1932年に発表された、ロバート・E・ハワードの”英雄コナン”シリーズを基に製作された「コナン・ザ・グレート」(1982)の続編。 冒険を続けるコナンが女王の依頼を受け仲間達と共に秘宝“ダゴスの角”を求める旅を描く、製作ディノ・デ・ラウレンティス、監督リチャード・フライシャー、主演アーノルド・シュワルツェネッガー、グレース・ジョーンズ、ウィルト・チェンバレン、マコ岩松他共演のアクション・アドベンチャー。 |
・アーノルド・シュワルツェネッガー / Arnold Schwarzenegger 作品一覧
■ スタッフ キャスト ■
監督:リチャード・フライシャー
製作総指揮
ディノ・デ・ラウレンティス
スティーブン・F・キーステン
製作
ラファエラ・デ・ラウンランテス
エドワード・R・プレスマン
原作:ロバート・E・ハワード”Conan the Barbarian”
原案
ゲリー・コンウェイ
ロイ・トーマス
脚本:スタンリー・マン
撮影:ジャック・カーディフ
編集:フランク・ユリオステ
音楽:ベイジル・ポールドゥリス
出演
コナン:アーノルド・シュワルツェネッガー
ズーラ:グレース・ジョーンズ
ボンバータ:ウィルト・チェンバレン
ジェナ姫:オリヴィア・ダボ
魔法使いアキロ/ナレーター:マコ岩松
マラク:トレイシー・ウォルター
女王タラミス:サラ・ダグラス
トス=アモン:パット・ローチ
大宰相:ジェフ・コーリイ
アメリカ 映画
配給 ユニバーサル・ピクチャーズ
1984年製作 101分
公開
北米:1984年6月29日
日本:1984年8月11日
製作費 $18,000,000
北米興行収入 $31,042,040
*詳細な内容、結末が記載されています。
■ ストーリー ■
有史以前の物語。
キンメリア人のコナン(アーノルド・シュワルツェネッガー)は、宝石泥棒マラク(トレイシー・ウォルター)と共に冒険と旅を続けていた。
ある日コナンは、女王タラミス(サラ・ダグラス)の衛兵達に襲われる。
タラミアは、力を貸して欲しいことをコナンに伝え、愛し合ったものの命を落としたヴァレリアを、死の世界から甦らせることを彼に約束する。
コナンは、タラミスと共にシャデイザーの宮殿に向かい、宝石をちりばめた”ダゴスの角”と、それを手に入れるために必要な”鍵”に近づける、彼女の姪ジェナ(オリヴィア・ダボ)と共に、それを持ち帰るという役目を任される。
タラミスは、家来のボンバータ(ウィルト・チェンバレン)をジェナの護衛役に同行させ、彼女が鍵を手に入れた後、コナンを殺すことを命ずる。
翌日、一行は旅立ち、コナンは魔法使いのアキロ(マコ岩松)を同行させようとする。
...全てを見る(結末あり)
参考:
・「コナン・ザ・グレート」(1982)
・「キング・オブ・デストロイヤー/コナンPART2」(1984)
・「コナン・ザ・バーバリアン」(2011)
*(簡略ストー リー)
有史以前の時代。
冒険を続けていたコナンは、旅の仲間の盗賊マラクと共に、女王タラミスからある依頼を受ける。
コナンは、姪のジェナしか触れられない”鍵”を使い、秘宝”ダゴスの角”を手に入れることを依頼される。
命を落とした愛するヴァレリアを甦らせることを約束され、コナンはそれを引き受ける。
しかしタラミスは、ジェナの護衛役ボンバータに、角を手に入れた後、コナン殺害を命じていた。
コナンらは旅立ち、彼は、魔法使いのアキロや戦士ズーラを仲間に引き入れて、”鍵/魔法のハート”のある、トスアモンの城に到着するのだが・・・。
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イタリアの大プロデューサー、ディノ・デ・ラウレンティスによる、ジョン・ミリアス監督、彼自身とオリヴァー・ストーンによる脚本で製作されて、アーノルド・シュワルツェネッガーの出世作として話題になった、ファンタジー・アドベンチャー「コナン・ザ・グレート」(1982)の続編として大いに話題になった作品。
シュワルツェネッガーの肉体美に圧倒された前作に比べ、やや小粒のB級作品的なところは気になるが、新たに加わるキャラクターなど楽しめる部分もある。
主人公コナンを演ずるシュワルツェネッガーだが、関わる登場人物、元NBA選手ウィルト・チェンバレン(216cm)、プロレスラーのパット・ローチ(196cm)らが彼を遥かに上回る巨体であり、サラ・ダグラスまであまり身長が変わらないため、前作のような迫力にやや欠ける描写が物足りない。
敵対する”怪物”の造形の仕上りも今一だ。
サポート役ではあるが、勇ましい女戦士、存在感ある演技を見せるグレース・ジョーンズ、姫(オリヴィア・ダボ)の護衛役のウィルト・チェンバレン、前作に続く登場の魔法使いマコ岩松、宝石泥棒トレイシー・ウォルター、女王のサラ・ダグラス、氷の城の魔術師パット・ローチ、大宰相ジェフ・コーリイなどが共演している。