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銃の後に立つ男 The Man Behind the Gun (1953)

ある陰謀を捜査する潜入捜査官の活躍を描く、監督フェリックス・E・フェイスト、主演ランドルフ・スコットパトリス・ワイモアディック・ウェッソンフィリップ・キャリー他共演の西部劇。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


西部劇


スタッフ キャスト
監督:フェリックス・E・フェイスト
製作:ロバート・シスク
原作:ロバート・バックナー
脚本:ジョン・ツイスト
撮影:バート・グレノン
編集:オーウェン・マークス
音楽:デヴィッド・バトルフ

出演
ランサム・カリカット少佐/リック・ブライス:ランドルフ・スコット
ローラ・ロバーツ:パトリス・ワイモア
”モンク”ウォーカー:ディック・ウェッソン
ロイ・ジャイルズ大尉:フィリップ・キャリー
チョーナ・デグノン:リナ・ロメイ
マーク・シェンドル議員:ロイ・ロバーツ
ブラム・クリーガン:モリス・アンクラム
フィービー・シェルドン:キャサリン・ウォーレン
オラフ・スウェンソン:アラン・ヘイルJr.
バックリー:ダグラス・フォーリー
ヴィック・スートロ:トニー・カルーソ
カンザス・コリンズ:クランシー・クーパー
ホアキン・ムリエッタロバート・カバル

アメリカ 映画
配給 ワーナー・ブラザーズ
1953年製作 82分
公開
北米:1953年1月31日
日本:1953年8月1日
北米興行収入 $2,000,000


ストーリー
1850年代、カリフォルニア州、サンペドロ
潜入捜査官のランサム・カリカット少佐(ランドルフ・スコット)は、”モンク”ウォーカー(ディック・ウェッソン)とオラフ・スウェンソン(アラン・ヘイルJr.)と共に行動していた。
カリカットは、”リック・ブライス”と名を変えて、モンクとオラフと共に駅馬車に乗りロサンゼルスに向かう。
駅馬車には、マーク・シェンドル議員(ロイ・ロバーツ)、彼を嫌う南カリフォルニアの独立派で実業家のブラム・クリーガン(モリス・アンクラム)、学校教師のローラ・ロバーツ(パトリス・ワイモア)、そして悪名高き盗賊のヴィック・スートロ(トニー・カルーソ)が乗っていた。
隙を見てスートロの銃の弾を抜き取ったカリカットは、馬車を止めさせる。
カリカットらは、スートロと手下で御者のカンザス・コリンズ(クランシー・クーパー)を捕え、2人を迎えに来たホアキン・ムリエッタロバート・カバル)は見逃す。
ロサンゼルスに着いたカリカットは、スートロを陸軍大尉のロイ・ジャイルズ(フィリップ・キャリー)に引き渡す。
婚約者のローラとの再会を喜ぶジャイルズは、カリカットを知っていたために、ブライスを名乗り教師だと言う彼を牽制する。
スートロをわざと逃がしたジャイルズは、カリカットがどう反応するか確かめる。
カリカットは、銃がまともに使えないように見せかけるが、ローラがスートロに銃を向ける。
スートロは連行され、カリカットは、人々の前で自分を試したジャイルズを非難する。
その後カリカットは、シェルドンの家に滞在するローラに会いに行き、スートロのことで彼女に礼を言い、数週間後には旅立つことを伝える。
ジャイルズ同様、カリカットが単なる教師か疑うローラは、シェルドンの調査で、バックリー(ダグラス・フォーリー)が経営するクラブに無法者たちが集まり、革命を起こそうとしていることをカリカットに話す。
その夜カリカットは、モンクと共にクラブに向かい、ステージに上がった歌手チョーナ・デグノン(リナ・ロメイ)の歌を聴く。
現れたオラフは、地下に向かったモンクの準備が出来たことをカリカットに伝える。
地下室の上では力自慢大会が催され、オラフは、地下のカリカットとモンクの助けで巨大な石を持ち上げる。
その時、シェルドンがクリーガンに射殺される。
オラフは賞金の500ドルを受け取り去ろうとするが。床が抜けて地下室に落ちる。
シェルドンがクーリガンに殺されたことを知ったカリカットは、その場に隠されていた銃や火薬を発見する。
モンクとオラフは捕らえられるが、その場から逃げたカリカットは、陰謀を探るために捜査を始めるのだが・・・。


解説 評価 感想
1930年代から活躍するフェリックス・E・フェイストが監督し、主演はランドルフ・スコットパトリス・ワイモアディック・ウェッソンフィリップ・キャリーなどが共演した作品。

ある陰謀を捜査する潜入捜査官の活躍を描く西部劇。

南北戦争前の1850年代を舞台にした物語で、奴隷制廃止に反対する独立派の行動を隠れ蓑に、水の利権を手に入れようとする陰謀などが描かれ、西部劇ではあるが、潜入捜査官が活躍するスパイ劇とも言える内容は注目だ。

主演のランドルフ・スコットは、陰謀を捜査する潜入捜査官を、随所で見せるユーモアをまじえた演技で熱演している。

主人公に協力し惹かれ合うようになる学校教師のパトリス・ワイモア、主人公の仲間を愉快に演ずるディック・ウェッソン、当初は主人公を疑うものの、協力して捜査を進める陸軍大尉のフィリップ・キャリー、陰謀に加担するクラブ歌手のリナ・ロメイ、陰謀の黒幕だった上院議員のロイ・ロバーツ、その妹キャサリン・ウォーレン、陰謀の犠牲者となる南カリフォルニアの独立派で実業家のモリス・アンクラム、主人公の仲間アラン・ヘイルJr.、陰謀に加担するクラブの経営者ダグラス・フォーリー、盗賊のトニー・カルーソ、その手下クランシー・クーパー、同じくその手下で、見逃してくれた主人公に協力するホアキン・ムリエッタロバート・カバルなどが共演している。


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