強盗団に入った恩人の息子を救い出そうとするカウボーイの戦いを描く、監督マック・V・ライト、主演ジョン・ウェイン、ヘンリー・B・ウォルソール、シャーリー・パーマー、J.P.マクゴーワン、ポール・フィックス他共演の西部劇。 |
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■ スタッフ キャスト ■
監督:マック・V・ライト
製作:レオン・シュレシンジャー
原作:ウィル・レヴィントン・コンフォート”Somewhere South”
脚本:ジョセフ・アンソニー・ローチ
撮影:テッド・D・マッコード
編集:ウィリアム・クレメンス
音楽:レオ・F・フォルブスタイン
出演
ジョン・ビショップ:ジョン・ウェイン
ボブ・リードリー:ヘンリー・B・ウォルソール
メアリー・バートン:シャーリー・パーマー
モンテ・ブラック:J.P.マクゴーワン
バート・リードリー:ポール・フィックス
ケリー・バートン:ラルフ・ルイス
ライリー:フランク・ライス
ショーティ:ビリー・フランニー
アメリカ 映画
配給 Vitagraph, Inc.
1933年製作 59分
公開
北米:1933年5月27日
日本:1933年
■ ストーリー ■
メアリー・バートン(シャーリー・パーマー)と友人のパッツィ・エリスは、知人であるボブ・リードリー(ヘンリー・B・ウォルソール)の牧場に車で到着する。
リードリーは、信頼する若者でカウボーイのジョン・ビショップ(ジョン・ウェイン)に、メアリーとパッツィを紹介する。
ロデオ大会が開かれ、それに参加するジョンは、メアリーとパッツィを誘う。
駅馬車競争が始まり、ジョンは、ライバルの馬車が壊れたことで工作を疑われ、保安官に逮捕されてしまう。
リードリーは、カウボーイのライリー(フランク・ライス)とショーティ(ビリー・フランニー)と共に、留置場からジョンを助け出す。
自分は無実だったために裁判を受けるつもりだったジョンは、リードリーに助けた理由を尋ねる。
リードリーは、ソノラの悪党モンテ・ブラック(J.P.マクゴーワン)率いる、生きては戻れないと言われる強盗団に入ったと噂される息子バート(ポール・フィックス)を救い出してほしいことをジョンに伝える。
ジョンは、恩人であるリードリーの要望を聞き入れ、バートを捜すためにソノラに向かうのだが・・・。
■ 解説 評価 感想 ■
1925年に発表された、ウィル・レヴィントン・コンフォートの小説”Somewhere South”を基に製作された作品。
サイレント時代に俳優として活躍したマック・V・ライトが監督し、主演はジョン・ウェイン、ヘンリー・B・ウォルソール、シャーリー・パーマー、J.P.マクゴーワン、ポール・フィックスなどが共演した作品。
強盗団に入った恩人の息子を救い出そうとするカウボーイの戦いを描く西部劇。
西部劇とは言っても19世紀が舞台ではなく、1930年代の車なども登場し、牧場に雇われ、ロデオにも出場するカウボーイが主人公の現代劇である。
映像の状態もよく、当時ジョン・ウェインが出演していた超B級西部劇より内容などは質がいいのだが、乗馬のアクションなどがやや控えめなのは残念。
主演の若々しいジョン・ウェインは、恩人のために強盗団に入った息子を助け出そうとする男を熱演している。
主人公の雇い主で、息子の救出を頼む牧場主ヘンリー・B・ウォルソール、その知人で、主人公と惹かれ合うようになる女性シャーリー・パーマー、強盗団のリーダー、J.P.マクゴーワン、その一員となった牧場主の息子ポール・フィックス、メアリー(シャーリー・パーマー)の父親ラルフ・ルイス、主人公の同僚であるカウボーイを愉快に演ずるフランク・ライスとビリー・フランニーなどが共演している。