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宿命の対決 Column South (1953)

先住民との友好関係を保つ将校とそれを敵視する指揮官との対立と南北戦争開戦時の混乱を描く、監督フレデリック・デ・コルドヴァ、主演オーディ・マーフィジョーン・エヴァンスロバート・スターリング他共演の西部劇。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


西部劇


スタッフ キャスト
監督:フレデリック・デ・コルドヴァ
製作:テッド・リッチモンド
原案:ウィリアム・サックハイム
脚本:ウィリアム・サックハイム
撮影:チャールズ・P・ボイル
編集:ミルトン・カルース
音楽
ヘンリー・マンシーニ(クレジットなし)
ハーマン・スタイン(クレジットなし)

出演
ジェド・セイヤー中尉:オーディ・マーフィ
マーシー・ウィットロック:ジョーン・エヴァンス
リー・ウィットロック大尉:ロバート・スターリング
ストーリー准将:レイ・コリンズ
メングイート:デニス・ウィーバー
ベン・チャーマーズ中尉:グレッグ・パーマー
ビドル軍曹:ラッセル・ジョンソン
ヴァネス:ジャック・ケリー
ポシック中尉:ジョニー・ダウンズ
マカフィー軍曹:ボブ・スティール
プリムローズ:ジェームズ・ベスト
ジョー・コッパーフェイス:ラルフ・ムーディ
チャベス軍曹:リコ・アラニス

アメリカ 映画
配給 ユニバーサル・ピクチャーズ
1953年製作 84分
公開
北米:1953年5月20日
日本:未公開
北米興行収入 $1,100,000


ストーリー
1861年1月、南北戦争前夜、ニューメキシコ準州、ユニオン砦。
新任の指揮官リー・ウィットロック大尉(ロバート・スターリング)は、妹のマーシー(ジョーン・エヴァンス)と共に到着する。
南北出身者に別れて兵舎で喧嘩をしていた兵士を見たウィットロックは、副官のジェド・セイヤー中尉(オーディ・マーフィ)に、規律を正す指導をするよう命ずる。
マーシーの叫び声を聞いたセイヤーは、先住民を見たという彼女に、優秀なスカウトである先住民ジョー・コッパーフェイス(ラルフ・ムーディ)を紹介する。
からかわれたと思ったマーシーはセイヤーを非難し、兄に不満を訴える。
翌日ウィットロックは、昼間、以外は先住民を砦に入れるなとセイヤーに指示する。
殺害された探鉱者バーニーの遺体が運び込まれ、ナバホ族の仕業と決めつけるウィットロックは、犯人を捕らえようとする。
友好的なナバホ族が犯人ではないと主張するセイヤーだったが、ウィットロックは納得しなかった。
ベン・チャーマーズ中尉(グレッグ・パーマー)と共に町に向かったセイヤーは、バーニーを殺した犯人を見つけて叩きのめす。
砦に戻ったセイヤーとチャーマーズは、ナバホ族に最後通告を渡したウィットロックが出撃したことを知り後を追う。
部隊に追いついたセイヤーは、バーニー殺しの犯人を捕えたことをウィットロックに伝えて納得させる。
ウィットロックを伴いナバホ族の元に向かったセイヤーは、酋長のメングイート(デニス・ウィーバー)に会い、誤解を解き平和的に解決しようとするのだが・・・。


解説 評価 感想
俳優、舞台監督などでも活躍したフレデリック・デ・コルドヴァが監督し、主演はオーディ・マーフィジョーン・エヴァンスロバート・スターリングなどが共演した作品。

先住民との友好関係を保つ将校とそれを敵視する指揮官との対立と南北戦争開戦時の混乱を描く西部劇。

指揮官と副官が、先住民に対する考え方で対立する姿が描かれる中で、南北戦争開戦時に、南部寄りの軍上層部が、南軍の西部攻略に加担する陰謀が展開していく内容が興味深い。

主演のオーディ・マーフィは、先住民を敵視する指揮官と親しいナバホ族の間に立ち、平和的な関係を保とうとする将校を熱演している。

当初は主人公と反発し合うものの、やがて惹かれ合うようになるジョーン・エヴァンス、その兄で先住民を敵視する砦に指揮官ロバート・スターリング南軍の西部攻略に加担する准将のレイ・コリンズナバホ族の酋長デニス・ウィーバー、中尉のグレッグ・パーマー、軍曹のラッセル・ジョンソン、兵士のジャック・ケリー、中尉のジョニー・ダウンズ、軍曹のボブ・スティール、兵士のジェームズ・ベスト、部隊のスカウトで先住民のラルフ・ムーディ、軍曹のリコ・アラニスなどが共演している。


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