ギャンブラーの青年と名家の令嬢の恋を描く、監督ルドルフ・マテ、主演タイロン・パワー、パイパー・ローリー、ジュリー・アダムス、ジョン・マッキンタイア他共演のロマンス。 |
■ スタッフ キャスト ■
監督:ルドルフ・マテ
製作:テッド・リッチモンド
脚本:シートン・I・ミラー
撮影:アーヴィング・グラスバーグ
編集:エドワード・カーティス
音楽:フランク・スキナー
出演
マーク・ファロン:タイロン・パワー
アンジェリク・デュロー:パイパー・ローリー
アン・コナント:ジュリー・アダムス
”カンザス・ジョン”ポリー:ジョン・マッキンタイア
エドモンド・デュロー:ポール・キャヴァナー
ローラン・デュロー:ジョン・ベア
ジョージ・エルウッド:ロン・ランデル
F・モンタギュー・コールドウェル:ラルフ・ダムキー
ポール・O・モネ:ロバート・ワーウィック
ピエール:ウィリアム・レイノルズ
アンドレ:ガイ・ウィリアムズ
ジュリアン・コナント:デニス・ウィーバー
アメリカ 映画
配給 ユニバーサル・ピクチャーズ
1953年製作 99分
公開
北米:1953年1月13日
日本:1953年5月26日
北米興行収入 $5,000,000
■ アカデミー賞 ■
第26回アカデミー賞
・ノミネート
録音賞
■ ストーリー ■
マーク・ファロン(タイロン・パワー)は、ギャンブラーの”カンザス・ジョン”ポリー(ジョン・マッキンタイア)と知り合い意気投合する。
その場に、馬車を暴走させたアンジェリク・デュロー(パイパー・ローリー)が、兄ローラン(ジョン・ベア)と共に到着する。
マークは、馬の扱い方をアンジェリクに教え、迷惑そうに対応する彼女が気になる。
アンジェリクも、同じ蒸気船に乗ったマークが気になる存在になる。
マークは、F・モンタギュー・コールドウェル(ラルフ・ダムキー)には用心するようにという、ポリーの忠告を思い出しながら、ポーカーのテーブルに着く。
マークは、コールドウェルを牽制しながらゲームを続けて大金を手に入れる。
所持金を失いマークに借金したローランは、高価なダイヤモンドのネックレスを彼に渡す。
負けたコールドウェルに脅されたマークだったが、それに動じなかった。
翌日マークは、ネックレスをアンジェリクに返そうとするが、彼女にそれを拒まれる。
ローランと話したアンジェリクは、家宝を渡した兄を非難する。
ローランとアンジェリクは、マークが自分たちを侮辱したと考え、彼を憎むようになる。
その後マークは、コールドウェルが負けた金を取り戻そうとしていることを知り、ポリーと共に船から飛び降りニューオーリンズに向かうのだが・・・。
■ 解説 評価 感想 ■
撮影監督としても活躍したルドルフ・マテが監督し、主演はタイロン・パワー、パイパー・ローリー、ジュリー・アダムス、ジョン・マッキンタイアなどが共演した作品。
ギャンブラーの青年と名家の令嬢の恋を描くロマンス。
物語の内容は平凡ではあるが、撮影監督として活躍したルドルフ・マテらしい、南部の雰囲気を伝える美しい映像は素晴らしい。
大ヒットした本作は、この年のユニバーサル作品で最高の興行収入を記録した。
第26回アカデミー賞では、録音賞にノミネートされた。
主演のタイロン・パワーは、恋に迷いながらも、ギャンブルで稼いだ金を基にして成り上がっていく青年を好演している。
プライドを傷つけられた主人公を憎むものの、彼を愛し続ける名家の令嬢パイパー・ローリー、主人公と知り合い協力し合う女性ジュリー・アダムス、主人公が信頼するギャンブラーのジョン・マッキンタイア、ヒロインの父親ポール・キャヴァナー、その息子でヒロインの兄ジョン・ベア、ヒロインと結婚する銀行家ロン・ランデル、ギャンブラーのラルフ・ダムキー、州知事のロバート・ワーウィック、ローラン(ジョン・ベア)の友人ウィリアム・レイノルズとガイ・ウィリアムズ、アン(ジュリー・アダムス)の兄デニス・ウィーバーなどが共演している。