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焔の女 The Flame of New Orleans (1941)

資産家の銀行家を騙そうとする伯爵夫人を装う女性が巻き起こす騒動を描く、監督ルネ・クレール、主演マレーネ・ディートリッヒブルース・キャボットローランド・ヤングミシャ・オウアアンディ・ディヴァインフランクリン・パンボーン他共演のコメディ。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


コメディ


スタッフ キャスト
監督:ルネ・クレール
製作:ジョー・パスターナク
脚本:ノーマン・クラスナー
撮影:ルドルフ・マテ
編集:フランク・グロス
音楽:フランク・スキナー

出演
クレア・ルドゥー伯爵夫人/リリ:マレーネ・ディートリッヒ
ロバート・ラトゥール:ブルース・キャボット
チャールズ・ジロー:ローランド・ヤング
ゾロトフ:ミシャ・オウア
アンドリュー:アンディ・ディヴァイン
二等航海士:フランク・ジェンクス
三等航海士:エディ・クイラン
チャールズのおば:ローラ・ホープ・クルーズ
ベローズ:フランクリン・パンボーン
クレメンタイン:テレサ・ハリス
サミュエル:クラレンス・ミューズ
ジローの義弟:メルヴィル・クーパー
ジローの妹:アン・リヴィア
ウィリアム:ボブ・エヴァンス
アメリア:エミリー・フィッツロイ
ウェイター:シェンプ・ハワード(クレジットなし)

アメリカ 映画
配給 ユニバーサル・ピクチャーズ
1941年製作 79分
公開
北米:1941年4月25日
日本:1947年9月30日
製作費 $817,000


アカデミー賞
第14回アカデミー賞
・ノミネート
美術賞(白黒)


ストーリー
1840年、ミシシッピ川
2人の漁師が川に漂うウェディングドレスを見つけるが、花嫁の姿はなかった。
花嫁のクレア・ルドゥー伯爵夫人(マレーネ・ディートリッヒ)は、結婚式当日に姿を消した。
川からウェディングドレスが見つかり、人々は花嫁が川に身を投げて自殺したと考える。
__________
オペラ座の桟敷席にいた銀行家のチャールズ・ジロー(ローランド・ヤング)は、隣りの席にいた美しいクレアが気になる。
気絶したクレアの席に向かったチャールズは、彼女を気遣う。
それは、資産家のチャールズに近づこうとするクレアの芝居で、その様子を彼女のメイド、クレメンタイン(テレサ・ハリス)が見守る。
その後チャールズは、クレメンタインを屋敷に呼び、クレアに会うために協力させようとする。
クレアは、チャールズが、公園で自分を助ける芝居をすることを、クレメンタインから知らされる。
公園に向かったクレアは、ペットの猿の引きひもが馬車にからまった川船の船長ロバート・ラトゥール(ブルース・キャボット)に止まるよう指示される。
クレアは、ロバートがチャールズに雇われた男だと思い、馬車を出すよう御者のサミュエル(クラレンス・ミューズ)に指示する。
その態度に憤慨したロバートは、馬車を横転させてしまう。
その後、馬車を止めようとした男をサミュエルが殴って走り去り、クレアは、チャールズに会う機会を逃してしまう。
クレアの家を訪ねたチャールズは、彼女が男に襲われたことを知る。
チャールズは、クレアから、襲われた男の顔は見ていないことを知らされ、必ず捕らえることを彼女に約束するのだが・・・。


解説 評価 感想
第二次大戦後にハリウッドに移ったルネ・クレールが監督し、主演はマレーネ・ディートリッヒブルース・キャボットローランド・ヤングミシャ・オウアアンディ・ディヴァインフランクリン・パンボーンなどが共演した作品。

資産家の銀行家を騙そうとする伯爵夫人を装う女性が巻き起こす騒動を描くコメディ。

ルネ・クレールハリウッドでの初監督作品であり、彼が英語が話せないことや、主人公を演ずる2人の舞台裏の確執など問題が多かった作品ではあるが、マレーネ・ディートリッヒの変幻自在の演技と魅力、脇役陣のユーモラスな演技などにより、十分に楽しめる内容に仕上がっている。

マレーネ・ディートリッヒの見事な衣装や雰囲気あるセットなども注目で、第14回アカデミー賞では、美術賞(白黒)にノミネートされた。

主演のマレーネ・ディートリッヒは、伯爵夫人に扮して、資産家である銀行家を騙し玉の輿に乗ろうとする女性を魅力的に演じている。

主人公と惹かれ合うようになる川船の船長ブルース・キャボット、主人公に騙されていることに気づかないまま彼女に惹かれる銀行家のローランド・ヤング、主人公を知るロシア人外交官のミシャ・オウア、その友人フランクリン・パンボーン、ロバートの船の船員アンディ・ディヴァインフランク・ジェンクスエディ・クイラン、チャールズ(ローランド・ヤング)のおばローラ・ホープ・クルーズ、主人公のメイド、テレサ・ハリス、主人公の御者クラレンス・ミューズ、チャールズの義弟メルヴィル・クーパー、その妻アン・リヴィア、その従姉エミリー・フィッツロイ、カフェのウェイター、シェンプ・ハワードなどが共演している。


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