5342 Movies

ノックは無用 Don’t Bother to Knock (1952)

恋人に捨てられた男と精神を病む女性との関係を描く、監督ロイ・ウォード・ベイカー、主演リチャード・ウィドマークマリリン・モンローアン・バンクロフト他共演のドラマ。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ドラマ

マリリン・モンロー / Marilyn Monro / Pinterest


スタッフ キャスト
監督:ロイ・ウォード・ベイカー
製作:ジュリアン・ブロースタイン
原作:シャーロット・アームストロング”Mischief”
脚本:ダニエル・タラダッシュ
撮影:ルシアン・バラード
編集:ジョージ・A・ギッテンス
音楽:ライオネル・ニューマン

出演
ジェド・タワーズ:リチャード・ウィドマーク
ネル・フォーブス:マリリン・モンロー
リン・レスリー:アン・バンクロフト
バニー・ジョーンズ:ドナ・コーコラン
ロシェル:ジーン・キャグニー
ルース・ジョーンズ:ルリーン・タトル
エディ・フォーブス:エリシャ・クックJr.
ピーター・ジョーンズ:ジム・バッカス
エマ・バリュー:ヴァーナ・フェルトン
ジョー:ウィリス・ボーシェイ バーテンダー
バリュー:ドン・ベドー

アメリカ 映画
配給 20世紀FOX
1952年製作 76分
公開
北米:1952年7月18日
日本:1954年4月28日


ストーリー
ニューヨーク
マッキンリー・ホテルのラウンジ・シンガー、リン・レスリー(アン・バンクロフト)は、バーテンダーのジョー(ウィリス・ボーシェイ)に、パイロットのジェド・タワーズ(リチャード・ウィドマーク)との関係について語り、手紙を書き関係を終わらせたことを話す。
同じホテルの部屋にいたジェドは、スピーカーから流れるリンの歌を聴きながら苛立ち、彼女からの手紙を破り窓から捨てる。
ネル・フォーブス(マリリン・モンロー)は、エレベーター係のおじエディ(エリシャ・クックJr.)の紹介で、ベビーシッターの仕事を紹介してもらう。
ピーター・ジョーンズ(ジム・バッカス)と妻ルース(エリシャ・クックJr.)は、ホテル内で行われるパーティーに出席するために、娘のバーニー(ドナ・コーコラン)をネルに任せる。
ラウンジに向かったジェドはリンと話し、寄りを戻そうとするものの、彼女の考えは変わらなかった。
ネルは、バーニーに本を読み寝かせた後で、ルースの香水や宝石ををつけてみる。
リンは、思いやりが欠けている冷淡な態度が我慢できないとジェドに伝える。
憤慨したジェドは、その場を去り部屋に戻る。
窓の外の向かいの部屋を見たジェドは、ルースのネグリジェを着ながら踊るネルに気づく。
ネルに声をかけられたジェドは、若くて魅力的な彼女が自分を気にしていることを知る。
ジェドは、ネルの部屋の番号を調べ、リンの歌声が聴こえるスピーカーのスイッチを切り、ネルに電話をするのだが・・・。


解説 評価 感想
1951年に発表された、シャーロット・アームストロングの小説”Mischief”を基に製作された作品。

イギリス出身で、軍事ドキュメンタリーなどを多く手がけハリウッドに進出したロイ・ウォード・ベイカーが監督し、主演はリチャード・ウィドマークマリリン・モンローアン・バンクロフトなどが共演した作品。

恋人に捨てられた男と精神を病む女性との関係を描くドラマ。

恋人に思いやりがないと言われ関係を断たれた男と、幸薄い女性の出会いと恋などが描かれるドラマかと思いきや、恋人の戦死を受け入れられずに精神を病んだ女性が変貌する姿が、緊迫感漂う雰囲気の中で展開する。

クライマックスにかけてドラマは盛り上がるが、精神を病む女性を思いやる恋人を見て、関係を断とうとしていた女性が、その場で彼を許してしまう結末は単純過ぎる。

主演のリチャード・ウィドマークは、トラブルに巻き込まれるものの、パイロットという職業柄か、的確に物事を判断する行動力ある主人公を好演している。

何か思いつめるような雰囲気で登場し、精神を病んでいたことから変貌していく女性を見事に演じたマリリン・モンローの演技は、公開当時より後に高く評価されることになる。

主人公との関係を断つラウンジ・シンガーのアン・バンクロフト、ネル(マリリン・モンロー)をベビーシッターとして雇う夫妻ジム・バッカスルリーン・タトル、その娘ドナ・コーコラン、ホテルの電話交換手ジーン・キャグニージェームズ・キャグニーの妹)、ネルのおじでエレベーター係のエリシャ・クックJr.、ホテルの宿泊客である老夫妻ヴァーナ・フェルトンドン・ベドー、バーテンダーのウィリス・ボーシェイなどが共演している。


Translate / 翻訳
About TMT        Privacy Policy        Sitemap
That's Movie Talk! © 2022