それを断ったジョエルだったが、しつこく誘うネイサンを迷惑に思いながら家に向い、ガレージまでついてきた彼の話だけ聞いて帰ってもらう。
妻スージー(クリステン・ウィグ)にネイサンに捕まったことを伝えたジョエルは、彼の妻は更にしつこいのでうんざりすると彼女から言われる。
スージーを寝室に誘ったジョエルだったが、彼女から疲れていると言われてしまう。
親友ディーン(ベン・アフレック)のバーに向かったジョエルは、欲求不満だと言って愚痴をこぼす。
シンディは、奪ったギターを質屋に持参し、買い取ってもらう。
翌日、”ゼネラル・ミルズ”からの買収の件をブライアンと話し合ったジョエルは、そろそろビジネスから手を引く頃だとも考え、交渉を進めるよう指示する。
行員のメアリー(ベス・グラント)は、新人のヘクター(ハビエル・グティエレス)らが仕事に慣れていないのをサボっていると決めつけて、自分達も作業を止めてしまう。
それが原因でベルトコンベアーの商品が落下し、作業員が液体を踏んで滑り、リフトを運転していたローリー(T・J・ミラー)がそれを避けようとして事故を起こしてしまう。
ドン”ステップ”ウィルキンス(クリフトン・コリンズJr.)が怪我をして、救急ヘリコプターで病院に運ばれる。
ステップが睾丸の片方を失ったことを、ばーでディーンに話したジョエルは、スージーが相手をしてくれないセックスレスの悩みを伝える。
新聞で事故のことを知ったシンディは、ステップが100万ドルの補償金を受け取ることを知り、彼に連絡が取れないためレイノルズ・エキストラクトに向かう。
買収相手が事故のことを気にしているとブライアンから知らされたジョエルは、退院するステップは幸い訴える気はないようだと言われる。
臨時社員で採用されたシンディは、ジョエルと話をしながら、名刺ケースにあったステップの住所を知る。
そこに現れたディーンは、魅力的なシンディに挨拶して、彼女が去った後、あんな子が臨時で勤めたいというのはおかしいとジョエルに伝える。
シンディが自分に気があるらしいというジョエルに、立場的に女なら誰でも落とせるはずなので、彼女も狙えると言って煽る。
その時、バッグを盗まれたと言うメアリーが、ヘクターが犯人だと決めつけて騒ぎ始める。
ブライアンがメアリーを落ち着かせてヘクターから話を聞き、ジョエルは、ヘクターを疑う理由をメアリーに尋ねる。
それを盗んだのはシンディで、仕事を終え、バッグの財布から現金を抜き取った彼女は、ステップの家に向かう。
車でスーパーマーケットに向かったステップの後をつけて、レジを先に譲ってもらったシンディは、同じ工場で働いていると言って彼に自己紹介する。
帰宅したジョエルは、兄妹のようなスージーとの関係にうんざりして、バーに向い、シンディのことが頭から離れないことをディーンに話す。
シンディからライブに誘われたもののスージーを裏切れないと言うジョエルは、妻が浮気していたらどうするとディーンに訊かれて、そうだとしても気にしないと答える。
スージーが誘惑されてもいいが、自分は我慢するのかとディーンから言われたジョエルは、男を雇って彼女を誘惑させるべきだと助言され、安定剤を飲まされる。
ステップと話をしたシンディは、事故の再発を防ぐためにも会社を訴えるべきだと言って、弁護士のジョー・アドラー(ジーン・シモンズ)も雇ったと伝える。
シンディに感謝したステップは彼女に迫るが、興奮は控えるようにと医師から言われたはずだと言われて我慢する。
馬用の鎮静剤を飲ませてしまったと言うディーンは、朦朧とするジョエルに、スージーの相手をするブラッド・チャベス(ダスティン・ミリガン)を呼ぶことを伝える。
現れたブラッドに、ジョエルの家に向い、プール掃除だと言ってスージーを誘惑し、相手にされなければ掃除だけして帰るようにとディーンは指示する。
喜んでそれを引き受けたブラッドが頼りないため、任せて大丈夫かジョエルは不安になる。
翌日、出社したジョエルは気が変わり、ディーンに電話をして、ブラッドに中止するよう伝えることを指示する。
連絡がつかないと言われたジョエルは、家に先回りしようとする。
ブライアンからステップの話をされるものの、家に向かおうとしたジョエルは、ブラッドからの電話を受けて任務完了だと言われる。
スージーとのことを説明されたジョエルは苛立ち、また頼まれてもいいと言うブラッドにそれを断り電話を切る。
自宅に向かったジョエルはネイサンに捕まってしまい、先日話したパーティーの券を買っておいたと言われる。
断ったはずだと伝えたジョエルは、それ以上ネイサンの話を聞こうとせずに家に向かう。
スージーと食事をしたジョエルは、旅行を提案されるものの、心穏やかでない彼はまともに話そうとしない。
翌日、ローリーは、会社が買収される話をメアリーとする。
ステップが和解に応じない考えの変わったことをブライアンから知らされたジョエルは、この件が解決しなければ、買収の話は進まないと言われる。
そのうちステップの気が変わると言って、ジョエルは心配しない。
家に向かうジョエルは再びネイサンに呼び止められ、今日、来ていたプール掃除を紹介してほしいと言われる。
昨日ではなく今日だと言うことを確認したジョエルは、ブラッドに電話をしてそれを確かめ、今日の分はタダでいいと言われる。
金は払うが、今後、家に近づいたら許さないと言って、ジョエルはブラッドを脅す。
機嫌が悪いジョエルは、スージーからピザでも食べに行きたいと誘われるものの、従業員のライブがあると言って出かける。
ローリーのバンドの演奏を聴いたジョエルは、耐えがたい音楽だったためにディーンのバーに向かう。
スージーのことでショックを受けたジョエルはディーンに慰められ、ストレス解消と心を癒すために、マリファナを吸うことを勧められる。
売人のウィリー(マット・シュルツ)の家に向かったジョエルは、マリファナを吸ってシンディに電話をかけるようにとディーンから言われる。
シンディが話し中だったために電話を切ったジョエルだったが、ウィリーは、その番号が自分の家だと気づく。
そこにシンディが現れたためジョエルは驚き、騒ぎが起きる前にディーンはその場を去る。
自分の女をものにしようとしていたことを知ったウィリーは、ジョエルを殴る。
帰宅したジョエルの顔のアザを見て驚くスージーだったが、心配ないと言われる。
翌日、ステップが、派手に宣伝している弁護士アドラーを雇ったらしいとブライアンから言われたジョエルは、シンディが辞めると言われる。
シンディがステップと付き合っているとブライアンから言われたジョエルは、あることが閃く。
従業員の財布とバッグを盗んだためヘクターを解雇するつもりのブライアンに、ジョエルはその必要はないと伝える。
早退して帰宅しようとしたジョエルは、家に向かうブラッドに気づき車を止める。
再び現れたら警察に通報するとジョエルから言われたブラッドは、自分とスージーは愛し合っていると伝える。
それを信じないジョエルは、金で雇われた男だとスージーにバラすと言ってその場を去る。
帰宅したジョエルは、スージーにブライアンのことを訊き、汚れているプールを見ながら、彼をクビにすると伝えて出かける。
ステップの家を訪ねたジョエルは歓迎され、兄のフィル(ブレント・ブリスコー)を紹介される。
シンディと付き合っていることをステップに確認したジョエルは、訴訟が終わった後で結婚する気だと言われたため、彼女には気を付けるようにと忠告する。
多額の賠償金が入った場合は注意するようステップに伝えたジョエルは、訴訟を起こせば会社は倒産して従業員は失業し、多くの者を敵に回すことになると話す。
心配いらないとジョエルに伝えたステップは、誰も何も言わせないと答える。
その頃スージーは、現れたブラッドに、関係を終れせると言って説得する。
翌日、ジョエルとブライアンは、アドラーを迎えて協議することになり、ローリーは、それを買収交渉だと考え、株の分配を求めてストライキを起こすべきだと同僚のジム(マイク・ジャッジ)は意見する。
ストが収まるまで買収は進まず、ジョエルは要求を受け入れるはずだと言われたローリーは、その気になる。
アドラーから示談金を提示されたジョエルはその金額に驚き、支払いは無理だと伝えるが、工場や設備を売却するよう提案される。
それを拒むジョエルに、ステップと同じ思いをして睾丸を差し出せば許すと言って、アドラーは脅しをかける。
買収交渉が進んでいると考えたローリーらは、失業を恐れて行動を起こす。
馬鹿げた話だと考え、その場を去ろうとしたジョエルは、買収の分け前がほしいとローリーから言われて、会社全てを従業員に渡すと伝える。
その代わり、弁護士と交渉して後処理をするようにと言い残したジョエルは、工場を去る。
どうなったのか理解できないローリーは、従業員と共に仕事に戻る。
自宅にいたジェルは、戻ってきたスージーとブラッドのことを話し、自分がジゴロとして雇ったことを伝える。
驚くスージーから理由を訊かれたジョエルは、浮気してくれれば、自分も気兼ねなく浮気できると思ったからだと答える。
信じられないと言うスージーが、数日で15回もブラッドと愛し合っていたことを知ったジョエルは呆れて、自分は浮気をしなかったと伝える。
出ていくと言うスージーを引き止めたジョエルだったが、ネイサンが現れたためにうんざりして、自分が去ると彼女に伝えて荷物をまとめて家を出る。
モーテルに向かったジョエルは、シンディを見かけたために彼女の部屋に向かう。
シンディに迎えられたジョエルは、ウィリーのことを謝罪されながらメアリーのバッグに気づき、それを問い質すものの、自分のバッグだと言われる。
嘘だと言ってステップのことを話すジョエルは、彼に訴訟を起こさせたことを確かめ、自分の築いた会社が奪われることをシンディに伝える。
バッグを持ち帰ると言うジョエルは、自分の物なら警察に届ければいいとシンディに伝えてその場を去ろうとする。
自分が通報すると言うジョエルに、保護観察中なので逮捕されたら刑務所行きだと伝えたシンディは、ステップから手を引くことを約束する。
ステップが訴訟をやめなかった場合は、バッグの件を届け出てもいいとシンディから言われたジョエルは、他の従業員から盗んだ物も返すことを約束される。
泣き出したシンディを慰めたジョエルは、彼女に迫られて愛し合ってしまう。
翌朝、シンディがいないことに気づいたジョエルは焦るが、バッグなどは置いてあった。
出社したジョエルはメアリーにバッグを渡し、犯人はシンディだと伝える。
ヘクターを嫌うメアリーは、彼を庇うジョエルが、シンディを犯人にしていると考える。
シンディに車を貸したステップは、盗まれたとのだとフィルから言われるが、それを否定する。
会社に向いジョエルと話したステップは、アドラーにはうんざりしているので、会社に戻りたいことを伝える。
訴訟をやめるようにと言われたステップは、そうしても会社は買収されてしまうと伝え、働かせてもらえるか分からないと不安を語る。
心配いらないと言うジョエルは、大切にしたい会社のことや、最近あった様々なことを話す。
訴訟をやめてくれれば買収の件もなしにするとジョエルから言われたステップは、保険金は払うことを約束してもらい、それを承知する。
ステップを主任にする条件を受け入れたジョエルは工場に向い、ラインを止めさせて、会社は売らないことを社員に伝える。
更に、ステップが主任になることも伝えたジュエルは、何かあったら気兼ねなく自分に話してほしいと社員に伝えて仕事を再開させる。
バーにいたジョエルは、現れたブラッドから、スージーとは二度と会わないと言われる。
スージーに愛されて幸せな男だと言われたジョエルは、謝罪するブラッドを許す。
芝刈りのバイトやジゴロをやめたので、工場で働きたいとブラッドから言われたジョエルは、断ろうとするものの、とりあえず事務所に来て応募用紙に記入するよう伝える。
その様子を見ていたディーンは、大変な目に遭ったのは自分のせいかも知れないとジョエルに伝え、その通りだと言われながら彼を励ます。
プールを掃除していたスージーは、現れたネイサンからパーティー券の代金を請求され、行かないと言って断る。
ネイサンが納得しないことに腹を立てたスージーは、史上最悪で迷惑な隣人だと言って怒鳴る。
ショックを受けたネイサンは気を失ってしまい、そのまま息を引き取る。
ネイサンの葬儀が行われ、ジョエルと話したスージーは、自分が怒鳴ったせいで彼が倒れたことを話す。
偶然だと言われるものの、スージーは罪の意識を感じ、ネイサンの妻とパーティーに出席することをジョエルに伝え、彼も行くことを知る。
浮気したかった相手シンディのことを訊かれたジョエルは、流れ者の犯罪者だとスージーに伝える。
ブラッドを工場で雇ったことをスージーに伝えたジョエルは、彼が気の毒に思えたと話す。
それに同意するスージーとパーティーで会う約束をしたジョエルは、一緒に行かないかと彼女を誘う。
そうすることにしたスージーと車に向かいながら、棺の中の静かなネイサンはのことを話したジョエルは、あんな彼は初めてだと語る。
こんなに参列者が多いとは思わなかったと言って、スージーとジョエルは驚いた様子で車に乗る。
タバコを買いに行ったシンディに電話をしたアドラーだったが、留守電のメッセージを聴いて、どこまで行ったのかと考える。
ホテルをチェックアウトしたアドラーは、ステップのトラックのキーを渡され、シンディに騙されたことに気づく。
アドラーのポルシェを奪ったシンディは、颯爽とハイウェイを走り去る。