軍の精神科医療施設に向かったアルは、その場に収容されているバーディの元に向かう。
主治医のワイス少佐(ジョン・ハーキンス)に声をかけられたアルは、バーディの様子を見た率直な感想を求められる。
ベッドの横でしゃがみ込むバーディが、そのままの状態で一日を過ごしていることを知ったアルは、戦場で行方不明になた彼が、発見後には口がきけなくなっていたとワイスに言われる。
治療を諦めていないワイスは、アルなら救えるかもしれたいとバーディの母から言われたため、呼び寄せたことを伝える。
身体の問題ではなく精神を病んでいるバーディが、なぜこうなったと思うかを問われたアルは、徴兵のせいだと答える。
バーディに親友のアルを会せようとしたワイスは、看護師のレナルディ(ブルーノ・カービー)を呼ぶ。
同じイタリア系なので気が合うはずだとワイスに言われたアルは、レナルディに案内されてバーディの元に向かう。
戦場からの脱出が目的なら成功したと言うアルは、しゃがみ込むのはよすようにとバーディに伝える。
バーディに冗談を言っても反応がないため、アルは昔の話をする。
そこに看護師のハンナ・ローク(カレン・ヤング)が現れ、その場にアルがいたために驚く。
なぜここいいるのかを聞かれたアルは、自分はバーディの友人で、ワイスに頼まれたことをハンナに伝える。
納得したハンナは、バーディに食事を与えるものの食べてもらえない。
疲れたアルは、宿舎で休むと言ってその場を去る。
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バーディを砂山から病院に運んだアルは、脚を骨折した彼の治療を見守る。
その事件の後、バーディの両親(ジョージ・バック/ドロレス・セイジ)は、ハトの小屋を壊してしまう。
それをバーディに説明したアルは、ハトは諦めて他のことで楽しもうとする。
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その後もバーディは、床に寝ているかしゃがみ込んだままで、ハトのことを考える。
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動かないスクラップ寸前の車を手に入れたアルとバーディは、それを直して走行可能にして海に向かう。
ナンパをしてカーニバルに向かった二人だったが、バーディが異性の扱いを全く知らないため、アルは呆れてしまう。
二人は海岸の違法駐車で逮捕されてしまい、アルの両親が現れて釈放される。
アルは、苛立つ父(サンディ・バロン)に殴られてしまう。
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翌日もバーディに会ったアルは、しゃがむのを止めて鳥ではないと証明しないと、一生、研究材料にされてしまうと忠告する。
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鳥の愛好家プレヴォスト夫人(ナンシー・フィッシュ)の家を訪ねたバーディは、カナリアのパータを譲り受ける。
アルは、父に車を売り飛ばされたことをバーディに伝える。
コランバートに抗議するバーディは、自分達の車だと言って譲らずに車の代金を取り戻す。
それを見ていたアルは、自分がかなわない父に立ち向かったバーディに感心する。
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結局、その日も変化がないバーディの元を去ったアルは、精神的に参ってしまう。
宿舎で眠っていたアルは、戦場の夢を見てうなされて目覚め、その場にいたレナルディは彼を気遣う。
翌日アルは、ワイスの秘書で、やはり治療中のロンスキー(マーシャル・ベル)に経歴などを聞かれる。
アルは、話を聞くものの、バーディの回復が見込めないことで苛立つワイスに、自分が良くしてみせると伝える。
ヘレンに代わりバーディに食事を与えたアルは、芝居は止めるようにと言っても返事をしない彼に、二人で鳥になることを提案する。
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パータの羽を観察して、その動きを利用した飛行機を作り学校で発表したバーディに、クラスメイトのドリスは惹かれてしまう。
学校の職員である父の元に向かったバーディは、カナリアを繁殖させるための相談をする。
息子の幸せを望む母親が、役に立つことをしてほしいと考えていると父から言われたバーディは、それでも鳥が好きであることを伝える。
納得した父は、妻に話すことをバーディに約束する。
カナリアのつがいに話しかけるバーディに驚くアルは、空を飛ぶことを考え、体を鍛え始めた彼に付き合う。
自作の羽を付けて飛ぼうと考えたバーディは、アルに協力してもらい、ゴミ捨て場で数十メートル飛ぶことに成功し、水溜りに落下する。
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バーディが解離性障害であるとワイスに言われたアルは、自分との会話で笑ったことを伝える。
それが感情ではないと指摘するワイスは、重要なのは反応であると語る。
自分のジョークに対して笑ったと伝えるアルは、それを証明しなければ回復とは認められないとワイスに言われる。
治療薬の方がましだと言われたアルは、バーディの症状は薬漬けのせいだと叫びながらワイスを批判する。
主治医で上官でもある、自分に対するアルの態度を戒めたワイスは彼を見限り、基地に戻るよう指示してその場を去る。
ワイスを呼び止めたアルは、高校時代に野球をしていた際、ボールが家の敷地に入るとバーディの母親がそれを返してくれなかったことを話す。
その件に責任を感じたバーディが、ボールを返すと約束していたが、それが見つからなかったので、埋められたかもしれない無数のボールを母親が送ってくれれば、バーディに変化が現れるかもしれないことをアルはワイスに伝える。
納得したワイスは、それを確認することを約束して、アルの治療の延期も認める。
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バーディと野犬狩りをしたアルは、捕えた犬がドッグフードの材料になることを知り逃がしたことを思い出す。
ヘレンに入浴させられていたバーディは、猫にカナリアが噛み殺されそうになったことを思い出し興奮する。
その後も何も話そうとしないバーディに苛立つアルは、ヘレンにまで八つ当たりしてしまう。
アルを非難してしまったヘレンは、辛い立場の彼の気持ちを理解して話しかける。
二人は惹かれ合うものの、アルはヘレンに謝罪してその間を去る。
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カナリアのパータや雛のことばかりを考え外の世界に全く興味がないバーディは、ドリスとプロムに行っても楽しめない。
その後、ドリスの車で出かけたバーディは、彼女に誘われるものの何もしない。
帰宅したバーディは全裸になり、ベッドの下のパータの鳥小屋に入りうずくまる。
鳥と過ごす夢と現実の区別がつかなくなっていたバーディは、怖くてそれをアルに話すことができない。
夢では解放感を味わえるバーディは、生まれ変わって鳥になりたいと考える。
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戦場のことを考えて苦しむアルは、自分もおかしくなると言いながらバーディを見守る。
バーディの母親から送られてきた野球のボールを、レナルディが運んできたために喜ぶアルだったが、バーディは何も反応しない。
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バーディの部屋に向かったアルは、裸のまま鳥小屋に寝ていた彼にドリスとのことを聞く。
空を飛んだ体験を楽しそうに話すバーディは、夢のようでそうではないと言う、言葉にできないフィーリングを語り、自分は鳥だったとアルに伝える。
うんざりだと言って、早く夢から覚めるようバーディに伝えたアルはその場を去る。
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その時のことを謝罪したアルは、現れたワイスから、ボールが効果なかったことで諦めるしかないと言われ、基地に戻るよう指示される。
別れを言いたいと伝えたアルはそれを許され、その会話を聞いていたバーディが反応する。
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入隊してベトナムに向かうアルを部屋の窓から見守っていたバーディは、パータが逃げ出したために慌てる。
戻って来たパータは窓に衝突して死んでしまい、バーディは悲しむ。
その後、ベトナムに向かったバーディは、乗っていたヘリコプターが墜落する。
無時だったバーディは、爆撃を受けて錯乱状態になる。
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そのことを思い出して動揺するバーディに歩み寄ったアルは、一人にはしないと伝える。
様子を見に来たヘレンは、バーディを抱きながら、この場にいると言うアルに話しかける。
アルは、そのことをワイスに伝えるようヘレンに指示する。
外の世界や、人生を生きる方法が見つからないと言うアルは、自分が置かれた今の状況が、捨てられた犬と同じだと考える。
戦場のことなどを考えるアルは、この場にいれば関係ないと思えるバーディの気持ちを理解したことを伝え、黙って隠れていようと伝える。
そして、時々、周囲を困らせる行動をすると叫び苛立つアルに対し、バーディは、時々デタラメを言うと語りかける。
バーディが話したことに驚き喜ぶアルは、彼から勝手に言葉が出たと言われて立ち上がる。
そこに現れたワイスに、バーディが話したことを伝えたアルだったが、それを信じてもらえない。
この場から離れないとワイス言い寄ったアルは、彼が去った後、話をしないバーディを責める。
バーディからワイスには話すことがないと言われたアルは、現れた看護師を叩きのめす。
その場からバーディを連れ出したアルは、屋上に向う。
バーディがその場から飛び降りたために、アルは驚く。
叫び声をあげるアルだったが、直ぐ下の隣の屋上に飛び移っていただけのバーディは、”どうしたんだ?”と答える。