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ジョニー・イーガー Johnny Eager (1941)

  賭博を仕切る冷酷なギャングと敵対する検事補の継娘との関係を描く、監督マーヴィン・ルロイ、主演ロバート・テイラーラナ・ターナーエドワード・アーノルドヴァン・ヘフリン他共演のフィルム・ノワール

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ドラマ(サスペンス/犯罪)


スタッフ キャスト
監督:マーヴィン・ルロイ
製作
ジョン・W・コンシダインJr.
マーヴィン・ルロイ
原案:ジェームズ・エドワード・グラント
脚本
ジョン・リー・メイヒン
ジェームズ・エドワード・グラント
撮影:ハロルド・ロッソン
編集:アルバート・アクスト
音楽:ブロニスラウ・ケイパー

出演
ジョニー・イーガー:ロバート・テイラー
リスベス・バード:ラナ・ターナー
ジョン・ベンソン・ファレル:エドワード・アーノルド
ジェフ・ハートネット:ヴァン・ヘフリン
ジミー・コートニー:ロバート・スターリング
ガーネット:パトリシア・デイン
メイ・ブライス:グレンダ・ファレル
A・J・ヴァーン:ヘンリー・オニール
ジュディ・サンフォード:ダイアナ・ルイス
ルー・ランキン:バリー・ネルソン
A・フレイザー・マルコ:チャールズ・ディングル
ジュリオ:ポール・スチュワート
ビル・ハリガン:サイ・ケンドール
ビリケン:ドン・コステロ
ベンジー:ルー・ルビン
ライアン:ジョー・ダウニング
ペグ・ファウラー:コニー・ギルクリスト
マチルダ”マティ”ファウラー:ロビン・レイモンド
ミス・マインズ:レオナ・マリクル
警官:エモリー・パーネル
ジョー・アドヴァノスキー巡査/バッジ711:バイロン・ショアーズ

アメリカ 映画
配給 MGM
1941年製作 107分
公開
北米:1941年12月9日
日本:未公開
製作費 $651,000


アカデミー賞
第15回アカデミー賞
・受賞
助演男優賞(ヴァン・ヘフリン


ストーリー
出所して保護観察下のジョニー・イーガー(ロバート・テイラー)は、保護観察官A・J・ヴァーン(ヘンリー・オニール)の監視下で、タクシー運転手として真面目に働いていた。
ヴァーンは、月に一度オフィスを訪れるのが決まりだったジョニーのことを信じていた。
その場を訪れた、社会学を専攻する学生リスベス・バード(ラナ・ターナー)と友人のジュディ・サンフォード(ダイアナ・ルイス)は、ヴァーンのオフィスから去る、犯罪者と思われるジョニーが気になり、彼のことをヴァーンに尋ねて話を聞く。
実はジョニーは、賭博シンジケートを支配する冷酷な、二つの顔を持つ男だった。
ジョニーは、仲間のA・フレイザー・マルコ(チャールズ・ディングル)と手を組み、大規模なドッグレース場の開設を準備していた。
そんなジョニーは、自分を刑務所に送った地方検事のジョン・ベンソン・ファレル(エドワード・アーノルド)が、レース場開設を阻止しようとしていることを知る。
いとこのペグ・ファウラー(コニー・ギルクリスト)と娘のマチルダ”マティ”(ロビン・レイモンド)との平凡暮らしを装っていたジョニーは、アパートを訪ねて来たヴァーンから、同行した学生のリスベスとジュディを紹介される。
ジョニーは、アルコール依存症の部下ジェフ・ハートネット(ヴァン・ヘフリン)のことや、幼馴染であるルー・ランキン(バリー・ネルソン)が自分に不満を抱いていることを気にする。
あるクラブに借金の回収に向かったジョニーは、ルーが集金した現金を持ち去ったことを知る。
ジョニーは、その場に居たリスベスに正体を知られてしまう。
リスベスがヴァーンに通報する気がないことを知ったジョニーは、互いに意識していたために、彼女と惹かれ合うようになる。
ジョニーに家に送ってもらったリスベスは、別れ際に彼とキスしているのを、恋人ジミー・コートニー(ロバート・スターリング)に見られてしまう。
そこでジョニーは、リスベスがファレルの継娘だと知り驚き、その場を去る。
複雑な場妙になったジョニーは、リスベスを、ファレルに対抗する手段として利用しようとするのだが・・・。


解説 評価 感想
哀愁」(1940)などのマーヴィン・ルロイが監督し、主演はロバート・テイラーラナ・ターナーエドワード・アーノルドヴァン・ヘフリンなどが共演した作品。

賭博を仕切る冷酷なギャングと敵対する検事補の継娘との関係を描くフィルム・ノワール

賭博の世界と裏社会の構造を鋭く描く緊迫感あるストーリーと、主人公2人の魅力を活かしたメロドラマ・タッチの展開も楽しめる、マーヴィン・ルロイの演出が見どころの作品。

第15回アカデミー賞では、助演男優賞(ヴァン・ヘフリン)を受賞した。

主演のロバート・テイラーは、裏社会の顔としては冷酷非情なギャングのボスであり、人としての心も持ち合わせる男を見事に演じ、主人公と惹かれ合う地方検事の継娘を魅力的に演ずる、撮影当時20歳のラナ・ターナーの美しさは注目だ。

ヒロインの継父で、主人公と敵対する地方検事のエドワード・アーノルド、主人公の右腕であるアルコール依存症の男を好演しオスカーを受賞したヴァン・ヘフリン、リスベス(ラナ・ターナー)の恋人ロバート・スターリング、主人公の恋人パトリシア・デイン、主人公の元恋人グレンダ・ファレル、主人公を信じる保護観察官のヘンリー・オニール、リスベスの友人ダイアナ・ルイス、主人公の幼馴染であるが裏切るバリー・ネルソン、主人公とドックレース場を運営するの仲間チャールズ・ディングル、主人公の部下ポール・スチュワートドン・コステロ、ルー・ルビン、主人公を裏切る仲間サイ・ケンドール、その部下ジョー・ダウニング、主人公との暮らしを装ういとこのコニー・ギルクリスト、その娘ロビン・レイモンド、ヴァーン(ヘンリー・オニール)の秘書レオナ・マリクル、警官のエモリー・パーネル、主人公を射殺する警官でメイ(グレンダ・ファレル)の夫バイロン・ショアーズなどが共演している。


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