家族を殺され復讐を誓った男の戦いを描く、監督バッド・ベティカー、主演グレン・フォード、ジュリー・アダムス、チル・ウィルス、ヒュー・オブライエン他共演の西部劇。 |
・西部劇
■ スタッフ キャスト ■
監督:バッド・ベティカー
製作:アーロン・ローゼンバーグ
原作
ニーヴン・ブッシュ
オリヴァー・クロフォード
脚本
スティーヴ・フィッシャー
D・D・ボーチャンプ
撮影:ラッセル・メティ
編集:ヴァージル・W・フォーゲル
音楽:フランク・スキナー
出演
ジョン・ストラウド:グレン・フォード
ベス・アンダース:ジュリー・アダムス
ジョン・ゲージ:チル・ウィルス
ラマー中尉:ヒュー・オブライエン
ジェス・ウェイド:ビクター・ジョリー
ドーズ:ネヴィル・ブランド
キャビッシュ:ジョン・ダハイム
アンダース夫人:マイラ・マーシュ
ケイト・ラマー:ジーン・クーパー
カルロス:マーク・キャヴェル
メイプス:エドワード・ノリス
軍曹:ガイ・ウィリアムズ
ウィリアム・バレット・トラヴィス中佐:アーサー・スペース
ジム・ボウイ:スチュアート・ランドール
デイヴィー・クロケット:トレヴァー・バーデット
レブ:デニス・ウィーバー
市民:イーサン・レイドロー(クレジットなし)
パトリオット:ジャック・モワー(クレジットなし)
衛兵:スチュアート・ホイットマン(クレジットなし)
アメリカ 映画
配給 ユニバーサル・ピクチャーズ
1953年製作 79分
公開
北米:1953年8月21日
日本:1958年12月24日
北米興行収入 $1,150,000
■ ストーリー ■
1936年、テキサス。
サム・ヒューストン将軍は、メキシコの独裁者サンタ・アナがサンアントニオを占拠し、ウィリアム・バレット・トラヴィス中佐(アーサー・スペース)と200名弱の兵士が防衛のためにアラモ砦に入ったことで、出来る限り援護しようとする。
トラヴィスは、降伏を求めるメキシコ側の要求を拒み、激しい攻撃に耐え続ける。
兵士らの家族がいるオックス・ボウが、メキシコの攻撃を受けている可能性があるため、誰かがそれを確認しに行くことになる。
ヒューストンの援軍が望めないことを知ったトラヴィスは、兵士らにこの場に残ることを強要しなかった。
くじ引きの結果オックス・ボウに向かうことになったジョン・ストラウド(グレン・フォード)以外の兵士は、その場に残ることを決める。
ストラウドがこの場を離れる理由を知らない者たちは、彼を卑怯者呼ばわりする。
オックス・ボウに着いたストラウドは、自分の家も含めて、町は破壊されたことを知る。
ストラウドは、生存者である使用人の息子カルロス(マーク・キャヴェル)から、妻子が殺されたことを知らされる。
カルロスは、襲撃したのはメキシコ兵を装ったアメリカ人だということをストラウドに話す。
それが、悪党のジェス・ウェイド(ビクター・ジョリー)の一味だと確信したストラウドは、復讐を誓いフランクリンに向かうのだが・・・。
■ 解説 評価 感想 ■
西部劇を得意とするバッド・ベティカーが監督し、主演はグレン・フォード、ジュリー・アダムス、チル・ウィルス、ヒュー・オブライエンなどが共演した作品。
序盤で描かれる”アラモの戦い”がメインのテーマではない。
仲間の希望でアラモ砦から家族の安否を確認しに行った兵士が、戦場から逃げた卑怯者と非難されながらも、妻子を殺した一味に復讐を誓い戦う姿を描く西部劇。
アラモ砦陥落後に主人公が戦う相手はメキシコ軍ではなく、それを装った同胞の無法者だという展開が興味深く、主人公の勇気と戦う姿に人々の心が動かされ、すべてが解決するラストは感動的だ。
主演のグレン・フォードは、仲間の希望で戦場を離れ、それを知らない者たちに卑怯者呼ばわりされながらも、妻子を殺した悪党たちに復讐を果たす男を熱演している。
主人公に惹かれながら、その使用人の息子を預かる女性ジュリー・アダムス、町の代表者で新聞の発行人チル・ウィルス、主人公を脱走兵として扱う、アラモ砦から伝令として脱出した中尉ヒュー・オブライエン、主人公の妻子を殺した悪党ビクター・ジョリーのリーダー、その手下ネヴィル・ブランド、ジョン・ダハイム、ベス(ジュリー・アダムス)の母親マイラ・マーシュ、ラマー中尉(ヒュー・オブライエン)の妻ジーン・クーパー、主人公の使用人の息子マーク・キャヴェル、軍曹のガイ・ウィリアムズ、アラモ砦の指揮官ウィリアム・バレット・トラヴィス中佐役アーサー・スペース、彼と共に戦うジム・ボウイのスチュアート・ランドール、デイヴィー・クロケットのトレヴァー・バーデット、市民のイーサン・レイドロー、愛国者のジャック・モワー、衛兵のスチュアート・ホイットマン、他エドワード・ノリス、デニス・ウィーバーなどが共演している。