突然、気を失ってしまったパーカー判事は運び出され、眠らされている彼を見たエディは、自分に瓜二つだということを確認する。
ニックが判事に地獄に堕とされたことを知ったエディは、判事の体に融合させられる。
パーカーの主治医である精神科医のマット・ヒギンズ(オンスロー・スティーヴンス)は、パーカーの婚約者バーバラ・フォスター(アン・バクスター)に、休暇をとり休ませるよう指示する。
知事候補でもあるパーカーは休もうとしないと言うバーバラだったが、ヒギンズは彼を説得するようにと伝える。
その後、執事のアルバート(ジョージ・クリーブランド)に起こされたエディは、パーカーと融合できたことを確認してニックを捜す。
”パーカー”の言動がおかしいためにバーバラに電話をしたアルバートは、人が変わってしまったようだと伝える。
セントルイスに向かうつもりのエディは、アルバートに航空券を手配させ、金庫の場所を知り、暗証番号を使わずにそれを開けて、現金を取り出す。
バーバラが来るまで待たせようとしたアルバートだったが、エディは彼を無視して出かける。
飛行機で飛び立ったエディは、現われたニックから、スマイリーよりパーカーの件が先だと言われるものの、彼の話を聞こうとしない。
ニックがエンジンを故障させたために、飛行機は緊急着陸することになる。
セントルイスに行かせたことをバーバラに非難されたアルバートは、パーカーが自分を突き飛ばして出て行ったことを伝える。
パーカーは紳士なのであり得ないことだと言うバーバラは、目覚めた時から彼が別人のようだったと話すアルバートから、口ぎたなく罵られたことも知らされる。
それが信じられないバーバラは、ヒギンズに電話をして、パーカーがセントルイスに向かったことを伝える。
一時的な混乱だろうと言われたバーバラは、パーカーが戻ったら連絡を入れることにする。
バーバラから、この件は秘密にするようにと言われたアルバートは、エディが戻って来ために驚く。
喜ぶバーバラにキスされたエディは、ニックから婚約者だと知らされ、彼女に言い寄ろうとする。
アルバートが言っていたように”パーカー”の様子がおかしいため、バーバラは戸惑う。
バーバラから講演会があることを知らされたエディはそれを拒むものの、ニックからやるべきだと言われて、その気になり公会堂に向かう。
対立候補デンビーに協力する地元のギャング、ベラミー(ジェームス・フラヴィン)は、法廷で倒れたパーカーが自滅しそうだということを知る。
バーバラとニックと共に公会堂に着いたエディは、自分が知事候補だということを知る。
パーカーの同僚たちがいることに気づいたニックは姿を消してしまい、焦るエディは、基金のことで子供たちから感謝され、記念の腕時計を受け取る。
ステージで紹介されたエディは、現われたニックに気づき、彼に助言を求める。
エディは、原稿を読まずに、自分を刑務所に入れた者達の前で怒りをぶつけるようにとニックに指示され、それに従う。
怒りを露にして人々に語りかけようとしたエディは、その場に現れたベラミーの部下にスピーチを妨害される。
客席に下りて男たちを叩きのめしたエディは、ニックの制止を聞かなかったために殴られてしまう。
騒ぎは収まり、子供たちに英雄視しされたエディは、再び姿を消したニックを見つけられないまま、バーバラと共にその場を去る。
帰宅したエディは、勇敢に戦ったことで自分を見直したバーバラが傷を治療しようとするのを断り、アルバートに酒を用意させる。
葉巻も要求したエディは、酒は飲まず葉巻も吸わなないはずだと言うバーバラを抱きしめる。
人が変わったと言われたエディは、葉巻をくわえながらバーボンを飲む。
むせてしまったエディは驚き、葉巻を吸うものの咳込んでしまう。
パーカーは飲めなかったためにエディは酔ってしまい、その場で気を失う。
翌日、バーバラとニックと共にジムが運転するタクシーで裁判所に向かうエディは、ベントレー裁判を済ませた後にセントルイスに行くことを彼女に伝える。
エディらを降ろしたジムは、彼が裁判後にセントルイスに行くと話していたことを、ベラミーに電話で知らせる。
パーカーがエディに瓜二つであり、州知事候補としては問題があるため勝利を確信したベラミーは、スマイリーに電話をする。
エディは、ベントレー夫妻が妻の父親を殺害しようとした裁判の内容をニックから知らされる。
地下鉄のホームから突き落とされた父親は助かったものの重体で、国民の怒りを買っていると言うニックは、2人の犯行は美談としてとらえる考えもあるとエディに伝える。
パーカーは無罪にはできないと言うニックは、事前に大金がバラまかれたことをエディに話す。
買収されるような人物ではないパーカーは無理でも、エディなら裏金を受け取るだろうとニックは考えていた。
ニックは、金を出したビッグ・ハリーに電話をすることを指示し、エディは彼を呼び出す。
ビッグ・ハリーに2万5000ドルを要求したエディは、ニックの言う通りに交渉し、金を受け取る。
ベントレー夫妻(ジョージ・ミーカー/マリオン・マーティン)をエディに紹介したビッグ・ハリーは、事件は誤解が原因だったと言って、2人は犠牲者だと伝える。
夫人が、かつて付き合っていいたロージー・モーガンだったために驚いたエディは、動揺する彼女を追及しようとする。
エディは、重罪を課すと言って苛立ち、ビッグ・ハリーに金を返し、2人を許さないと伝える。
エディを愚か者呼ばわりしたニックは、姿を消してしまう。
その頃、ヒギンズに会っていたバーバラは、パーカーの診察を希望する。
様々な原因が考えられると言うヒギンズは、知事選の出馬は断念するべきだとバーバラに伝える。
納得しないバーバラが、社会に貢献するパーカーのことを信じ、信念を貫き通す考えを知ったヒギンズは、それを理解して謝罪し、休暇は効果があると伝えて彼女を見送る。
バーバラは、エディを連れて車でドライブに出かける。
スマイリーと話したベラミーは、エディのことを話題にしながら牽制する。
その場にいたニックは、パーカー判事に会いに行くことをスマイリーに勧めるよう、ベラミーの心を操る。
それをベラミーに指示されたスマイリーは、パーカーの家に向かう。
基礎だけができた建設予定の自分たちの家に着いたバーバラは、エディと共にその場で将来のことを語り合う。
自分と一生この場で暮らし子供も育てると話すバーバラが、一層、愛しく思えたエディは、死ぬ前の人生とは違う感覚を感じる。
パーカーが留守だったためにスマイリーは、待つことをアルバートに伝える。
初めて感じる穏やかな気持ちを不思議に思うエディは、バーバラを傷つけたくなかったために考え込む。
エディは、現れたニックから、取引の約束を守らずロマンスで悩んでいることを批判され、スマイリーが来たことを知らされる。
仕返しに興味がなくなったと伝えたエディは、スマイリーがバーバラにも危害を加えるかもしれない言うニックから、彼を殺すよう指示される。
バーバラと話したエディは、自分たちが結婚していたとして、子供を襲うような脅威があった場合は、相手を殺すべきだという彼女の気持ちを確認して、車を借りてニックと共に街に向かう。
バーバラは、”殺す”と言ったエディの言葉が気になる。
警官に車を止められたエディは、免許証を持っていないことを追及され、州知事候補であり、支援者のパーティーに向かうために、婚約者から車を借りたことを伝える。
車の盗難届けがバーバラから出ていることを警官から知らされたエディは、逮捕されてしまう。
エディは、ニックからバーバラにも裏切られたと言われて苛立ち、彼女が来たことを知る。
バーバラから、自分に初めて会ったと言われたエディは戸惑い、彼女と話し、人の役に立ちたい気持ちになったことを伝えて協力を求める。
自分とも取引してほしいとエディに伝えたバーバラは、教会に行き結婚することに同意させる。
バーバラと共に教会に着いたエディは、説教の準備をする牧師(アースキン・サンフォード)の言葉を聞く。
悪魔である”ニコストフェレス”を無視し、肩の上の天使の言葉に耳を傾けよと話す牧師に、エディは、天使がいなかった場合のことを尋ねる。
善人には必ず天使が近づく、悪魔の力を善人ははねのけると言われたエディは、外で待っていたニックの元に向かう。
今は善人になったとニックに伝えたエディは、彼の指示には従わずに教会に戻り、バーバラと結婚しようとする。
牧師から問題ないことを確認されたエディは、自分は再び悪事を働く可能性があると考え、結婚できないことをバーバラに伝える。
バーバラとパーカーの関係を心配するエディは、自分の考えを何とか彼女に理解してもらい、牧師に感謝してその場を去る。
家に戻ったエディは、スマイリーが待っていることをニックから知らされ、眠っている彼の銃を奪うよう指示される。
銃を手にしてスマイリーに向けたエディは、牧師の言葉を思い出して、それを元に戻す。
酒を用意しながらスマイリーを起こしたエディは、背を向けながら話し、セントルイスの商売を東部にも広げる許可を得たいと言う彼から手数料を訊かれ、10万ドルと利益の25%を要求する。
納得できないスマイリーはエディのことを訊かれ、彼を撃ち殺した話をされる。
振り向いた判事がエディだったために驚いたスマイリーは、動揺しながら銃を向ける。
銃を捨てたスマイリーは混乱し、誤って窓から地上に落下してしまう。
スマイリーの死に手を下さなかったエディは、ニックに地獄に帰るよう指示する。
ニックから、一緒に帰らなければ自分も危険にさらされると言われたエディは、今日から神の言葉に従うと彼に伝える。
ニックは、夜空を見上げながら邪魔をした神を恨む。
エディは、自分が去らなければバーバラがパーカーと結ばれないことをニックに確認し、2人から手を引けば自分も帰ると言って取引する。
バーバラを呼んだエディは、遠くへ行くために二度と戻らないことを伝える。
自分が去ってもパーカーが守ってくれるので、彼と結婚して素敵な家に住み子供を育てるようにと、エディはバーバラに伝える。
眠くなったエディは、バーバラから横になって休むようにと言われ、彼女に別れを告げて寝室に向かう。
涙しながらヒギンズに電話をしたバーバラは来てほしいことを伝え、パーカーの体から抜け出したエディに気づかない。
寝室から自分を呼ぶパーカーの声が聴こえたバーバラは、彼の元に向かう。
ニックと共にその場を去ったエディは、地獄に戻る。