1976~1981までアメリカABCで放映された人気テレビ・ドラマの映画化。 謎の大富豪チャーリーに雇われた3人の美人探偵の活躍を描く、監督マックG、主演キャメロン・ディアス、ドリュー・バリモア、ルーシー・リュー、ビル・マーレイ、ティム・カリー、サム・ロックウェル他共演のスーパー・アクション・コメディ。 |
■ スタッフ キャスト ■
監督:マックG
製作総指揮
ベティ・トーマス
ジェンノ・トッピング
製作
ドリュー・バリモア
レナード・ゴールドバーグ
ナンシー・ジュヴォネン
原案
アイヴァン・ガフ
ベン・ロバーツ
脚本
ライアン・ロウ
エド・ソロモン
ジョン・オーガスト
撮影:ラッセル・カーペンター
編集
ウェイン・ワーマン
ピーター・テシュナー
音楽:エド・シェアマー
出演
ナタリー・クック:キャメロン・ディアス
ディラン・サンダース:ドリュー・バリモア
アレックス・マンディ:ルーシー・リュー
ボスレー:ビル・マーレイ
ロジャー・コーウィン:ティム・カリー
痩せ男:クリスピン・グローヴァー
ヴィヴィアン・ウッド:ケリー・リンチ
エリック・ノクッス:サム・ロックウェル
ピート・コミスキー:ルーク・ウィルソン
ジェイソン・ギブソン:マット・ルブランク
チャド:トム・グリーン
ジェイソン:LL・クール・J
管理者:ネッド・ベラミー
チャールズ”チャーリー”タウンゼント:ジョン・フォーサイス
アメリカ 映画
配給 コロンビア・ピクチャーズ
2000年製作 98分
公開
北米:2000年11月3日
日本:2000年11月11日
製作費 $92,000,000
北米興行収入 $125,305,550
世界 $264,105,550
*詳細な内容、結末が記載されています。
■ ストーリー ■
正体不明の大富豪チャールズ”チャーリー”タウンゼント(ジョン・フォーサイス/声)は、ナタリー・クック(キャメロン・ディアス)、ディラン・サンダース(ドリュー・バリモア)、アレックス・マンディ(ルーシー・リュー)ら、3人の頭脳明晰な美女を、自分の探偵事務所にスカウトして任務を与えていた。
ある日、招集された3人は、チャーリーのアシスタントのボスレー(ビル・マーレイ)の元に向かい、チャーリーから新たな任務を命ぜられる。
コンピューター・ソフトウェア企業”ノックス・テクノロジー”の創設者エリック・ノクッス(サム・ロックウェル)が、開発中の”音声識別ソフト”と共に姿を消した。
3人は、同社社長ヴィヴィアン・ウッド(ケリー・リンチ)から、ノックスとソフトの捜索を依頼される。
ボスレーは、半年前にノックス社買収に失敗した、世界最大の通信衛星会社”レッドスター”のオーナー、ロジャー・コーウィン(ティム・カリー)をまず疑う。
コーウィンが通うマサージ店に侵入した3人は、アレックスがマッサージ師に扮して彼を気絶させ、ロッカールームから情報を入手する。 それを基に、犯人とみられる痩せ男(クリスピン・グローヴァー)に目を付けた3人は、ボスレーを伴いコーウィン主催のパーティーに向かう。 ボスレーがコーウィンに接触している間、ウエイトレスに扮したナタリーは、バーテンのピート・コミスキー(ルーク・ウィルソン)からデートを申し込まれてしまう。 痩せ男を見つけた3人は、パーティー会場を出た彼を追うが路地で発砲される。 3人は痩せ男と乱闘になり、結局は彼を取り逃がしてしまうが、ノックスを発見して無事に保護する。 その後3人は、チャーリーからソフトを取り戻さねばならないことを指摘され、DNAを識別するという高性能ソフト奪還の準備を始める。 3人とボスレーは、コーウィンがレースカーのイベントレースを開催することを知らされる。 レーシング・チームに扮した3人とボスレーは、ナタリーとディランがコーウィンらを悩殺し、その隙にアレックスが彼の鞄にカメラを仕掛ける。 その後、痩せ男がコーウィンの車でサーキットに飛び出し、それを見たナタリーが彼を追う。 二人は公道に出てしまい、接触して痩せ男の車は橋から転落してしまう。 隠しカメラのお陰で、レッドスター社内の様子がわかり、3人はそこに侵入する計画を立てる。 コンピューター・ルームの管理者(ネッド・ベラミー)らの、指紋と角膜情報を入手した3人は、セミナーの講師に扮してレッドスター社に侵入する。 ナタリーがコンピューター・ルームに侵入し、社内システムにアクセス出きるように細工をして、データがボスレーのコンピューターに送られることになる。 それを知ったヴィヴィアンは、ボスレーの部屋で彼を誘惑する。 ピートとクラブでデートしていたナタリー、恋人のジェイソン・ギブソン(マット・ルブランク)を待っていたアレックスが、ヴィヴィアンの手下に襲われ、コーウィンは痩せ男に殺されてしまう。 ノックスと親密になったディランに、ナタリーが連絡を入れるが、そこにヴィヴィアンと痩せ男が現れ、ノックスもグルだということがわかる。 ディランはノックスに銃撃され、割れた窓から転落するが、何とか難を逃れて、ナタリーとアレックスが待つチャーリーのオフィスに向かう。 しかし、3人の目の前でオフィスは爆破されてしまい、彼女らは、ノックスがなぜチャーリーを狙うのかを探る。 ノックスは、死んだ父親の、ベトナム戦争の諜報部時代の仲間チャーリーが裏切ったものと思い込み、彼の声を識別ソフトにかけ、レッドスター社の衛星のGPSで居場所を探そうとしたことに、ディランが気づく。 ノックスらに捕らえられていたボスレーは、奥歯に仕掛けてあった通信マイクを思い出し3人と連絡を取る。 ボスレーの居場所を突き止めた3人は、ディランの恋人チャド(トム・グリーン)のボートで現場に向かう。 3人はボスレーが捕らえられている灯台に到着し、三方に別れて侵入する。 ディランは捕らえられるが、ナタリーはボスレーの元に向かい、アレックスは衛星のGPSを操作する。 チャーリーからの電話を受けたノックスは彼の居場所を探り、アレックスは痩せ男に、ナタリーはボスレーを助けるもののヴィヴィアンに襲われる。 ノックスは、チャーリーの居場所を探し当てて彼の元に向かう。 残されたディランは、ノックスの手下を倒す。 3人は、灯台の上でノックスのヘリコプターのミサイル攻撃を受けながら、それをかわし、ボスレーと共にチャーリーの元に向かう。 ノックスのヘリにワイヤーを打ち込んだ3人は、ナタリーとディランが彼に襲い掛かる。 アレックスは、熱誘導でミサイルがヘリを狙うようにセットする。 3人は、ヘリが爆破する寸前で海に飛び込み、浜辺に泳ぎ着く。 そして、チャーリーの家を見つけた3人は、期待に胸を膨らませながら彼を探す。 しかし、チャーリーは不在で、スピーカーからの声で、彼は事件の真相を3人に伝える。 ノックスの父親は二重スパイで、相手方の政府に殺されたのだった。 そして、チャーリーはオフィスの再建を約束するのだが、実は身近で彼女らを見守っていた。
...全てを見る(結末あり)
参考:
・「チャーリーズ・エンジェル」(2000)
・「チャーリーズ・エンジェル フルスロットル」(2003)
・「チャーリーズ・エンジェル」(2019)
*(簡略ストー リー)
正体不明の大富豪チャーリーに雇われたナタリー、ディラン、アレックスの美人探偵チームは、アシスタントのボスレーから、誘拐された、ノックス・テクノロジー社の創立者ノックスを救出する任務を受ける。
ノックスが開発中の、“音声認識ソフト”の悪用を防ぐのが狙いだった。
ボスレーは、ノックスのライバルである世界最大の通信衛星会社”レッドスター”のオーナー、コーウィンを疑う。
”エンジェルズ”は、巧みな手法を使い、事件の核心に迫るが、そこには”チャーリー”抹殺を企む陰謀が隠されていた・・・。
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セクシーな3人の美女が、難事件解決に挑むドラマ構成に加え、当時流行ったワイヤーアクションや最先端の特撮を駆使した派手なシーンが見もので、何よりもお馴染みのテーマ曲や、姿を見せない”チャーリー”役で、テレビのオリジナルキャストでもある、名優ジョン・フォーサイスの”声”だけの出演も嬉しい。
主人公達の個性に加えて、休む間もない続け様のアクションとユーモア、マックGの軽快でエネルギッシュな演出は痛快そのもので、チャーリーの正体が判明しそうになる、クライマックスの展開もファンの心をくすぐる。
北米で、約1億2500万ドルの興行収入を記録し、全世界トータルでは約2億6000万ドルの大ヒットとなった。
セクシーであり、茶目っ気もあるキャメロン・ディアス、可愛らしさも残るキュートなドリュー・バリモア、知的な美女ルーシー・リュー、特にアジア系女性を入れることで、テレビのイメージとは一味違う新鮮さが出ている。
ズッコケぶりがはまっている、ボスレー役のビル・マーレイ、犯人に疑われる通信衛星会社のオーナー、ティム・カリー、殺し屋を好演するクリスピン・グローヴァー、コンピューター・ソフトウェア企業社長で、陰謀を画策する一味のケリー・リンチ、その黒幕であったサム・ロックウェル、ナタリー(C・ディアス)に惹かれるルーク・ウィルソン、アレックス(L・リュー)の恋人マット・ルブランク、ディラン(D・バリモア)の恋人トム・グリーン他、LL・クール・J、ネッド・ベラミーも端役で登場する。