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ガルシアの首 Bring Me the Head of Alfredo Garcia (1974)

100万ドルの賞金がかかった男の首をめぐり、しがない男が裏社会の陰謀に立ち向かう姿を描く、鬼才サム・ペキンパー(監督、脚本)快心の犯罪ドラマ。
主演ウォーレン・オーツイセラ・ベガロバート・ウェッバーギグ・ヤングクリス・クリストファーソン共演。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ドラマ(サスペンス/犯罪)


スタッフ キャスト ■
監督:サム・ペキンパー

製作総指揮:ヘルムート・ダンティン
製作:マーティン・バウム
原案
フランク・コワルスキー

サム・ペキンパー
脚本
サム・ペキンパー

ゴードン・ドーソン
撮影:アレックス・フィリップJr.
編集
デニス・ドーラン

セルジオ・オルティガ
ロッブ・ロバーツ
音楽:ジェリー・フィールディング

出演
ベニー:ウォーレン・オーツ

エリタ:イセラ・ベガ
サペンスリー:ロバート・ウェッバー
ジョニー・クイル:ギグ・ヤング
マックス:ヘルムート・ダンタイン
大地主:エミリオ・フェルナンデス
バイカー:クリス・クリストファーソン

アメリカ 映画
配給 ユナイテッド・アーティスツ

1974年製作 112分
公開
北米:1974年8月14日
日本:1975年7月5日
製作費 $1,500,000


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
南米
広大な牧場を所有する、権力者である大地主(エミリオ・フェルナンデス)は、愛娘を妊娠させた男が、アルフレッド・ガルシアだと知る。

息子のように可愛がったガルシアだったが、大地主は、彼の首に懸賞金100万ドルをかけ、右腕のマックス(ヘルムート・ダンタイン)にそれを伝える。

メキシコ・シティ
100万ドルを自分が手に入れようと考えたマックスは、殺し屋のサペンスリー(ロバート・ウェッバーバー)とジョニー・クイル(ギグ・ヤング)にガルシアを捜すよう指示し、彼らは酒場を回り始める。

バーのマネージャー兼しがないピアノ弾きのアメリカ人で、元軍人ベニー(ウォーレン・オーツ)は、店に現れたサペンスリーとクイルにガルシアのことを聞かれる。

生死にかかわらず、首だけでもいいと言ってガルシアを捜す二人に、ベニーはただならぬ雰囲気を感じる。
...全てを見る(結末あり)


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)
南米
強大な権力を持つ大地主は、娘を妊娠させた男”アルフレッド・ガルシア”の首に100万ドルの賞金をかける。
大地主の右腕マックスは、その金を手に入れようとしてメキシコ・シティに向かい、殺し屋のスペンスリーとクイルを雇い、ガルシアを捜すよう指示を出す。
二人は酒場を回り、あるバーのマネージャー兼ピアニストのアメリカ人ベニーに、ガルシアのことを尋ねる。
生死にかかわらず、首だけでも報酬を払うという二人に、バニーはただならぬ雰囲気を感じる。
かつてガルシアと付き合っていた恋人エリタの元に向ったベニーは、彼女からガルシアが事故死したことを聞く。
そのことをマックスらに話したベニーは、その証拠となる首を持参すれば、1万ドルの報酬を支払うと言われる。
ベニーは、死者の首を奪うことに抵抗があるエリタを説得して、ガルシアが埋葬されている村に向かおうとする。
しかし、ガルシアの首を狙っている者達は、ベニーだけでなかった・・・。
__________

サム・ペキンパー原案による、バイオレンス・アクションとしてだけでない、全編に漂う男の悲哀なども感じさせてくれる、非常に評価の高い作品でもある。

意識して暴力描写を抑え気味にした終盤までの展開、一気に本領を発揮するクライマックスのペキンパーの演出、彼の作品の多くに出演する盟友とも言える主演のウォーレン・オーツは、キャリアでもベストに近い熱演を見せる。

しがない人生を送る身で、恋人に語る人生観、金が目的であった主人公の心の変化などを繊細に演ずる、ウォーレン・オーツの渾身の演技は注目だ。

100万ドルを狙う、大地主(エミリオ・フェルナンデス)の右腕(ヘルムート・ダンタイン)に雇われる殺し屋ロバート・ウェッバー、同じく、名優の彼にしては、やや物足りない役柄であったギグ・ヤング、そして、ペキンパーとは何作かで組むクリス・クリストファーソンが、バイカー役で出演している。


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