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スー族に育てられた白人青年が血統に対する忠誠心に苦悩する姿を描く、監督ジョージ・マーシャル、主演チャールトン・ヘストン、スーザン・モロー、ピーター・ハンセン他共演の西部劇。 |
・西部劇
■ スタッフ キャスト ■
監督：ジョージ・マーシャル
製作：メル・エプスタイン
原作：Ｌ・Ｌ・フォアマン”The Renegade”
脚本：シドニー・ボーム
撮影：ジョン・Ｆ・サイツ
編集：アーサー・Ｐ・シュミット
音楽：ポール・ソーテル
出演
ジム・エイハーンJr./ウォー・ボネット：チャールトン・ヘストン
タリー・ハザーソル：スーザン・モロー
ウェストン・ハザーソル中尉：ピーター・ハンセン
ルタ：ジョーン・テイラー
アーノルド・ヴォーガン大尉：リチャード・ロバー
ランニング・ドッグ：ドン・ポーター
アイアン・ブレスト：テッド・デ・コルシア
酋長イエロー・イーグル：イアン・マクドナルド
マーティン伍長：ミルバーン・ストーン
ペハンギ：アンジェラ・クラーク
ロング・マネ：マイケル・トラン
ロバート・エリス大佐：ハワード・ネグリー
ジム・エイハーンJr.（少年期）：オーリー・リンドグレン
アメリカ 映画
配給 パラマウント・ピクチャーズ
1952年製作 95分
公開
北米：1952年9月
日本：1954年6月22日
■ ストーリー ■
1868年。
11歳の少年ジム・エイハーンJr.（オーリー・リンドグレン）は、クロウ族による幌馬車隊の襲撃の唯一の生存者だった。
白人と協定を結んでいたスー族がジムを救出し、酋長イエロー・イーグル（イアン・マクドナルド）は、彼を育ててウォー・ボネットと名付ける。
時は流れ、ウォー・ボネット/ジム（チャールトン・ヘストン）は、妹のルタ（ジョーン・テイラー）やロング・マネ（マイケル・トラン）と共に成長した。
ジムは、ルタが自分に惹かれていることに気づいていなかった。
白人が協定を破ったという噂が流れ、ウォー・ボネットには、部族と白人の血統に対する忠誠心が問われる。
イエロー・イーグルは、戦争になった場合は、ウォー・ボネットが自分側につくことを願う。
各部族が集まった集会が開かれ、白人側の真意を探るために、ウォー・ボネットがデュエイン砦に派遣されることになる。
1人で旅立ったウォー・ボネットは、クロウ族の襲撃に遭うウェストン・ハザーソル中尉（ピーター・ハンセン）の部隊に加勢して敵を倒す。
ウェストンに感謝されたウォー・ボネットは、白人名の”ジム・エイハーン”を名乗り、馬を売るために砦に向かう途中だったことを伝える。
砦の司令官ロバート・エリス大佐（ハワード・ネグリー）と副官のアーノルド・ヴォーガン大尉（リチャード・ロバー）に会ったジムは、政府の命令なく部隊が行動を起こさないことを知る。
ジムは、ウェストンと妹のタリー（スーザン・モロー）の世話になることになる。
ジムは、自分を野蛮人呼ばわりするヴォーガンと揉めるが、タリーとウェストンがそれを制止する。
冷静になったジムは、自分を白人として考え接するタリーとウェストンと親交を深めるのだが・・・。
■ 解説 評価 感想 ■
1949年に発表された、Ｌ・Ｌ・フォアマンの小説”The Renegade”を基に製作された作品。
「砂塵」（1939）のジョージ・マーシャルが監督し、主演はチャールトン・ヘストン、スーザン・モロー、ピーター・ハンセンなどが共演した作品。
スー族に育てられた白人青年が血統に対する忠誠心に苦悩する姿を描く西部劇。
物語は平凡ではあるが、先住民に育てられた白人青年が、双方の立場を考えて苦悩する姿が切実に描かれている。
先住民の部族間の戦いや、騎兵隊との戦闘シーンなどは見応えある。
主演のチャールトン・ヘストンは、先住民に育てられた白人という立場で、様々な問題に対処する青年を熱演している。
主人公に惹かれる騎兵隊将校の妹スーザン・モロー、その兄で、主人公と親交を深める中尉ピーター・ハンセン、部族での主人公の妹で兄に惹かれるジョーン・テイラー、主人公を嫌う大尉のリチャード・ロバー、部族長のドン・ポーターとテッド・デ・コルシア、酋長のイアン・マクドナルド、伍長のミルバーン・ストーン、主人公の育ての母アンジェラ・クラーク、主人公と共に育ったスー族の戦士マイケル・トラン、砦の司令官ハワード・ネグリー、主人公の少年期オーリー・リンドグレンなどが共演している。
