| 友人である同僚が告発されたことをきっかけに人生の岐路に立たされる大学教授の苦悩を描く、製作、監督ルカ・グァダニーノ、主演ジュリア・ロバーツ、アヨ・エデビリ、アンドリュー・ガーフィールド、マイケル・スタールバーグ、クロエ・セヴィニー他共演の心理ドラマ。 |
・ドラマ
■ スタッフ キャスト ■
監督:ルカ・グァダニーノ
製作
ブライアン・グレイザー
アラン・マンデルバウム
ルカ・グァダニーノ
脚本:ノラ・ギャレット
撮影:マリク・ハッサン・サイード
編集:マルコ・コスタ
音楽:
トレント・レズナー
アティカス・ロス
出演
アルマ・イムホフ教授:ジュリア・ロバーツ
マーガレット“マギー”レズニック:アヨ・エデビリ
ヘンリック”ハンク”ギブソン:アンドリュー・ガーフィールド
フレデリック・メンデルスゾーン:マイケル・スタールバーグ
キム・セイヤーズ博士:クロエ・セヴィニー
ケイティ:タディア・グラハム
R・J・トーマス学部長:デヴィッド・リーバー
アレックス:リオ・メヒエル
アーサー:ウィル・プライス
アメリカ 映画
配給
アマゾン MGM スタジオ(北米)
Sony Pictures Releasing(世界)
2025年製作 139分
公開
北米:2025年10月10日
日本:年月日 未公開
製作費 $800,000
北米興行収入 $3,258,830
世界 $9,157,610
■ ストーリー ■
イェール大学の哲学教授アルマ・イムホフ教授(ジュリア・ロバーツ)とセラピストの夫フレデリック・メンデルスゾーン(マイケル・スタールバーグ)がディナーパーティーを開く。
アルマは、病気による長期の休暇を終えて職場復帰したばかりで、時々、激痛に襲われるため処方薬を服用していた。
パーティーの出席者は、アルマの同僚で親友のヘンリック”ハンク”ギブソン(アンドリュー・ガーフィールド)、セラピストのキム・セイヤーズ博士(クロエ・セヴィニー)、博士課程で首席指導を受けるマーガレット“マギー”レズニック(アヨ・エデビリ)らだった。
トイレに行くと言って席を立ったマギーは、ゲスト用を使うようアルマに指示されものの浴室に入る。
アルマとハンクは、共に終身在職権を狙っていた。
マギーは、切れていたトイレットペーパーを探し、戸棚の中に隠されていた封筒を見つける。
中身を調べたマギーは、人の気配を感じたために焦り、その中にあった新聞の切り抜きだけをポケットに入れて、封筒を元に戻す。
フレデリックは、ハンクと同性愛者のマギーが、アルマに惹かれていることなどを彼女に話す。
パーティーは終わり、ハンクはマギーを送る。
翌日、ハンクとバーで飲んだアルマは、マギーのことを訊かれ、授業を欠席したことを伝える。
雨の中、帰宅したアルマは、自宅の入口にずぶ濡れで待つマギーがいることに気づく。
マギーは、昨夜のパーティーの後、送ってくれたハンクを部屋に招き入れ、酒を飲んだ後に性的暴行を受けたことをアルマに話す。
その内容を具体的に訊かれたマギーは動揺し、過去があるアルマなら理解してくれると思ったと伝える。
アルマはその言葉が気になるが、これ以上話しても無駄だと判断したマギーはその場去る。
考えを巡らせるアルマは、フレデリックとの会話で気持ちが落ち着く。
翌日、ハンクに会ったアルマは、マギーの件を問いただすものの、彼は疑惑を否定する。
ハンクは、マギーの論文を盗作だと指摘し、あの夜は彼女に誘われたと思い、盗作の件を伝えたかったとアルマに話す。
大学中にデマが広がったと言うハンクは、破滅することを恐れて動揺する。
ハンクの言い分を聞いたアルマは、論文の件を他言しないよう彼に指示する。
パーティー後の出来事だったために、自分も聴取されると言われたアルマは、R・J・トーマス学部長(デヴィッド・リーバー)の元に向かうのだが・・・。
■ 解説 評価 感想 ■
「君の名前で僕を呼んで」(2017)、「サスペリア」(2018)などのルカ・グァダニーノが製作を兼ねて監督し、主演はジュリア・ロバーツ、アヨ・エデビリ、アンドリュー・ガーフィールド、マイケル・スタールバーグ、クロエ・セヴィニーなどが共演した作品。
友人である同僚が告発されたことをきっかけに人生の岐路に立たされる大学教授の苦悩を描く心理ドラマ。
物静かに展開する中で緊張感もある物語であるが、疑問が残るシーンも多く、ジュリア・ロバーツとアンドリュー・ガーフィールドの演技は称賛されたものの、ルカ・グァダニーノの演出に対する評価は低かった。
主演のジュリア・ロバーツは、同僚の疑惑事件をきっかけにして、過去の体験がよみがえる苦悩する大学教授を好演している。
主人公との関係により事件を起こす博士課程の学生アヨ・エデビリ、彼女に暴行したという疑惑をかけられる教授で主人公の同僚であり親友のアンドリュー・ガーフィールド、主人公の夫であるセラピスト、マイケル・スタールバーグ、セラピストのクロエ・セヴィニー、学生のタディア・グラハム、学部長のデヴィッド・リーバー、マギー(アヨ・エデビリ)のパートナーである学生リオ・メヒエル、学生のウィル・プライスなどが共演している。
