永遠の美を追求するライバルである2人の女性が秘薬で若さを取り戻した結果に巻き起こる騒動を描く、製作、監督ロバート・ゼメキス、主演メリル・ストリープ、ゴールディ・ホーン、ブルース・ウィリス、イザベラ・ロッセリーニ、シドニー・ポラック他共演のコメディ。 |
・コメディ
・ブルース・ウィリス / Bruce Willis 作品一覧
■ スタッフ キャスト ■
監督:ロバート・ゼメキス
製作
ロバート・ゼメキス
スティーヴ・スターキー
脚本:デヴィッド・コープ
撮影:ディーン・カンディ
編集:アーサー・シュミット
音楽:アラン・シルヴェストリ
出演
マデリーン・アシュトン:メリル・ストリープ
ヘレン・シャープ:ゴールディ・ホーン
アーネスト・メンヴィル:ブルース・ウィリス
リスル・フォン・ローマン:イザベラ・ロッセリーニ
医師:シドニー・ポラック
アメリカ 映画
配給 ユニバーサル・ピクチャーズ
1992年製作 103分
公開
北米:1992年7月31日
日本:1992年12月12日
製作費 $55,000,000
北米興行収入 $58,422,700
世界 $149,000,000
■ アカデミー賞 ■
第65回アカデミー賞
・受賞
視覚効果賞
*詳細な内容、結末が記載されています。
■ ストーリー ■
1978年、ニューヨーク、ブロードウェイ。
落ち目のミュージカル女優マデリーン・アシュトン(メリル・ストリープ)が、不評の舞台を終え楽屋にいると、ライバルであり、作家のヘレン・シャープ(ゴールディ・ホーン)が訪ねて来る。
ヘレンは、有名な整形外科医のアーネスト・メンヴィル(ブルース・ウィリス)を伴い、婚約したことを自慢しに来たのだった。
年齢による衰えを隠せないマデリーンは、自分のファンだというアーネストに接近し、それを知ったヘレンは嫉妬する。
恋人を、何度もマデリーンに奪われたヘレンは警戒するが、案の定、彼女とアーネストは結婚してしまう。
7年後。
妬けになり、過食症になったヘレンは激太りしてしまい、療養所に入れられた彼女は、毎日マデリーンへの復讐ばかりを考えていた。
...全てを見る(結末あり)
*(簡略ストー リー)
落ち目のミュージカル女優のマデリーン・アシュトンは、ライバルである作家ヘレンが、有名な整形外科医アーネストと婚約したことを知る。
そんなマデリーンは、自分のファンだというアーネストに接近し、恋人を何度も彼女に奪われているヘレンは警戒する。
そして、案の定、マデリーンとアーネストは結婚してしまう。
それから14年、マデリーンに復讐を誓っていたヘレンは、彼女と再会する。
マデリーンは、太り過ぎていると聞いていたヘレンが、美貌を取戻していたのに驚いてしまう。
やがて、落ちぶれていたアーネストを誘惑し始めたヘレンに対し、マデリーンは、ある秘薬を手に入れ見事に若返るのだが・・・。
__________
ハリウッドの2大女優、メリル・ストリープとゴールディ・ホーンに加え、アクション・スターとして頂点を極めようとしていたブルース・ウィリス、さらには「バック・トゥ・ザ・フューチャー」(1985)シリーズも終了して、一息ついていたロバート・ゼメキスが組んだ、豪華な組み合わせが大いに話題になった。
北米では、製作費をわずかに上回る程度の約5800万ドルの興行収入に終わったが、全世界では、約1億4900万ドルのヒットとなった。
主演女優2人の激しい”バトル”は見応えあるのだが、ブルース・ウィリスの、やや冴えない役はファンには今一物足りないかもしれない。
第65回アカデミー賞では、視覚効果賞を受賞した。
その特撮の素晴らしさは絶賛され、豪華な俳優陣の奮闘よりも、そちらばかりが高く評価された。
ロバート・ゼメキスの演出は軽快で切れも良く、肩が凝らずに楽しめる作品に仕上がり、名コンビであるアラン・シルヴェストリの音楽は、ダニー・エルフマンの曲を思い起こさせるが、抜群の効果を上げている。
作品のテーマではないが、40代前半のメリル・ストリープに比べて、50歳に近いゴールディ・ホーンの若さとキュートな魅力は際立っている。
いずれにしても、2人の対決は迫力満点で見応えある。
妖艶なお色気で迫るイザベラ・ロッセリーニ、”生きている死人”(M・ストリープ)を診察して卒倒してしまう医師でシドニー・ポラックも登場する。