1934年に発表された、ダシール・ハメットの小説”The Thin Man”を基に製作された、探偵ニック・チャールズとノラ夫妻が活躍する”影なき男”シリーズの第3作(全6作)。 殺害予告を受けている知人の問題を解決しようとする探偵夫婦の活躍を描く、監督W・S・ヴァン・ダイク、主演ウィリアム・パウエル、マーナ・ロイ、ヴァージニア・グレイ、オットー・クルーガー、C・オーブリー・スミス、ルース・ハッセー他共演のミステリー・コメディ。 |
■ スタッフ キャスト ■
監督:W・S・ヴァン・ダイク
製作:ハント・ストロンバーグ
原案:ダシール・ハメット
脚本
フランセス・グッドリッチ
アルバート・ハケット
撮影
オリヴァー・T・マーシュ
ウィリアム・H・ダニエルズ
編集:フレデリック・Y・スミス
音楽:エドワード・ウォード
出演
ニック・チャールズ:ウィリアム・パウエル
ノラ・チャールズ:マーナ・ロイ
ロイス・マクフェイ:ヴァージニア・グレイ
ヴァン・スラック地方検事補:オットー・クルーガー
バー・マクフェイ大佐:C・オーブリー・スミス
ドロシー・ウォルターズ:ルース・ハッセー
ギルド警部補:ナット・ペンドルトン
ダドリー・ホーン:パトリック・ノウルズ
フレディ・コールマン:トム・ニール
イザベラ・ベラム:フィリス・ゴードン
フィル・チャーチ:シェルドン・レナード
ダイアモンド・バック・ヴォーガル:ドン・コステロ
クリープス:ハリー・ベラヴァー
スミティ:ミュリエル・ハッチソン
ダムダム:アブナー・ビーバーマン
ドリー夫人:マージョリー・メイン
ワッキー:シェンプ・ハワード(クレジットなし)
アメリカ 映画
配給 MGM
1939年製作 103分
公開
北米:1939年11月17日
日本:1940年11月2日
製作費 $1,107,000
北米興行収入 $3,320,140
世界 $4,846,140
■ ストーリー ■
ニューヨーク。
探偵のニック・チャールズ(ウィリアム・パウエル)と妻ノ(マーナ・ロイ)は、息子のニックJr.”ニッキー”と愛犬アスタと共にホテルに宿泊する。
ロングアイランド。
ノラの父親の元ビジネスパートナーであるバー・マクフェイ大佐(C・オーブリー・スミス)は、ノラに電話をかけて屋敷に招待する。
ノラは、ニッキーの乳母ドロシー・ウォルターズ(ルース・ハッセー)を雇い、迎えに来た車でマクフェイ邸に向かう。
ニックは、途中の道路沿いで遺体を目撃したが、車を降りて確認しても見つからなかった。
マクフェイ邸に着いたニックらは、家政婦のイザベラ・ベラム(フィリス・ゴードン)に迎えられる。
マクフェイは、養女のロイス(ヴァージニア・グレイ)をニックとノラに紹介する。
ロイスは、婚約者のダドリー・ホーン(パトリック・ノウルズ)とマクフェイの秘書のフレディ・コールマン(トム・ニール)をニックとノラに紹介する。
マクフェイは、自分が管理するノラの財産にも関係がある、今、抱えている問題を、食事をしながらニックとノラに話す。
10年前にマクフェイが雇っていた技術者で、服役して出所したフィル・チャーチ(シェルドン・レナード)が、1か月前に付近に越してきて、マクフェイは殺害予告を受けているということだった。
その件が気になり苛立つマクフェイは、それを阻止してほしいとニックとノラに頼むのだが・・・。
参考:
・「影なき男」(1934)
・「夕陽特急」(1936)
・「第三の影」(1939)
・「影なき男の影」(1941)
・「風車の秘密」(1945)
・「影なき男の息子」(1947)
ダシール・ハメットの小説”The Thin Man”を基に製作された、探偵ニック・チャールズとノラ夫妻が活躍する”影なき男”シリーズの第3作(全6作)。
前2作に続きW・S・ヴァン・ダイクが監督し、主演はウィリアム・パウエル、マーナ・ロイ、ヴァージニア・グレイ、オットー・クルーガー、C・オーブリー・スミス、ルース・ハッセーなどが共演した作品。
殺害予告を受けている知人の問題を解決しようとする探偵夫婦の活躍を描くミステリー・コメディ。
気が進まないまま謎の事件を解決する探偵夫婦ニック・チャールズを演ずるウィリアム・パウエルとノラのマーナ・ロイが、子供の誕生と共に、さらに絆を深めながら行動する姿が軽快に描かれている快作コメディ。
ノラの父親のビジネスパートナーだった殺害される大佐のC・オーブリー・スミス、その養女ヴァージニア・グレイ、主人公と共に事件を解決しようとする地方検事補のオットー・クルーガー、主人公夫婦が雇う乳母ルース・ハッセー、事件を担当する警部補のナット・ペンドルトン、ロイス(ヴァージニア・グレイ)の婚約者パトリック・ノウルズ 、大佐(C・オーブリー・スミス)の秘書トム・ニール、ロイスの母親だった大佐の家政婦フィリス・ゴードン、大佐を脅す元部下のシェルドン・レナード、その仲間ドン・コステロ、主人公が刑務所に入れた犯罪者ハリー・ベラヴァー、チャーチ(シェルドン・レナード)の愛人ミュリエル・ハッチソン、チャーチの手下アブナー・ビーバーマン、アパートの管理人マージョリー・メイン、主人公の知人である犯罪者シェンプ・ハワードなどが共演している。