| ナポレオンへの初恋から王妃へ! 激動の欧州を生き抜いた女性の華麗なる歴史絵巻! 監督ヘンリー・コスター、主演マーロン・ブランド、ジーン・シモンズ、マール・オベロン、マイケル・レニー、キャメロン・ミッチェル、エリザベス・セラーズ他共演の歴史ロマンス。 |
・マーロン・ブランド / Marlon Brando / Pinterest
■ スタッフ キャスト ■
監督:ヘンリー・コスター
製作:ジュリアン・ブロースタイン
原作:アンネマリー・セリンコ”Desiree”
脚本:ダニエル・タラダッシュ
撮影:ミルトン・クラスナー
編集:ウィリアム・レイノルズ
音楽:アレックス・ノース
出演
ナポレオン・ボナパルト:マーロン・ブランド
デジレ・クラリー:ジーン・シモンズ(ナポレオン・ボナパルトの婚約者)
ジョゼフィーヌ・ド・ボアルネ:マール・オベロン(ナポレオン・ボナパルトの最初の妻)
ジャン=バティスト・ジュール・ベルナドット/カール14世ヨハン:マイケル・レニー(スウェーデン=ノルウェー連合王国国王)
ジョゼフ・ボナパルト:キャメロン・ミッチェル(ナポレオン・ボナパルトの兄)
ジュリー・クラリー:エリザベス・セラーズ(デジレの姉であるジョゼフ・ボナパルトの妻)
ポーリーヌ・ボナパルト”ポーレット”:シャーロット・オースティン(ナポレオン・ボナパルトの2番目の妹)
マリア・レティツィア・ボナパルト:キャスリーン・ネスビット(ナポレオン・ボナパルトの母)
マリー:イヴリン・ヴァーデン(デジレの侍女)
マダム・クラリー:イソベル・エルソム(デジレの母親)
タレーラン:ジョン・ホイト(政治家)
デスペロー:アラン・ネイピア(ナポレオンの戴冠式の責任者)
オスカル:ニコラス・コスター(デジレの息子/クレジットなし)
エティエンヌ・クラリー:リチャード・ディーコン(デジレの兄/クレジットなし)
ヘドウィグ女王:エディス・エヴァンソン(スウェーデン王妃/クレジットなし)
テレーズ・カバリュス:キャロリン・ジョーンズ(クレジットなし)
ジョセフ・フーシェ:サム・ギルマン(フランスの政治家/クレジットなし)
ルイ・ボナパルト:ラリー・クレイン(ナポレオン・ボナパルトの弟/クレジットなし)
カロリーヌ・ボナパルト:ジュディ・レスター(ナポレオン・ボナパルトの3番目の妹/クレジットなし)
モルナー男爵:ルイ・ボレル(スウェーデンの廷臣/クレジットなし)
ブラーエ伯爵:ピーター・ボーン(クレジットなし)
ソフィア王妃:ドロシー・ニューマン(スウェーデン王妃/クレジットなし)
マリー・ルイーズ:ヴァイオレット・レンシング(ナポレオン・ボナパルトの妻/クレジットなし)
ピウス7世:レナード・ジョージ(ローマ教皇/クレジットなし)
アメリカ 映画
配給 20世紀FOX
1954年製作 110分
公開
北米:1954年11月16日
日本:1955年4月5日
製作費 $2,720,000
■ アカデミー賞 ■
第27回アカデミー賞
・ノミネート
美術(カラー)・衣裳デザイン賞(カラー)
■ ストーリー ■
1794年、マルセイユ。
デジレ・クラリー(ジーン・シモンズ)は、コルシカ人のジョゼフ・ボナパルト(キャメロン・ミッチェル)と知り合い、彼と弟のナポレオン・ボナパルト将軍(マーロン・ブランド)を、翌日クラリー家に招く。
翌日、デジレの姉ジュリー(エリザベス・セラーズ)は、訪れたジョゼフと惹かれ合う仲になり、不躾で強引なナポレオンは、自分たち兄弟にクラリー家が持参金を提供するはずだと考え、それをデジレに話し、2人も互いに意識し合う。
そこに兵士が現れ、自分に逮捕状が出ていることを知ったナポレオンは連行される。
釈放されたナポレオンは、デジレの元に向かい、パリにいるブルボン王党派の追跡を命じられたことを伝える。
デジレはナポレオンに、軍隊を辞めて兄エティエンヌ(リチャード・ディーコン)の織物商の事業を手伝うことを提案するが、ナポレオンはそれを拒み、彼女に結婚を申し込む。
それを受け入れたデジレは、ナポレオンを追ってパリに向かう。
ナポレオンに会おうとしたデジレは、彼がいる場所でジャン=バティスト・ジュール・ベルナドット将軍(マイケル・レニー)と出会う。
デジレは、ナポレオンがジョゼフィーヌ・ド・ボアルネ(マール・オベロン)と婚約していることを知りショックを受ける。
デジレは自殺を考えるが、彼女が気になる存在となったベルナドットが、それを制止する。
ベルナドットは、ジョゼフがジュリーと結婚したことで、ナポレオンがデジレと結婚する必要が亡くなったと彼女に伝える。
ナポレオンが選ぶのは持参金か有力なコネだと言うベルナドットは、そのどちらもないデジレと再会することを望み、愛を伝えるのだが・・・。
■ 解説 評価 感想 ■
“A sumptuously mounted 1954 CinemaScope period drama where Henry Koster channels Fox’s grandest visual infrastructure, contrasting Jean Simmons’s vibrantly resilient emotional torque with Marlon Brand’s masterfully erratic, high-octane Napoleon charisma.”
(ヘンリー・コスター監督がフォックスの最も壮大な視覚的インフラを注ぎ込んだ、豪華絢爛に仕立てられた1954年のシネマスコープ歴史劇。ジーン・シモンズの鮮やかで不屈の感情的トルク(推進力)と、マーロン・ブランドの見事なまでに予測不能で高オクターブなナポレオンのカリスマ性が、美しいコントラストを描いている。)
1951年に発表された、アンネマリー・セリンコの小説”Desiree”を基に製作された作品。
「オーケストラの少女」(1937)、「気まぐれ天使」(1947)、「ハーヴェイ」(1950)、「聖衣」(1953)などのヘンリー・コスターが監督し、主演はマーロン・ブランド、ジーン・シモンズ、マール・オベロンマイケル・レニー、キャメロン・ミッチェル、エリザベス・セラーズ他共演の歴史ロマンス。
シネマスコープのスケール感を生かした、豪華絢爛なセットや衣裳の見事さに加え、その時代を代表するスター、マーロン・ブランドとジーン・シモンズの共演が注目の作品。
第27回アカデミー賞では、美術(カラー)、衣裳デザイン賞(カラー)にノミネートされた。
ナポレオンの権力の掌握から失脚が大きなテーマの中で、彼の人生に大きく関わったデジレ・クラリーの人生が、激動の時代を背景に、ヘンリー・コスターの重厚な演出と共に描かれた力作に仕上がっている。
注目は、マーロン・ブランドの演技であり、同年の「波止場」(1954)とどうしても比較してしまう。
皇帝になる前のマーロン・ブランドの演技はかなり平凡であり(意識的?)、皇帝になってからは、正に彼らしい演技に変貌していることに注目したい。
ヒロインを演ずるジーン・シモンズも、タイトルとなったもう一人の主人公デジレ・クラリーを見事に演じている。
デジレは、史実からするとナポレオンとの出会いは22歳であるが、画面に登場したジーン・シモンズは少女のように愛らしく、様々な経験をしながら、問題を抱えながらも、スウェーデン王妃としての務めを果たすヒロインを好演している。
日本語の訳がおかしいのか単に事実を知らないのか、ジョゼフ・ボナパルトがナポレオンの弟と言う設定は事実に反している。(その存在からナポレオンを兄と設定したのか)
ナポレオンの最初の妻ジョゼフィーヌ・ド・ボアルネ役のマール・オベロン、スウェーデン=ノルウェー連合王国国王ジャン=バティスト・ジュール・ベルナドット/カール14世ヨハンのマイケル・レニー、ナポレオンの兄ジョゼフ・ボナパルト役キャメロン・ミッチェル、デジレの姉であるジョゼフ・ボナパルトの妻エリザベス・セラーズなどが共演している。
