イギリス領インド帝国最後の総督として主権譲渡のために赴任したルイス・マウントバッテン卿と家族の苦難の日々を描く、製作、監督、脚本グリンダ・チャーダ、主演ヒュー・ボネヴィル、ジリアン・アンダーソン、マニシュ・ダヤル、フマー・クレイシー、マイケル・ガンボン他共演の歴史ドラマ。 |
■ スタッフ キャスト ■
監督:グリンダ・チャーダ
製作
ディーパック・ナヤール
グリンダ・チャーダ
ポール・マエダ・バージェス
製作総指揮
キャメロン・マクラッケン
クリスティーン・ランガン
ナターシャ・ワートン
ティム・オシェイ
シバシシュ・サルカール
原作
”Freedom at Midnight”
ラリー・コリンズ
ドミニク・ラピエール
”The Shadow of the Great Game: The Untold Story of Partition”
ナレンドラ・シン・サリラ
脚本
ポール・マエダ・バージェス
グリンダ・チャーダ
モイラ・バフィーニ
撮影:ベン・スミサード
編集
ヴィクトリア・ボイデル
ヴァレリオ・ボネッリ
音楽:A・R・ラフマーン
出演
ルイス・マウントバッテン:ヒュー・ボネヴィル
エドウィナ・マウントバッテン:ジリアン・アンダーソン
ジート・クマール:マニシュ・ダヤル
アーリア・ヌール:フマー・クレイシー
ヘイスティングス・イスメイ:マイケル・ガンボン
アリ・ラヒム・ヌール:オム・プリ
エワート:デヴィッド・ヘイマン
シリル・ラドクリフ:サイモン・キャロウ
ムハンマド・アリー・ジンナー:デンジル・スミス
マハトマ・ガンディー:ニーラジ・カビ
ジャワハルラール・ネルー:タンヴィール・ガニー
パメラ・マウントバッテン:リリー・トラヴァース
ドゥリープ・シン:ジャズ・ディオール
アシフ:アルノデイ・シン
リーディング:ロベルタ・タイラー
グプタ:ダルシャン・ジャリワラ
ファルーク:トリシャーン
ラム・ラル・チャンドラ料理長:ラジェンドラナート・ズーチー
サイード・ムハンマド・アーシャン:ラジャ・サマル
スニタ:サラーフ=ジェーン・ディアス
モーシン:サムラット・チャクラバルティ
サンジット:ヒリーデイ・マルホトラ
アーチボルド・ウェーヴェル:サイモン・ウィリアムズ
ウェーヴェル夫人:ルーシー・フレミング
ヘンリー・F・グレイディ:ノア・ザイラー
エヴァン・マレディス・ジェンキンス:ロビン・ソアンズ
フレデリック・バロウズ:テレンス・ハーヴェイ
オラフ・カークパトリック・カロエ:ニコラス・ブレイン
”サルダール”ヴァラーブバイ・パテル:ユスフ・クーラム
イギリス 映画
配給
20世紀FOX
リライアンス・エンターテインメント
2017年製作 106分
公開
イギリス:2017年3月3日
北米:2017年9月1日
日本:2018年8月11日
北米興行収入 $1,105,720
世界 $11,868,220
*詳細な内容、結末が記載されています。
■ ストーリー ■
1947年、イギリス領インド帝国、デリー。
3世紀に渡るイギリスの支配が終わり、主権譲渡のために新総督が任命された。
総督府。
新人のジート・クマール(マニシュ・ダヤル)は、友人ドゥリープ・シン(ジャズ・ディオール)の紹介で責任者のエワート(デヴィッド・ヘイマン)に会い、グプタ(ダルシャン・ジャリワラ)の下で総督付きの使用人として採用される。
アーリア・ヌール(フマー・クレイシー)は、総督令嬢の付き人になることを上司リーディング(ロベルタ・タイラー)から命ぜられ、事務職にこだわるものの従うしかなかった。
かつて恋人同士だったアーリアと出くわしたジートは、彼女と話すことができなかった。
ドゥリープは、ヒンドゥー教徒のジートが、ムスリムのアーリアのことを気にすることが理解できなかった。
2年間、警官だったことをグプタに話したジートは、刑務所に配属された際、指導者を監禁することが辛くなり辞職したと伝える。
ジートは、インドが必ず独自で自由を勝ち取れる国になれると信じていた。
ヴィクトリア女王の曾孫である新総督ルイス・マウントバッテン卿(ヒュー・ボネヴィル)は、妻エドウィナ(ジリアン・アンダーソン)と娘のパメラ(リリー・トラヴァース)と共に総督府に到着する。
...全てを見る(結末あり)
*(簡略ストー リー)
1947年、イギリス領インド帝国、デリー。
ヴィクトリア女王の曾孫である新総督ルイス・マウントバッテン卿は、妻エドウィナ(ジリアン・アンダーソン)と娘のパメラ(リリー・トラヴァース)と共に総督府に到着する。
イギリスの支配が終わり、主権譲渡のために赴任したマウントバッテンは、分離独立を主張する”全インド・ムスリム連盟”の指導者ジンナーと”インド国民会議”議長ネルーとの協議に入る。
総督付の使用人となったヒンドゥー教徒の青年ジートは、同じく総督夫人と令嬢の付き人に任命された、かつて恋仲であるムスリムのアーリアのことが忘れられなかった・・・。
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1975年に発表された、ラリー・コリンズとドミニク・ラピエールの著書”Freedom at Midnight”とナレンドラ・シン・サリラの”The Shadow of the Great Game: The Untold Story of Partition”を基に製作された作品。
エンディングで紹介される、”インド・パキスタン分離独立”の際に難民となった家族の孫であるグリンダ・チャーダが、製作と脚本を兼ねて監督した作品。
イギリス領インド帝国最後の総督として、主権譲渡及び”インド・パキスタン分離独立”のために尽力した、ルイス・マウントバッテン卿とその家族の苦難の日々を描く歴史ドラマ。
主人公である総督家族に仕える使用人の男女の恋にも重点が置かれ、また、ヒンドゥー教徒とイスラム教徒の対立問題を抱えながら独立に至るインドの混乱がリアルに描かれている。
支配者的な偏見を持たず、使用人や人々に接するマウントバッテンと家族の人間性などの描写も興味深い。
当時の総督府である、現在の大統領官邸”ラシュトラパティ・バワン”で行われたロケも必見だ。
混乱する国内情勢の中、インド独立のために奔走する総督ルイス・マウントバッテン卿を演ずるヒュー・ボネヴィル、夫と共に積極的に活動するエドウィナ・マウントバッテンのジリアン・アンダーソン、その使用人である青年マニシュ・ダヤル、異教徒である彼との愛を再燃させるフマー・クレイシー、その盲目の父親オム・プリ、主人公の参謀ヘイスティングス・イスメイのマイケル・ガンボン、総督府の責任者デヴィッド・ヘイマン、国境線を引く重責を担う弁護士シリル・ラドクリフのサイモン・キャロウ、”全インド・ムスリム連盟”の指導者ムハンマド・アリー・ジンナーのデンジル・スミス、マハトマ・ガンディーのニーラジ・カビ、”インド国民会議”議長ジャワハルラール・ネルーのタンヴィール・ガニー、主人公の娘パメラ・マウントバッテンのリリー・トラヴァース、ジート(マニシュ・ダヤル)の親友である同僚ジャズ・ディオール、アーリア(フマー・クレイシー)の婚約者アルノデイ・シン、アーリアの上司ロベルタ・タイラー、ジートの上司ダルシャン・ジャリワラ、その息子ヒリーデイ・マルホトラ、総督府の料理長ラジェンドラナート・ズーチー、後にの東パキスタン総督となる提督サイード・ムハンマド・アーシャンのラジャ・サマル、アーリアの同僚である友人サラーフ=ジェーン・ディアス、ジートと対立する使用人サムラット・チャクラバルティ、前任総督アーチボルド・ウェーヴェルのサイモン・ウィリアムズ、その妻ルーシー・フレミング、アメリカ大使ヘンリー・F・グレイディのノア・ザイラー、植民地大臣エヴァン・マレディス・ジェンキンスのロビン・ソアンズ、ベンガル総督フレデリック・バロウズのテレンス・ハーヴェイ、行政官オラフ・カークパトリック・カロエのニコラス・ブレイン、インドの副首相となる”サルダール”ヴァラーブバイ・パテルのユスフ・クーラムなどが共演している。