![]() |
競馬馬を手に入れて大儲けしようとする水兵が巻き起こす騒動を描く、監督、脚本チェスター・アースキン、主演グルーチョ・マルクス、マリー・ウィルソン、ウィリアム・ベンディックス、ドン・デフォー他共演のコメディ。 |
・コメディ
■ スタッフ キャスト ■
監督:チェスター・アースキン
製作
アーウィン・アレン
アーヴィング・カミングスJr.
原作:フレデリック・ハズリット・ブレナン”A Girl in Every Port”
脚本:チェスター・アースキン
撮影:ニコラス・ムスラカ
編集:ラルフ・ドーソン
音楽:ロイ・ウェッブ
出演
ベンジャミン・フランクリン”ベニー”リン:グルーチョ・マルクス
ジェーン・スウィート:マリー・ウィルソン
ティモシー・アロイシアス”ティム”ダノヴァン:ウィリアム・ベンディックス
バート・セジウィック:ドン・デフォー
ドク・ガーベイ:ジーン・ロックハート
ミリセント・テンプル:ディー・ハートフォード
テンプル提督:ハンリー・スタッフォード
ハイライフ:テディ・ハート
ドライブインの支配人:パーシー・ヘルトン
スキーザー:ジョージ・E・ストーン
アメリカ 映画
配給 RKO
1952年製作 86分
公開
北米:1952年2月13日
日本:未公開
■ ストーリー ■
水兵のベンジャミン・フランクリン”ベニー”リン(グルーチョ・マルクス)は、同僚の友人ティモシー・アロイシアス”ティム”ダノヴァン(ウィリアム・ベンディックス)が、おばの相続人となったことを知る。
ティムは、その金で競馬馬を購入しようとする。
その件を知り2人を呼んだテンプル提督(ハンリー・スタッフォード)は、馬の購入に反対し返却するために、ティムの手助けをするようベニーに命ずる。
ドク・ガーベイ(ジーン・ロックハート)の元に向かったベニーとティムは、リトル・アーロンという足の悪い馬を買おうとする。
ベニーとティムは、馬主が死んだためにリトル・アーロンはバート・セジウィック(ドン・デフォー)が買い取り、その双子の馬リトル・シャムロックがいることを知り、それを手に入れようとする。
ドライブインで働くジェーン・スウィート(マリー・ウィルソン)が、リトル・シャムロックの所有者だと知ったベニーとティムは、彼女の元に向かう。
ジェーンと話したベニーとティムは、馬を飼うことができないので、彼女が農園に貸し出していることを知る。
ベニーとティムはジェーンと共に農園に向かい、リトル・アーロンとリトル・シャムロックを比べる。
リトル・シャムロックが十分走れることを確認したベニーとティムは、リトル・アーロンと交換して、レースで大儲けすることを考えるのだが・・・。
■ 解説 評価 感想 ■
1933年にサタデー・イブニング・ポストに掲載された、フレデリック・ハズリット・ブレナンの”A Girl in Every Port”を基に製作された作品。
製作者、脚本家としても活躍したチェスター・アースキンが脚本を兼ねて監督し、主演はグルーチョ・マルクス、マリー・ウィルソン、ウィリアム・ベンディックス、ドン・デフォーなどが共演した作品。
競馬馬を手に入れて大儲けしようとする水兵が巻き起こす騒動を描くコメディ。
兄弟が出演しないグルーチョ・マルクスの単独作品で、ギャグもやや空回り的で、平凡なB級コメディという雰囲気の作品。
主演のグルーチョ・マルクスは、友人の遺産を利用し競馬馬を手に入れて大儲けしようとする水兵を愉快に演じている。
主人公と知り合う馬の持ち主マリー・ウィルソン、遺産で主人公の友人で競馬馬を手に入れるウィリアム・ベンディックス、主人公に騙される馬主で、ジェーン(マリー・ウィルソン)と惹かれ合うようになるドン・デフォー、その恋人ディー・ハートフォード、主人公らに関係するジーン・ロックハート、主人公の上官である提督ハンリー・スタッフォード、主人公らを脅すギャングのテディ・ハート、ドライブインの支配人パーシー・ヘルトン、ジョッキーのジョージ・E・ストーンなどが共演している。