会社に巨額の損失を与えて解雇され絶望した青年が風変わりなフライト・アテンダントとの出会いで新たな人生を見つけるまでを描く、製作トム・クルーズ、製作、監督、脚本キャメロン・クロウ、出演オーランド・ブルーム、キルスティン・ダンスト、アレック・ボールドウィン、スーザン・サランドン、ジェシカ・ビール他共演のロマンチック・コメディ。 |
・トム・クルーズ / Tom Cruise 作品一覧
・トム・クルーズ / Tom Cruise / Pinterest
■ スタッフ キャスト ■
監督:キャメロン・クロウ
製作総指揮:ドナルド・J・リーJr.
製作
キャメロン・クロウ
トム・クルーズ
ポーラ・ワグナー
脚本:キャメロン・クロウ
撮影:ジョン・トール
編集:デヴィッド・モリッツ
音楽:ナンシー・ウィルソン
出演
ドリュー・ベイラー:オーランド・ブルーム
クレア・コルバーン:キルスティン・ダンスト
フィル・デヴォス:アレック・ボールドウィン
ホリー・ベイラー:スーザン・サランドン
エレン・キッシュモアー:ジェシカ・ビール
ヘザー・ベイラー:ジュディ・グリア
ジェシー・ベイラー:ポール・シュナイダー
ビル・バニオン:ブルース・マッギル
デール・ベイラー:ロードン・ウェインライト三世
チャールズ・ディーン:ゲイラード・サーテイン
チャック・ハズボロ:ジェド・リース
ドーラ・ベイラー:ポーラ・ディーン
アメリカ 映画
配給 パラマウント・ピクチャーズ
2005年製作 123分
公開
北米:2005年10月14日
日本:2002年11月12日
製作費 $57,000,000
北米興行収入 $26,838,390
世界 $52,034,890
*詳細な内容、結末が記載されています。
■ ストーリー ■
世界的なシューズ・メーカーのデザイナー、ドリュー・ベイラー(オーランド・ブルーム)は、開発プロジェクトに失敗して本社に呼ばれる。
新製品完成で共にんだ恋人のエレン・キッシュモアー(ジェシカ・ビール)に迎えられたドリューは、社長フィル・デヴォス(アレック・ボールドウィン)と会い、損失額が9億7200万ドルにも及ぶことを知らされる。
本業の他に、バスケットボール・チームや環境保護のプロジェクトも継続不可能となり、デヴォスは、それを冷静に伝えながらドリューを解雇する。
帰宅したドリューは自殺を考えるが、妹ヘザー(ジュディ・グリア)から、父親が亡くなったという連絡を受ける。
父親は故郷のケンタッキー州エリザベスタウンで死亡したため、ドリューは、親戚達と疎遠である母親のホリー(スーザン・サランドン)とヘザーから、遺体を引き取ってくるようにという指示を受ける。
目的地に向かったドリューは飛行機内で、風変わりなフライト・アテンダント、クレア・コルバーン(キルスティン・ダンスト)に声をかけられる。
...全てを見る(結末あり)
*(簡略ストー リー)
世界的なシューズ・メーカーのデザイナー、ドリュー・ベイラーは、新製品開発に失敗して会社に巨額の損失を与え解雇される。
死も考えたドリューだったが、父親が亡くなったことを知らされる。
親戚と疎遠の母ホリーに代わり、父親の故郷ケンタッキー州のエリザベスタウンに向かうことになったドリューは、飛行機内で風変わりなフライト・アテンダント、クレアに出会う。
ドリューは、クレアが気になりながら叔父の家に向かい、親戚に歓迎される。
その後、クレアに電話をしたドリューは朝まで彼女と話し続け、郊外で待ち合わせをした二人は楽しい時を過ごす。
父親を火葬にすることを決めたドリューは、葬儀を前に、クレアとの時を過ごし愛し合うものの、微妙な距離を置こうとする・・・。
__________
偶然の出会いから、運命の人のように意気投合する男女、有り触れた恋の物語が自然に発展していかない描写、キャメロン・クロウの捻りを効かした愛情表現、多くの音楽を挿入した彼らしい演出は実に心地よい。
世紀の大失態を犯した主人公は、恋愛にやや熱が入らず、風変わりではあるが、細かい気遣いで相手の心を捉えるヒロインの行動も愉快に描かれている。
失敗と父親の死のダブルパンチで、行いがどこか上の空的な主人公を演ずるオーランド・ブルーム、その彼を、工夫を凝らしてリードする、スクリーン上で、ホッとさせてくれるような不思議な魅力の持ち主でもある、キルスティン・ダンストの好演も光る。
冒頭での登場のみが残念な、大手シューズ・メーカー社長アレック・ボールドウィン、実力派らしく、味のある演技を見せる主人公の母親役スーザン・サランドン、妹ジュディ・グリア、主人公の恋人である同僚ジェシカ・ビール、従兄のポール・シュナイダー、父親の知人ブルース・マッギル、叔父のロードン・ウェインライト三世、その妻ポーラ・ディーン、親戚ゲイラード・サーテイン、結婚する新郎ジェド・リースなどが共演している。