子になる前なので記憶にないとアナに伝える。

ジャックから貸しがあると言われたのは、自分が養子になれたからだと考えるアナに、クリスチャンは、自分がジャックになっていたかもしれないと伝える。

クリスチャンは、それを否定するアナから、成功したのは努力をした結果であり、ジャックとは全然違うと言われる。

実母エラの墓が見つかったことも知ったクリスチャンは、アナと共に墓参りをする。

出会いから現在までを思い起こすアナは、クリスチャンをプレイルームに誘う。

息子セオドア”テディ”が誕生し、二人目を妊娠したアナとクリスチャンは、改築した屋敷で暮らし愛を確かめる。


解説 評価 感想

参考:
・「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」(2015)
・「フィフティ・シェイズ・ダーカー」(2017)
・「フィフティ・シェイズ・フリード」(2018)

*(簡略ストー リー)
シアトル
様々な苦難を乗り越え、アナスタシア”アナ”は、巨大企業”グレイ・エンタープライズ・ホールディングス”のCEOクリスチャン・グレイと結婚する。
二人は幸せな日々を送るものの、考えの違いにより摩擦も生じる。
そんな時アナは、自分に恨みを持つ元上司のジャックに襲われ、ボディガードに救われるものの不安を抱える日々を送る・・・。
__________

世界に衝撃を与えた官能ラブロマンスの第三作で、最終章として製作された。

出会いから紆余曲折ありながら、ようやく結婚した主人公の二人だったが、微妙な意見の違いにより様々な試練に直面する。
超セレブとして何不自由ない生活を送りながら、自分が思うような自由や自立を手に入れることができないヒロインの苦悩などが描かれている。

相変わらず批評家からは酷評されるシリーズなのだが、北米興行収入は約1億ドル、全世界では3億7200万ドルの大ヒットとなり、前作とほぼ同じ記録を残した。

毎度、話題になるが、ハリウッド的華やかな美人スターでもないダコタ・ジョンソンと、巨大企業のCEOという風格もないジェイミー・ドーナンの主人公二人に魅力があると思えない。

主人公二人への復讐を誓うヒロインの元上司エリック・ジョンソン、クリスチャン(ジェイミー・ドーナン)の義兄(ルーク・グライムス)の恋人エロイーズ・マンフォード、クリスチャンの義妹リタ・オラ、ヒロインの友人ヴィクター・ラサック、クリスチャンの元恋人でビジネスパートナーのキム・ベイシンガー、クリスチャンの養母マーシャ・ゲイ・ハーデン、クリスチャンのボディガード兼ドライバーのマックス・マーティーニ、出版社社長のブルース・アルトマン、ヒロインの母親ジェニファー・イーリー、クリスチャンのメイド、フェイ・マスターソン、ヒロインの同僚で共犯者だったエイミー・プライス=フランシス、建築士のアリエル・ケベル、ヒロインのボディガードのブラント・ドーハティ、作家のタイラー・ホークリン、ヒロインの義父カラム・キース・レニー、刑事のヒロ・カナガ、クリスチャンの部下ロビン・リーなどが共演している。


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