軍を追放された元将校と因縁のある上官との確執を描く、製作ウィリアム・キャグニー、監督ロイ・ローランド、主演レイ・ミランド、ヘレナ・カーター、ヒュー・マーロウ、フォレスト・タッカー他共演の西部劇。 |
・西部劇
■ スタッフ キャスト ■
監督:ロイ・ローランド
製作:ウィリアム・キャグニー
原作:アーネスト・ヘイコックス
脚本
ダニエル・マインウォーニング
ハリー・ブラウン
撮影:ウィルフリッド・M・クライン
編集:トーマス・ライリー
音楽:ディミトリ・ティオムキン
出演
カーン・シャフター軍曹:レイ・ミランド
ジョセフィン・ラッセル:ヘレナ・カーター
エドワード・ガーネット大尉:ヒュー・マーロウ
ドノヴァン二等兵:フォレスト・タッカー
マイルズ・モイラン大尉:バートン・マクレーン
スミス中尉:ジョージ・リーヴス
ハインズ軍曹:ジェームズ・ミリカン
メイ:ガートルード・マイケル
バナック・ビル:スチュアート・ランドール
ティニー:ウィリアム”ビル”フィリップス
クック中尉:ヒュー・ボーモント(クレジットなし)砦の指揮官
フレデリック・ベンティーン大尉:ウォルター・コイ(クレジットなし)
アルフレッド・テリー将軍:チャールズ・エヴァンス(クレジットなし)
ジョージ・アームストロング・カスター:シェブ・ウーリー(クレジットなし)
アメリカ 映画
配給 ワーナー・ブラザーズ
1952年製作 85分
公開
北米:1952年2月28日
日本:1953年4月21日
■ ストーリー ■
第14騎兵隊のカーン・シャフター大尉(レイ・ミランド)は、部下のエドワード・ガーネット中尉(ヒュー・マーロウ)をサーベルで切りつけた行為により、軍法会議にかけられる。
有罪が確定したシャフターは階級を剥奪され、除隊追放処分となる。
シャフターは、旅の途中でジョセフィン・ラッセル(ヘレナ・カーター)に出会い、ファーゴ行きの駅馬車に同乗する。
ある町に着いたシャフターは、メイ(ガートルード・マイケル)が経営する宿でジョセフィンの部屋の世話をして、一晩中、彼女を見張る。
ファーゴを経由して列車でビスマークに着いたシャフターは、父親が迎えに来たジョセフンと別れて、”エイブラハム・リンカーン砦”に向かう。
第7騎兵隊のクック中尉(ヒュー・ボーモント)に入隊を志願したシャフターは、その場に、旧友で元曹長のマイルズ・モイラン大尉(バートン・マクレーン)がいたために驚き、彼と話をする。
ガーネットが部隊にいることを知ったシャフターは動揺し、早まった行動はするなとマイルズに忠告される。
新兵のシャフターは、マイルズの部下ハインズ軍曹(ジェームズ・ミリカン)から軍曹に任命され、軍曹から降格した荒っぽい男ドノヴァン二等兵(フォレスト・タッカー)に目をつけられるのだが・・・。
■ 解説 評価 感想 ■
1930~1940年代にかけて短編映画を多く手がけたロイ・ローランドが監督し、主演はレイ・ミランド、ヘレナ・カーター、ヒュー・マーロウ、フォレスト・タッカーなどが共演した作品。
軍を追放された元将校と因縁のある上官との確執を描く西部劇。
ウィリアム・キャグニーが、兄ジェームズ・キャグニーのために映画化権を手に入れたものの実現せず、その後エロール・フリンの出演も期待され、最終的に主演はレイ・ミランドになったという経緯がある。
軍を追放された元将校が第7騎兵隊に再入隊し、部隊を指揮する因縁がある上官との確執と共に、カスター将軍率いる部隊が”リトルビッグホーンの戦い”で全滅する事実もクライマックスで描かれた作品。
主人公と上官との争いは、2人が出会った女性との三角関係もあり解決することなく、結局は、上官が主人公を殺害しようとする事態にまでに発展する。
ディミトリ・ティオムキンの勇ましい音楽も印象に残る。
主演のレイ・ミランドは、因縁のある上官との対立と、共に惹かれる女性との関係に苦悩しながらも、勇ましく戦う兵士を熱演している。
主人公と知り合い惹かれ合うようになる美しい女性ヘレナ・カーター、主人公と対立する上官のヒュー・マーロウ、主人公と親しくなる二等兵のフォレスト・タッカー、主人公の旧友である上官マイルズ・モイラン大尉のバートン・マクレーン、その部下である軍曹ジェームズ・ミリカン、中尉のジョージ・リーヴス、酒場と宿の主人ガートルード・マイケル、軍のスカウト、スチュアート・ランドール、主人公の部下ウィリアム”ビル”フィリップス、砦の将校ヒュー・ボーモント、フレデリック・ベンティーン大尉のウォルター・コイ、アルフレッド・テリー将軍のチャールズ・エヴァンス、ジョージ・アームストロング・カスターのシェブ・ウーリーなどが共演している。